キングダムのネタバレ最新607話&感想!有利な戦中の王翦の意外な行動!!
奇策で趙軍を翻弄する王翦将軍。
とうとう李朴を追い詰めたとき、王翦がとった行動は周りを驚かせた・・・。
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この記事では「キングダム」の607話(週刊ヤングジャンプ2019年32号7月11日発売)のネタバレと感想をお届けさせて頂きます。
どうぞお付き合いください。
では早速、見ていくことにしましょう!
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「606話:【起こり】王翦と李牧の戦術合戦!」
Ver.1:有利な戦中の王翦の意外な行動!
“起こり”をみつけられず、戦術戦に切り替えたものの、逆に返し技で敗れ続けている趙軍。
戦は王翦率いる秦軍本陣に傾いたかのように思われた。
ここで王翦は意外な一言を発する。
「今すぐ乱戦を解け」
「え!?」
「面倒だ。
まとめて一気に決着をつける」
雷伯軍と戦っていたはずの王翦軍が、隣の田里弥軍と合流したことにより、戦場は混沌とした状況になった。
さらに倉央がこれに反応し、自らの軍までこの混戦に投じたことにより、さらに場は混乱した。
しかし、王翦にとってはこの混沌ですら混沌ではないということが、王翦の部下達にはわかっていた。
やがて王翦の指示が届き始める。
大混戦の中、戦いながら、陣を作り上げていくのは簡単なことでなかったが、みるみるうちに陣形ができていった。
あとは王翦が最後尾に入れば、赤大鶴の陣は完成する。
しかしそのとき、混戦の最前線、いくつもの死体が転がる中、前に出る一騎があった。
王翦である。
そしてなんと、その場に李朴も躍り出たのである。
あわや一騎打ちかと思われる状況に、何かあったときには助けに飛び出そうと、両軍が殺気だった。
秦軍の兵糧が底をついているのを知っている李朴は、兵たちの命を保証することを条件に、王翦に降参を勧める。
しかし王翦は言い返した。
「まもなく鄴は落ちる。」
「落ちませんよ。」
李朴は言った。
鄴とは趙の喉元を守る盾である。
趙の百六十年の歴史を守り続けてきた鄴を落とすことは決して軽くない。
「下らんな。
歴史の重みで国が救われるものではない。
上に立つ者共が馬鹿の集団であれば、それだけで国は亡ぶ。」
今の趙王は愚かな王であった。
もし秦軍が王都圏に入ったとき、王都邯鄲の大軍が動けば秦軍に勝ち目はなかった。
だが趙王はそれをしなかったのである。
「今の趙国で唯一の重しとなっているのは李朴、お前だ。
お前が消えさえすれば、間違いなく趙は一瞬で亡ぶ」
王翦は李朴に問いかける。
命を懸けた戦いが正当に評価されず、むなしくないのか、と。
「私と一緒に来い、李朴。
お前が私と組み、力を貸すなら、二人で全く新しい、最強の国を作ることができる。」
・・・
やはり戦況は秦軍に傾き始めましたね。
王翦が一見奇襲にも見えるような行動にでても、王翦の才能を信じ指示を待つ部下たち。
王翦と部下たちの信頼関係、かっこいいなって思います。
それにしても最後の王翦の言葉にはびっくりです。
秦の中華統一のための総大将なのに、新しい国・・・??
まさか敵である李朴を勧誘するなんて。
実は王翦は、人並外れた能力の持ち主ではあるものの、その危険思想が故に今まで日の当たる役職にはつかせてもらえなかった人物でもあります。
もしかしてこんなに有利な状況で、自分の国を作りたい気持ちが出てきてしまったのでしょうか。
読者としては、もうすぐ勝てるのに~っっと少し歯がゆい展開ではありますね。
これに対して李朴はなんと返事するのでしょうか。
まだまだこの先も見逃せません!!
・・・
607話は以上となります。
・・・
さらに別の視点から書かせていただいたバージョンもご案内いたします。
いろんな面からぜひ第607話を楽しんでいただきたいと思いますので、ぜひご覧ください!
ではどうぞ!
Ver.2:総大将の対話
まずは前回の「606話」のおさらいから入りたいと思います。
王翦は李牧の戦術を見抜き、李牧軍を攻めていきます。
そんな中、李牧軍は本能と知略を持ち合わせた異種混合軍だということがわかりました。
そんな中央の戦闘は王翦軍が若干押し気味か?というところで前話は終わりました。
今話ではどのような戦闘が行われるのでしょうか?
