こどものおもちゃ2巻 ネタバレ&感想! 紗南に恋の最強ライバルが!
父とともに家に戻った羽山を見送り、羽山家の明るい未来を予感する紗南はゴキゲン。
一方、風邪をひいて学校を休んだ羽山は、紗南が出演しているドラマを繰り返し見つめるうちに、紗南にほのかな想いを抱き始めていた。
羽山の家族の問題と、学校でのトラブルを解決した紗南は明るい気持ちで来海麻子との対談の仕事に向かうが、マネージャーで、テレビ番組でも自らの恋人と公言している玲の様子がいつもと違うことに気づかず…。
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こどものおもちゃ2巻ネタバレ
紗南の奔走によって父や姉と歩み寄ることが出来た羽山はほのかな想いを紗南に対して抱き始める。
ドンカンな紗南はそんな羽山の気持ちに全く気づかず、マネージャーで恋人でもある玲といつものように仕事に向かうが、玲の様子がちょっと変なことに気づかなかった。
紗南はドラマで共演した来海麻子と雑誌の取材で対談するが、不自然なほど玲のことを聞く麻子に、玲を狙っているのかと疑惑を覚える。
一方紗南の取材が終わるのを待っていた玲は、対談を終えた麻子に出くわし、強引に詰め寄られる。
実は玲は麻子と高校生の時に交際していたのだが、女優を目指していた麻子が夢のために玲のもとを去ったあと次々と不幸が重なり、ホームレスになってしまうほどの転落人生を味わっていたのだ。
しかし麻子は単に距離を置いただけで玲と別れたつもりはなく、女優になった今でも玲を想い、彼との再会を願っていたのだった。
麻子の態度に不安を覚えて玲を探しにきた紗南は、二人が言い争っている場面を目撃して、玲に麻子との関係を問いただすがそんな紗南に昔付き合っていたことを麻子が話してしまう。
その時、紗南と麻子に気づき騒ぎ出したファンに取り囲まれた一行は、慌ててその場をそれぞれ立ち去るが、別れ際に麻子は泣きながら玲にもう一度話したいと叫ぶのだった。
家に帰った紗南は玲を問い詰めるが、麻子とは終わっていて今は紗南のことが一番大事だと言われて安心する。
しかし玲が部屋を出て行ったあと、紗南が見つけたのは、切り抜かれた麻子の記事が大量に保管されている箱。
学校に行っても玲と麻子のことが気になり上の空の紗南は、羽山に玲との関係を鼻で笑われて憤慨するものの、一人になると羽山の言葉に妙な説得力を感じてしまうのだった。
学校に迎えに来ていた玲を避け、一人で帰宅した紗南は日記を読み返しながら玲との出会いを思い返す。
ある日、通りがかりにホームレスの玲を見かけた幼い紗南は、彼を自宅に連れ帰り、一緒に住みたいと母におねだりする。
紗南よりもさらにぶっ飛んだ感じの作家の母は、紗南の願いに驚いたものの、面白そうだからという理由であっさりOKし、紗南のマネージャー兼運転手ということで玲を雇用する。
ママが書いた本を読んで、以前から恋人やヒモが欲しいと思っていた紗南は、玲に自分の恋人になってくれるようにお願いする。
生きる気力を失っていた玲だったが、無邪気な笑顔で玲を慕う紗南のそばで過ごすうち、笑顔を見せるようになった。
玲の笑顔を一人占めしたい紗南はママにもらったサングラスを玲にかけさせる。
それからずっとマネージャー兼恋人(ヒモ)として一緒に過ごしてきた二人。
しかし、思いもかけなかった麻子の登場に紗南は戸惑い、玲とギクシャクしてしまう。
そんな時に、学校の社会科見学で都庁に行くことになった紗南のクラス。
玲とのことでモヤモヤしていた紗南は気を取り直してみんなとのお出かけを楽しむことにする。
一方、学校行事が嫌いな羽山は、父に捕まりイヤイヤながら参加したが、紗南と玲の関係が気になり上の空だった。
都庁からの眺めを楽しむ紗南たちだったが、高所恐怖症の羽山はエレベーターに乗っただけで青ざめる。
