こどものおもちゃ５巻のネタバレ＆感想！紗南が離れる中で羽山は？
中学生になり以前とは微妙に変化する紗南と羽山の関係。
しかし、恋愛オンチの紗南は自分の気持ちも羽山の想いもよくわからない。
そんな時、紗南は映画のロケで皆としばらく会えなくなることに。
離れる前に想いを伝えようと紗南を見送りに行く羽山だったが…。
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こどものおもちゃ５巻のネタバレ
風花が羽山や剛と同じ幼稚園に通っていたことを知り驚く紗南は、幼い羽山が風花のファーストキスを奪った話を聞いて、やっぱり羽山はキス魔だと思ってしまう。
紗南に当てこすられイラついた羽山は担任教師の千石とぶつかるが、教師にも臆さずものを言う羽山のことを好意的に受け止めるクラスメイトが多かった。
主演映画のクランクインが近づき忙しくなりつつある中、遠足に参加した紗南は羽山が同級生の女の子に告白される場面に遭遇する。
しかし知らない相手からの好意など迷惑にしか思えない羽山は皆の前で手酷く振ってしまい、そんな羽山に怒った風花はきつく叱りつけるが、筋の通った羽山の意見に納得し逆に興味を持つようになる。
遠足の途中で景色を見せようと自分を連れ出す羽山を妙に意識してしまう紗南は、剛に羽山との関係を聞かれるが、玲への初恋がトラウマで恋愛を避けるようになったことを打ち明ける。
翌日、紗南は共演する直澄や麻子達と映画の制作発表会見に出席するが、2ヵ月以上に及ぶ長期ロケが電気もない地方の山奥で行われることが公表され、学校のテレビで会見を見ていた剛達はそんなにも長い間紗南と会えなくなることに驚き、無言で席を立つ羽山を心配する。
剛は紗南がロケに出発する前にはっきり告白するよう羽山に強く勧めるが、告白なんてかっこ悪いと思う羽山には難しいことだった。
一方、久しぶりの学校で同級生に告白されるも、うまく断ることができない紗南は、やむを得ず以前から世間で交際を噂されている直澄と付き合っていると嘘をついて断ってしまう。
その後リハーサルや取材に追われる紗南は学校に行けないままロケに向かうこととなり、羽山はひたすら空手の稽古に励み昇級審査を受けて早くも茶帯を獲得していた。
そしてロケに出発する朝、大勢のキャストやスタッフと迎えのバスに乗り込んだ紗南のもとに意を決した羽山がやって来る。
紗南に茶帯を見せ、話があると言う羽山だったが、公衆の面前で自分の想いを切り出すことは出来ず、続きは帰ってから話すと言って紗南を見送るのだった。
紗南がロケに発って数日後のある日、羽山は東京に遊びに来た大阪の友人達の前で彼氏のふりをしてほしいと風花に頼まれ、報酬の寿司に釣られて引き受けることに。
一行の中には風花が失恋した高石が彼女を連れて来ることになっていて、それを聞いた風花は高石に見栄を張るために見栄えの良い羽山に彼氏役を頼んだのだった。
東京にやって来た友人達と話すうちに、高石が風花を振ったのは誤解が原因で、実は今でも両想いだったことがわかるが、風花は高石の彼女を気遣ってきっぱりと別れを告げる。
涙で高石を見送った風花は彼氏役を引き受けてくれた羽山に感謝し、お礼に紗南との恋を応援すると約束するのだった。
一方、ロケは順調に進み、直澄や麻子達と楽しく過ごす紗南だったが、週刊誌の記者が紗南と直澄のスクープを狙って取材に来ていたり、直澄を一目見ようとロケ地周辺をうろつく熱狂的な直澄ファンに敵視されていた。
ある日、週刊誌に紗南と直澄が恋人宣言したというデタラメな記事が掲載される。
記事を鵜呑みにした直澄ファンに襲われた紗南は大声で助けを呼び、それを聞いて駆けつけた直澄は殴られてケガをした紗南を見て怒りを爆発させる…。
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こどものおもちゃ５巻の感想
中学生編が本格的にスタートした第５巻です。
前巻のラストでなぜ風花が怒り狂って羽山に平手打ちを食らわせたのかが明らかになりました。
実は風花も羽山にファーストキスを奪われていたのですが、その話が誤解を招いて好きだった男の子に振られてしまったのです。
とは言え羽山が風花にキスしたのは幼稚園の頃の話で、紗南の時とは全く事情が違うのですが、恋愛オンチの紗南には同じに映ったのでしょうか…羽山はキス魔だと決めつけてしまいます。
この一件を見ても、紗南に羽山の想いが通じないのは、紗南の方に大きな原因がありそうです。
剛に羽山との関係を問われ、紗南は初めて自分の本音を明かします。
紗南は玲への気持ちを恋だと勘違いしていた自分に自信が持てなくなり、新しい恋愛に踏み出せないでいたのでした。
実はもともと恋愛に奥手だったこともあるのでしょうが、初めての恋がトラウマになり、ますます恋愛から遠ざかってしまったようです。
恋愛オンチの紗南と、素直になれない羽山…
恋の行方は前途多難のようで、そばでヤキモキする剛の歯痒さがよくわかります。
一番近くで紗南と羽山を見てきた剛は、二人の間に強い絆があることも、それぞれの性格も深く理解できていたからこそ、長期ロケで紗南と離れてしまう前にはっきり告白するよう、羽山に強く助言したのでしょう。
剛の言葉もあり、羽山は出発直前の紗南のもとに現れるのですが、やはり想いを言葉に出来ないまま紗南を見送ることに…。
このことがのちのち二人の関係に大きな影響をもたらすのですが、今はまだ紗南も羽山もそのことには気づいておらず、読者にはママの「こどもの2、3ヵ月はひじょーに長い」という言葉が意味深に聞こえます。
映画の撮影は順調に進みますが、紗南と直澄が恋人宣言をしたと報じるデタラメな記事が雑誌に載り、それを真に受けた直澄ファンに紗南が襲われてしまいます。
どうやら足をケガさせられたようで紗南の身が案じられますが、紗南と離れている羽山が記事を目にしたらどう思うのかも心配なところです。
直澄ファンのように羽山が紗南と直澄との仲を誤解しないことを願うばかりですが…。
今回は伏線盛りだくさんの展開で、続きが非常に気になります。
紗南は無事なのか？
映画は完成するのか？
帰って来た紗南に羽山は紗南に想いを伝えるのか？
いろいろハラハラしたまま第６巻に続きます！
感想は以上となります。
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以上で「こどものおもちゃ」第５巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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