では早速キングダム607話についてみていきましょう。
・・・
変わらず王翦軍と李牧軍の戦いは続いている。
戦況は一転して李牧軍の敗北が続いている。
李牧軍の戦術を見抜き、逆に怒りを逆手に取った反撃で王翦軍が善戦しているのだ。
「左へ転進する」と王翦。
今現在王翦軍は自陣から見て右手にいる雷伯軍と相対し比較的落ち着いているが、最も激戦区である共伯軍と戦っている田里弥軍に強引に合流した。
これには敵も友軍も李牧でさえも予想しない展開だった。
ここで1番最初に反応したのは倉央だった。
倉央は自分の独断で自分の軍までこの混戦の中に呼び込みさらなる混沌を生んだ。
敵軍側では王翦は知略を捨て博打にでたのではと噂がたっている。
王翦は味方兵に指示を与えている。
李牧は王翦が戦いながら陣を作りあげていっていると読む。
赤大鶴という名の陣を。
このまま王翦が最後尾に入れば大鶴の陣は完成だ。
と思いきや誰もが予想だにしない事が起きた。
王翦は敵軍の目の前にたった1人で出たのだ。
これには敵は罠ではないのかと疑い、味方兵も困惑している。
ここでさらに予期せぬ出来事が起きた。
王翦の目の前に李牧が出てきた。
ここにきてこの大戦の総大将同士が相まみえた。
ここから2人の会話が始まる。
李牧「王翦、列尾を越え王都圏に侵入した時点であなたの負けは決まっていたのですよ」
王翦「まもなく鄴は落ちる」
李牧「鄴はそんなに軽くありませんよ」
王翦「上に立つ者共が馬鹿の集団であればそれだけで国は亡ぶ、今の趙国の唯一の重しとなっているのは李牧お前だ、お前が消えさえすれば趙は一瞬で亡ぶ」
李牧「何が言いたいのです?」
王翦「私と一緒に来い李牧、お前が私と組み力を貸すなら2人で全く新しい最強の国を作る事ができる」
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607話は以上となります。
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「キングダム」の607話の感想
ついに王翦と李牧が相まみえましたね。
それにしても2人の会話・・・
というより王翦、彼1人別格な気が笑
行動、言動全てが凄すぎますね。
もし秦軍が勝利してもこのまま王翦が秦にいても大丈夫なのでしょうか。
それではキングダム第607話「総大将の対話」の感想はここまでとさせて頂きます
次回もよろしくお願いします。
・・・
感想は以上となります。
※次の608話はコチラ!
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以上で「キングダム」第607話のネタバレと感想を終わらせていただきます。
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※第607話について予測・考察していた前バージョンです。ご参考までに!
~バージョン1 信と李牧の最後の戦いが!?~
前回の「606話」では、王翦軍第四将倉央の糸凌隊が敵に攻め込みますが、李牧の兵にはすぐに通用しなくなりました。
糸凌の刃を受けても盾兵は虚脱を行い、気を当てられても微塵も恐怖を感じないので、とんでもない仕込まれ方をしていると感じるのです。
糸凌や倉央が動きを止められたことにより、李牧軍の完璧な戦術が目立つ一方で王翦は何か気づいたようでした。
どんな布陣であろうとどんな戦法であろうと、攻略できるものか!と考えられた李牧の戦術の前で、王翦軍はただ前進をするのみだったのです。
・・・
607話の展開予測の前に「606話」について少し振り返ってみたいと思います。
王翦将軍は陣形展開もせずにそのまま前進をしていき、その真意を味方も敵もわからずにいました。
最前列が敵の目の前まで来て何か陣形を取ると思われていましたが、本当にそのままぶつかるのでした。
李牧の軍が乱戦の中各所で圧倒している中、まともにやり合っては勝ち目はないと誰もが考えていましたが、王翦軍は互角以上に善戦していました。
李牧軍の戦術が発動しないことに不思議に思うのですが、王翦軍が何もしていないから互角であることに気が付きます。
趙軍はこのわずかな間で王翦は李牧の戦術を見抜いたことに驚きが隠せず、王翦は“起こり”を察していたのです。
人がものをつかむとき手を動かしますが、同時にわずか先に肩が動きます。
軍にもその“起こり”があり、それは知略型の李牧ではなく本能型の武将が行うものです。
これは極みにいた麃公と戦った経験によって李牧は本能型の仕組みを研究し読み解き、“知略”と“本能”を合わせ持つ異種混合軍を作り上げるのでした。
王翦は李牧のことを自分と同じ怪物と認め、王翦軍は李牧軍の動きを読んで合わせることで勝っていきます。
王翦も“起こり”について読み解くほどの武将だったのでした。
今回は李牧の戦略を王翦が理解し、読み解くという怪物同士の戦いが見られました。
・・・
では607話ではどのような展開になるのでしょうか?