そんな羽山を気遣い飲み物を渡そうと駆け寄った紗南だったが、誤ってつまづき羽山に飲み物をぶちまけてしまう。
謝りながら慌てて羽山の顔を拭く紗南を間近に見つめた羽山は、いきなり紗南にキスをし、突然のことに驚き怒り狂う紗南をよそに飄々とした態度。
落ち込んで帰宅した紗南は、翌日羽山にキスをした理由を問いただすが、羽山は無言のまま。
一方、紗南が羽山にキスされたことを知ったママは玲に命じて下校中の羽山を攫い自宅に連れて来させる。
初めて羽山と対面したママは周囲の予想に反して羽山を気に入り、全く咎めることなくそのまま帰してしまうが、自分の家でバッタリ羽山と出くわした紗南はなんとか怒りを収めて、自分には玲がいるのだから二度とキスなんてするなと釘を刺す。
その言葉で傷つき寂しげな顔をする羽山を訝しみながら、羽山の真意には全く気づかない紗南だった。
ある日、玲に会うため麻子がこっそりと倉田家にやってくる。
麻子の顔を見た玲は逃げ出そうとするが、ママに捕まり麻子と対話するように諭され、仕方なく自分の部屋に麻子を招き入れる。
紗南に話した言葉を麻子にも伝える玲…今は紗南のことが一番大事だから麻子のことは考えられない、と…。
それを聞いた麻子は、紗南が大人になるまで待つと玲に伝え、そっと近づいた二人は想いを確かめ合う。
玲もまた麻子への気持ちを持ち続けていたが、自分をホームレス生活から救い出してくれた紗南が大人になるまでは紗南のそばにいてやりたいと、麻子への想いを封じていたのだった。
学校から帰宅した時に倉田家から去っていく麻子を見かけた紗南は自分に内緒で麻子と会っていた玲を責めるが、ママに、玲への気持ちが幼い独占欲であって恋ではないことを指摘され、恥ずかしさでいたたまれなくなり家を飛び出してしまう。
買い物に出かけていた羽山は、泣きながら走り去る紗南を見かけ、思わずあとを追いかけ紗南の腕を取って引き止める。
公園のベンチで羽山に話を聞いてもらった紗南はようやく落ち着いてママの言葉を思い返し、羽山にも帰宅を促されて家に帰ろうとするが、ふと思いついてキスをした理由を羽山に尋ねる。
しかし「キライじゃないから」と精一杯の言葉を返した羽山の本当の気持ちにはまたしても気づかなかった。
帰宅した紗南は改めて玲に麻子への気持ちを確かめ、涙を浮かべながらも笑顔で玲への初恋を卒業し、以後玲とはマネージャーとタレントとして頑張っていくことを決める。
マネージャーとして心機一転張り切った玲は、劇団こまわり所属の子役としては異例の7本のCMを取ってくる。
意を決して全ての仕事を受ける紗南だったが、忙しい仕事の合間に玲を麻子のマンションへ連れて行き、二度と玲を振らないようにお願いするのだった。
麻子の家からの帰り道、お土産の寿司折りを手に帰宅途中の羽山と会う。
羽山の父から、羽山は寿司が大好物で、寿司が好きかと尋ねた時に「キライじゃない」と答えたという話を聞いた紗南は、同じ言葉を羽山に言われたことを思い出し、初めて羽山が自分を好きかもしれない可能性に思い当たるものの、羽山にはヘンなところばかり見せてきた自覚のある紗南はあまり本気で考える気にはなれないのだった。
その後帰宅した紗南のもとに、父が倒れたと羽山から連絡がくる。
慌てて病院に駆けつけた紗南は、父の容態が心配で泣き出しそうになっている羽山を見つけ、手をつないで励まし続ける。
重度の胃潰瘍で半月ほど入院することになった父だが、命に別状はないことを医師に説明されて、安心する二人。
その後も紗南は仕事で忙しい日々を送るが、合間を縫って羽山とともに父のお見舞いに行き、一匹狼だった羽山が自分には心を開いてくれていることを感じる。
そんなある日友達のひさえの誕生日パーティーに招待される紗南。
仕事を終わらせて駆けつける約束をしたが、予定より撮影に時間がかかり、疲れ果てた紗南はそのまま翌朝まで寝入ってしまう。
