こどものおもちゃ1巻のネタバレ&感想!紗南の宿敵、羽山の秘密とは?

2019年2月21日

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小6で子役タレントをしている倉田紗南は、クラスの男子を煽って先生いじめをしているクラスメイトの羽山秋人と犬猿の仲。

面倒事を嫌ってノータッチに徹しようと思っていた紗南だったが、ついに堪忍袋の緒が切れてクラス全員の前で羽山に宣戦布告!

なんとかギャフンと言わせてやろうとあれこれヘンな作戦を練るのだが、ことごとく失敗してしまう。

そんな中で紗南は羽山の複雑な家庭事情を知ってしまい…。

では早速、「こどものおもちゃ」の第1巻の内容を見ていくことにしましょう!

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こどものおもちゃ1巻ネタバレ

子役タレントで小6の倉田紗南は芸能活動と学校生活の両立で忙しい毎日を送っていた。

紗南の目下の悩みは、クラスの男子達の反抗的な態度のせいでまともに授業が進まないこと。

タレント活動の合間を縫ってようやく登校してみても、全く授業が成り立たないほど男子達の妨害は度を超えていた。
彼らを扇動して子分のように操っているのがクラスのボス猿的存在である羽山秋人

そんな状況に腹立たしい思いの紗南だったが、面倒事を避けたくてなるべく近づかないようにしていた。

ある日、羽山の指令で男子達がなんと水鉄砲でクラス担任の先生を集中攻撃する。

仕打ちに耐えきれずに泣き出してしまった先生を冷めた目で見つめる羽山を見て、ついに我慢の限界に達した紗南は羽山に対して宣戦布告してしまう。
全面的に羽山と闘うことを決めた紗南は、クラスメイトで羽山とも親しい佐々木剛から羽山の弱点が高い所であることをこっそり教えてもらい、そこを突いた姑息な方法で勝負を挑む。

敗者は勝者の言うことをなんでも聞くという条件で羽山に勝負を受けることを承諾させる紗南。
しかし詰めの甘い紗南は自分の弱点に思い至らず、あっけなく羽山に負けてしまい、思惑とは裏腹に自分が羽山の言動に口を出さないという条件を呑まざるを得なくなってしまう。

女子の中心人物である紗南が羽山に対して物申せなくなってしまったクラスは以前より荒れる一方…。

そんな時、副担任の先生に呼び出された紗南は、羽山に恥ずかしい写真を隠し撮りされその弱みを握られているために強く注意したくてもできないでいることを打ち明けられる。

その写真を取り戻してくれるよう先生に頼まれた紗南は、再び剛に協力させて、逆に羽山の恥ずかしい写真を撮影し、それと引き換えに先生達の写真を取り戻す作戦を実行する。

決定的な瞬間をカメラに収めるべく羽山の自宅近くでこっそり待ち構える紗南と剛だったが、姉と思われる女の子に罵倒されながら家を出てくる羽山の姿を目撃してしまう。

姉の言葉に言い返しながらも悲しげな羽山の表情に戸惑う紗南だったが、気を取り直して作戦を決行し、公園の中で剛に声をかけさせてズボンを下ろしてパンツ姿になった羽山をしっかり写真に収める

その写真と引き換えに先生達の写真を返すように要求すると、思いのほかすんなり承諾する羽山

写真とフィルムを取り戻すため羽山の自宅に同行した紗南と剛は、そこで羽山の父親と出くわすが、羽山は父と一言も言葉をかわさないまま自分の部屋に消えてしまうのだった。

翌日からパンツ写真をネタに学校での乱暴狼藉を羽山にやめさせることに成功した紗南だったが、クラスの男子達とつるむこともやめ、一匹狼のように過ごしている羽山の様子が気にかかるようになる。

思いきって羽山と腹を割って話そうとする紗南だったが、毎日が楽しくてしょーがないという自分を完全否定され、ナイフを渡されて自分を殺せという羽山に強いショックを受ける。

それでもめげない紗南は羽山の自宅を訪れて強引に上がり込むが、リビングでは三者面談への参加を巡って姉が父に食ってかかる修羅場の最中だった。

泣きながら飛び出してきた姉と出くわし「あんたのせいでお母さんは死んだ、あんたがお母さんを殺したんだ!」と暴言を浴びせられる羽山を目撃してしまう。

信じられない思いの紗南は、羽山から母親が自分を産んだせいで亡くなったことを聞かされ、生まれてからずっとそんな家族の中で生きてきた羽山を目の当たりにして、自分のことのように悲しみを覚えるが、このままではいけないと、自分が出演するドラマを通して羽山の家族を救おうと決意する。

