こどものおもちゃ4巻のネタバレ&感想!紗南は実の母親と再会するが・・
ママのエッセイで大騒ぎするマスコミから避難し羽山家に身を寄せた紗南のもとに、実の母親と名乗る女性が現れたと連絡が入る。
しかし、紗南の心を占めるのは、やはり大好きなママが自分を実の母親に返そうとしているのではないかという不安だった。
意を決して母親である桂子と対面する紗南だったが…
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こどものおもちゃ4巻のネタバレ
羽山の自宅に避難した紗南は、騒ぎが落ち着くまで羽山家でお世話になることに。
夏美に赤ん坊の頃の羽山の写真を見せてもらった紗南は写真に写る羽山の脇腹にホクロを見つけ、自分にも三つ並んだホクロがあることを話す。
一方、倉田家には紗南の母親と名乗る女性から連絡が入り、電話の声に紗南の面影を感じたママは玲に彼女を家に連れて来るよう命じる。
倉田家にやって来た女性に確かな証拠を求めるママは、産んだ子供には三つ並んだホクロがあったことを聞き紗南の実母であると確信する。
母親が見つかったと知った紗南は激しく動揺するが、彼女と会うため羽山とともに自宅に戻る。
実の母親である桂子と対面した紗南は普段通りの明るい態度で接し、日曜日に遊園地で再び会う約束をする。
約束の日、羽山と剛を連れた紗南は、桂子と彼女の娘で自分の妹にあたるまり子と一緒に楽しい時間を過ごすがやはり桂子を母親だとは思えず、いつか一緒に暮らしたいと言う桂子の申し出をきっぱり断り二度と会わないと告げる。
しかし、自分を産んでくれたことだけは心から感謝し、それを聞いて号泣する桂子と共に大粒の涙をこぼした。
帰宅した紗南は勇気を出して自分の母親はママだけで桂子とは二度と会わないとママに伝え、それを聞いたママは、紗南の実母を探したのは紗南は自分の娘だとはっきり伝えたかったからだと打ち明ける。
ようやく思いが通じ合い、抱き合いながら涙を流すママと紗南だった。
エッセイ問題が解決して楽しい日々を取り戻した紗南は、クリスマスに羽山との真ん中バースデーを祝うパーティーを開いて、羽山の好きな恐竜の人形をプレゼントする。
雪が降る庭で皆と遊ぶ紗南を見つめる羽山に、はっきり言わないと鈍い紗南には気持ちは伝わらないと剛が助言する。
パーティーが終わり一人庭に残った羽山は剛の言葉に背中を押され、思いきって紗南に想いを伝えようとするが、言葉には出来ずに紗南を引き寄せキスをしてその場を走り去る。
三学期になり久しぶりに顔を合わせた紗南と羽山の間には今までになく気まずい空気が漂い、耐えきれなくなった紗南はクラスメイトがいる前で羽山に自分のことが好きなのか問い質す。
しかし、公衆の面前で羽山が素直に認めるはずもなく、売り言葉に買い言葉でまたもや二人はケンカになるが気まずい空気は払拭されていた。
そんな時、紗南のもとに直澄がやって来て、以前紗南が断った映画への出演を促す。
直澄から映画での役柄を聞いた紗南は興味を持つが、拘束時間の長い映画の仕事を受ければ学校生活と両立出来なくなり皆と会えなくなる可能性に頭を悩ませる。
思い悩んだ紗南は気分転換に朝の散歩に出るが、そこで会った羽山の言葉で気持ちが晴れ、映画への出演を決意する。
そして無事卒業式を終えた紗南達は、揃って中学校に入学した。
羽山や剛とクラスが別れてしまった紗南だったが、大阪からやって来た風花に出会い、今までの友達とは違って自分と対等に付き合ってくれる風花とあっという間に親しくなる。
ある日、昼食を食べに風花と一緒に学校の食堂に行った紗南は、久しぶりに羽山と顔を合わせる。
新しく友達になった風花を羽山に紹介する紗南だったが、紗南に羽山のフルネームを聞いた風花は顔色を変えて突然羽山の頬を平手打ちし、羽山のせいで人生を変えられたと怒り狂うのだった。
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こどものおもちゃ4巻の感想
前巻に引き続き、紗南の出生問題で幕を開けた4巻です。
本が出版されて間もなく紗南の母親と名乗る女性桂子が現れますが、この人が本当に紗南とうり二つ!
実の親子なので当然といえば当然ですが、まるで大人になった紗南が現れたようでした。
ママも桂子に紗南の面影を強く感じ、口には出さなかったものの自分と紗南の間にはない血のつながりを思い、複雑な気持ちになったことでしょう。
そんなママは紗南を捨てた桂子と対峙し短い言葉と一発の平手打ちで怒りを示します。
紗南と巡り会えた幸せとは別に、生まれたばかりの赤ん坊を捨てた桂子の行動がどうしても許せなかったママの精一杯の意思表示でした。
一方、紗南は桂子の登場に動揺しながらも明るく接しますが、逆に言えばそれだけ桂子に興味がなかったという証拠なのかもしれません。
一日だけ紗南は桂子と一緒に過ごしますが、やはり母親だと実感は出来ず、いつか一緒に暮らしたいと言う桂子の言葉をきっぱりと拒絶しますが、もしかしたらそれが自分を捨てた母親への唯一の抵抗だったのかもしれません。
それでも紗南は、桂子が自分を産んでくれたことだけは心から感謝するのです。
生まれて来なかったら、大好きなママや玲に会えず、羽山や剛と出会うこともなかった。
今が最高に幸せな紗南にとって、産んでくれてありがとうと言うことは、とても自然なことでした。
桂子に別れを告げ、自分にはママだけと伝えた紗南に、ママもまた本心を語ります。
いつか本当の母親に紗南を奪われる日が来るのではと恐れていたこと、紗南は自分の娘だとはっきり伝えたかったこと…いつも飄々としているママが初めて見せた涙と、実の親子以上に強い絆で結ばれた二人の姿に大号泣させられました。
そして、ずっとそばで紗南を支え続けた羽山との関係の微妙な変化がほんの少し紗南に影響を与えます。
不安定だった紗南は常に羽山がそばにいることを望みましたが、意識はしなくても紗南にとって既に羽山は特別な存在になっているということではないでしょうか。
中学校に入学した紗南達の前に現れた風花、そして直澄と共に初めての映画に出演することが、紗南と羽山の関係にどんな変化をもたらすのか、本格的な中学生編に突入する次巻が楽しみです!
感想は以上となります。
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以上で「こどものおもちゃ」第4巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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