王翦も李牧もお互いに知略で戦術を組み立てる将軍でありながら、麃公のような本能型の動きを戦術に取り入れるというかなりハイレベルの戦いです。
李牧の戦術を読み解いた王翦はこのまま趙軍を押し込んでいくことになるはずですね。
ただではやられない李牧軍だとは思いますが、李牧にとって想定外な出来事が決め手になります。
一つは王翦が思っていた以上に切れ者であったことで、もう一つは信の強さです。
信が疲弊している中、どんどん李牧のもとへ近づいていき、そこに立ちはだかる敵を確実に倒していくのです。
そして李牧が王翦に意識を取られているうちに、目の前には信の姿がありました。
信が李牧の首を狙おうと、最後の戦いが始まっていくのでした。
・・・
以上となります。
~バージョン2 無こそ天才の究極。その策とは?~
「大鶴」の陣形を見て、鶴が羽を広げ飛び立つ時の羽の動きが脳裏に浮かんだ王翦。
「包み込まれる」イメージが浮かぶ。
「ならば包み込まれようぞ」と王翦は発する。
部下たちは王翦の発した言葉に一瞬動揺する。
王翦は自らの軍を「守り」の陣形にシフトすることにしたのだ。
守りに入り、自分の軍を「おとり」とするのか?
王翦は勝てない戦はしない主義である。
戦の天才が浮かんだ作戦とは?
・・・
いよいよ朱海平原15日目の戦いが始まったと思えば、次から次へと戦場の流れが変わっていく。
15日間も戦ってきたとは思えないほどの動きを両軍は見せている。
そんな中、李牧の打ち出してきた攻撃的な布陣である。
この「大鶴」をいかに攻略するかがこの戦の勝利への道となってくる。
田里弥軍、倉央はまんまと李牧兵の引き込みによって流れを止められてしまい、敵に包囲されてしまう始末。
王翦自ら兵を連れて探りに出かけた矢先、王翦から陣形変更の事が伝えられる。
王翦はどのような陣形を取るのであろうか・・・
なんと布陣を組まずに前進していくではないか。
李牧と言うどこにも隙の無い男。
どんな作戦もあらかじめ想定しておきシュミレーションがができている男。
しかしそんな相手にも通用するものがあったのだ。
それは「あえて陣形を組まずに作戦を相手に読まれないようにする」ことであった。
「陣や作戦がない」と言う事は、実は李牧のような何手も先を読んで来るタイプの人間にとっては、とてもやりづらい相手なのである。
相手の行動に対して、対応ができない。
そしてなによりもペースが乱される。
王翦は緻密な計算をして「大鶴」という陣形で潰しにきた李牧を、あえてこのような「無」に近い作戦でぶつかってきたのであった。
「大鶴」は李牧によって趙軍の兵士たちに徹底的に仕込まれていたものであった。
しかし王翦の予想外の動きに趙軍の兵士たちは動揺し徐々に「大鶴」の陣形が壊れ始める。
李牧の完璧さが逆に足を引っ張ったのかもしれない。
そのわずかな緩みを見逃さないのは、王翦軍である。
田里弥軍や倉央軍も、初手を挫かれている分、挽回するべくの活躍を見せる。
王翦中央軍の勢いと共に、道が開けるかのように秦軍の右翼も巻き返してくる。
飛信隊の信は右翼に軍を破り王翦の中央軍に合流する勢いである。
中央軍に合流して、最後の畳みかけを!!と意気込む。
鄴の都では、人々が暴徒化していた。いくつもの都の難民を快く受け入れた鄴。
逆に他所からの「難民受け入れ」が後々、足を引っ張ることになってしまった。
鄴だけのメンバーであれば食料の面も、民衆の統率もとれて大丈夫だっただろう。
この最終ダメージを趙軍に与えるシナリオをまでも自分の中に描いていた王翦であった。
龐煖もまだ再登場していないので、近々、「信」の前に現れるだろう。
堯雲対王賁の戦いもあるでしょう!
まだまだ続きそうである。この15日目がいかに大切かつ慎重に描かれている・・
・・・
以上となります。
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