撮影は順調に進み、いよいよ放送当日。

羽山一家にドラマを見せるために再び羽山家を訪れた紗南だったが、肝心の羽山は不在。

しかし羽山の父親と姉の夏美に向かって羽山の学校での行状をぶちまけ、荒んだ言動の原因は冷え切った家族にあることを強い言葉で説く。

ドラマを見るように言い置いて羽山家を出た紗南は、一人で公園に向かう羽山を見つけてそのあとを追う。

公園のベンチに並んで座り、母親がいなくてさびしいかと羽山に訊ねる紗南は、自分が母親役をやると言い出して、嫌がる羽山に無理やり膝枕をする。

紗南の突拍子もない行動に抵抗する気力を失い、諦め半分に付き合っていた羽山だったが、紗南が呟いた「愛してるからあなたを産んだ、だから幸せになって」という言葉に心がほどけていくような温かさを感じていた。

やけにおとなしくしている羽山の様子を訝しんだ紗南は羽山が風邪をひいて発熱していることに気づき、引きずって自宅に連れ帰ろうとする。

その帰り道で羽山を探しに来た父親を見つけた紗南は、羽山が風邪で熱を出したことを父に伝える。

心配する父の手を振り払った羽山だったが、静かな瞳で自分を見つめる父に強引にかつぎ上げられそのまま家に連れて行かれる。

父親にかつがれておとなしくしている羽山と、帰宅した二人の姿に驚きながらも熱で倒れた弟を見て薬を取りにリビングへ駆け出していく姉夏美の様子を見つめて、少しずつ羽山家がいい方向に向かっていくことを予感し微笑む紗南だった。

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こどものおもちゃ1巻の感想

タイトルの『こどものおもちゃ』と、主人公が小学生ということであまり期待せずに読み始めたのですが、いい意味で見事に裏切られました!

スッキリした絵柄の可愛らしさはもちろん、なんと言っても登場人物のキャラクター設定が抜群に面白くかわいい!

小学生ながら子役タレントをこなし、正義感が強くぶっ飛んだ言動で周りを明るくする紗南と、クールな一匹狼で子供のくせに冷めた発言を繰り返しているが、妙なカリスマ性でクラスの男の子達から畏敬の念を抱かれている羽山。

敵対関係から始まるこの二人の交流を軸に、それぞれの家族やクラスメイトとのコミカルなやりとりの中、ひょんなことから羽山の抱えた孤独の原因を知り、それをほうっておけずに奔走する紗南の行動に胸が熱くなり、あっという間に読み進んでしまいました。

突飛な言動でコミカルになりがちだけど、羽山の悲しげな表情にいち早く気づき、自分を産んだことが原因で母親が亡くなり、そのことで姉である夏美に憎まれて暴言を浴びせられ続けてきた羽山の隠れた孤独を知った紗南が、自分の出演ドラマのセリフに託して亡くなった母親が思っていたであろう羽山への愛を伝えるシーンは、涙なしには読めませんでした。

「愛してるからあなたを産んだのよ、だから幸せになってね」という言葉を優しく羽山に語りかける紗南の姿は、まるで羽山の亡くなった母親が乗り移ったかのよう。

ひねくれていた羽山が、敵対関係にあった紗南と不本意ながらも交流していくうちに、突拍子もない紗南のペースに巻き込まれて、諦め半分で付き合っていくうちに、心の内を見せるようになっていく変化もとても自然でした。

そしてシリアスな展開の中にも、思わず噴き出してしまうようなギャグ部分があり、全体としてとてもバランスよくまとまっていると思います。

冒頭に登場する紗南のママの奇抜なヘアスタイルや、紗南が羽山との勝負で使った人の重さ人形など、気になる小ネタも満載。

このママが少ない登場シーンながらも存在感バツグンで、紗南以上にぶっ飛んだキャラクターながらも深みのある人物であることを感じさせます。

劇団こまわりに所属している子役タレントという紗南をいつもそばで見守っているサングラスの玲くんもところどころでいい活躍をしてくれますし、地味だけれど紗南の協力者であり、羽山の親友でもある剛くんも欠かせない存在。

思いもかけない行動で周囲を驚かせるものの、優しさと強さを兼ね備えたかわいい紗南のこれからが気になります!

感想は以上となります。

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以上で「こどものおもちゃ」第1巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。

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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)

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