ひさえとの約束をすっぽかしてしまった紗南は学校で必死に謝るものの、ひさえの怒りは収まらず、その日から他の友達を巻き込んで紗南を避けるようになる。
羽山は仲良しグループから仲間はずれにされている紗南を気にかけるが、ある日の授業中、紗南と口をきくなと書かれたメモがクラス中で回されているのを見つける。
紗南が仲間はずれされていることを面白がっていた男子に怒り沸騰の羽山はケンカで彼らを叩きのめし大騒ぎとなる。
先生から羽山が大暴れした理由を聞いた紗南は、羽山が自分のために怒ってくれたことを嬉しく思い、必ず友達と仲直りすることを羽山に約束するのだった。
翌日、もう一度ひさえに謝り皆と仲直りできた紗南を安心したように見つめる羽山は、学校に来ていない剛のことを亜矢に尋ねられ、職員室に聞きに行く。
担任の先生に驚きのニュースを聞かされた羽山は紗南を連れ、慌てて学校を飛び出してしまう…。
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こどものおもちゃ2巻の感想
エピソード満載の第2巻、読み応えがありました!
羽山と紗南、紗南と玲、玲と麻子、それぞれの関係が動きだして、ストーリーが大きく展開しました。
自分のために奔走してくれた紗南に想いを寄せ始め、素直になれないながらも精一杯態度で示す羽山と、キスまでされたのにそんな羽山の気持ちに全く気づかない紗南の対比がコミカルで面白い!
ママには恋じゃないと言われてしまいましたが、紗南にとっては玲が初恋で、羽山に限らず他の男の子は眼中に入らなかったのかもしれません。
そして今回明らかになった玲の過去。
かなりハードなものでしたが、暗い過去から玲を救い出したのはやはり紗南でした。
だからこそ玲もまた紗南を大切に思い、自分の気持ちを封印してでも紗南を守り続けようと決めたのでしょう。
しかしママの言葉で玲から卒業することを決めた紗南は、またしても玲の背中を押して麻子との仲を応援するのです。
泣き笑いで気持ちを抑え、恋人としての玲に別れを告げる紗南はとてもいじらしく健気で、思わず感情移入してしまいました。
そして要所要所でコミカルかつ的確に紗南と玲を叱咤しサポートする紗南のママが本格的に登場します。
個人的には本作中で一番好きなのがこの人のキャラクターで、こんな大人になりたいと憧れるほどです。
ママであればこそ、ホームレスだった玲を一緒に住まわせたいという紗南の願いもあっさりかなって、玲が立ち直る一歩になったわけで、登場シーンはまだまだ少なくてもいわばストーリーの要といえる存在なのです。
そして羽山父の病気や、紗南の仲間はずれ問題を経て、ますます絆を深める紗南と羽山。
特に父が倒れて死んでしまうかもしれないという小学校6年生の子どもには重すぎる状況で、初めて自分の弱さをさらけ出し紗南にすがった羽山にとっては、紗南はなくてはならない存在になっていたのだと思います。
クールで一匹狼、他人を信用しない羽山のそこまでの変化を見れば、紗南への想いは一目瞭然なはずですが、相変わらずそれには気づかない紗南は本当にドンカン娘です。
今度は何やら剛に問題が起こったようで、ますます続きが気になりますが、紗南と羽山の関係はどうなるのか、鈍い紗南は羽山の想いに気づくのか?そのあたりにも注目したいと思います。
感想は以上となります。
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以上で「こどものおもちゃ」第2巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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