新再生縁6巻のネタバレ&感想!萬貴妃の襲撃を受ける祐摚を案じる君玉は?!
この記事では「新☆再生縁-明王朝宮廷物語」の第6巻のネタバレ&感想をお届けいたします。
このところ頻繁に命を狙われる祐摚を案じる君玉は萬貴妃の執念を脅威に感じていた。
そんな時、成化帝の側近ながら祐摚に味方する重臣の懐恩が文華殿を訪れる。
祐摚を守り育て成化帝にも臆することなく物を言う懐恩に、萬貴妃一派へ反撃する手立てがないかと相談する君玉は?!
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「第5巻:少華に麗君だと見破られた君玉は?!」
度重なる暗殺失敗に苛立つ萬貴妃は確実に祐摚の命を奪おうと拘束している孟子元に毒を作ることを命じるが、頑として従わない子元に激怒し足音も荒く帰っていく。
萬貴妃の傍若無人ぶりを知る子元は祐摚を守るために既に死を覚悟していたが、ただ一つ残して来た一人娘の麗君のことだけが心残りだった。
その頃文華殿で萬貴妃一派の暗躍が活発になっていることを相談していた祐摚達のもとを司令掌印太鑑の懐恩が訪れる。
祐摚は君玉と奎璧に懐恩を自分の命の恩人だと紹介し、自らの出生にまつわる出来事を語って聞かせる。
当時から成化帝の寵愛を独占していた萬貴妃は成化帝が他の妃との間に子を持つことを決して許さず、妊娠した妃に堕胎薬を飲ませたり、生まれた子を母親共々毒殺したりを繰り返していた。
祐摚の母,紀妃も祐摚を身籠もった時に堕胎するよう命じられたが、このままでは王室の血統が途絶えてしまうと薬を持ってきた宦官の張敏に訴え、堕胎を拒んだ。
張敏に事の次第を相談された懐恩は名医として名を馳せていた子元のもとを訪ねて堕胎薬の中和剤を作るよう依頼し、萬貴妃の非道を知っていた子元はその依頼を快く引き受けた。
その後無事に祐摚を出産した紀妃に懐恩は呉皇后を引き合わせ、祐摚を養育することに協力する。
呉皇后は成化帝の最初の皇后だったが、才色兼備で道理をわきまえた女性だったゆえに成化帝の心変わりを恐れた萬貴妃に陥れられて、皇后の地位を廃されていた。
呉皇后の協力を得て秘かに祐摚を養育していた張敏は、子に恵まれないことを嘆く成化帝に6歳になった祐摚を対面させ、我が子の存在に驚喜する成化帝によって祐摚は皇太子となり、紀妃も淑妃に昇格して後宮に復帰した。
しかし祐摚の存在を知った萬貴妃の怒りは凄まじく、紀淑妃は間もなく毒殺されてしまう。
自分が祐摚を育てたことを萬貴妃に知られた張敏は祐摚のことを懐恩に頼み、自害することで祐摚を守り、張敏の遺志を継いだ懐恩もまた命を賭けて祐摚を見守ってきたのだった。
幼い頃から命を狙われ続けた祐摚を清寧宮の皇太后のもとで育てるよう成化帝に進言したのも懐恩で、長じて文華殿に住まいを移してからも信頼出来る者で守りを固め、決して萬貴妃に出出しはさせなかった。
あまりに壮絶な話に絶句する君玉だったが、なぜ成化帝が梁芳や李孜省などの佞臣を側近くに置くようになったのか疑問に思い、懐恩に尋ねると、梁芳は萬貴妃に宝石や磁器を毎日のように贈り重用されるようになったという。
常に萬貴妃と行動を共にする成化帝にも徐々に近づき、李孜省や継暁ら妖しげな道士を紹介して成化帝の信頼を得ることにも成功した。
梁芳の潤沢な資金の出所に疑念を抱いた君玉の言葉を聞いた懐恩は、まさかと思いながらも国の財源を流用していたのではと口にする。
梁芳が萬貴妃に献上した宝石の入手経路を明らかにすれば反撃の一手になると確信した君玉は懐恩に調査を願い、佞臣が朝廷を跋扈するのを苦々しく思っていた懐恩も手配することを約束する。
しかし懐恩から調査の許可を請われた成化帝は聞く耳を持たず、独断で国庫を調べようとした懐恩は成化帝との話を盗み聞きしていた梁芳に阻まれる。
やむを得ず引き下がる懐恩だったが、なんとか手に入れた帳簿を祐摚に渡し、それを見た祐摚は自分が成化帝に調査を進言すると言い出す。
皇太子とはいえ成化帝の不興を買えばますます立場が悪くなると止める懐恩に安心させるように笑顔を見せる祐摚。
さっそく成化帝のもとを訪れ、国庫の調査を願い出た祐摚は、梁芳を信頼し難色を示す成化帝に、梁芳が萬貴妃に数多くの宝石を贈っていることを伝える。
祐摚に調査を任せれば嘘の報告をされて陥れられると成化帝に泣きつく梁芳に、それなら成化帝も共に国庫を確認すれば良いと言い放つ祐摚の態度を不遜だと感じた成化帝は、万一不正が無ければただでは済まさないと宣言するが、祐摚は一歩も引かずその場にいる全員で国庫を見に行くことになる。
堅牢な国庫が開かれ中に入るとそこには山のように積まれていたはずの銀子がほとんどなくなっており、激怒した成化帝によって梁芳は連行されていく。
しかし萬貴妃に泣き落とされた成化帝は梁芳の罪を不問に付したばかりか、祐摚が梁芳の罪を問うたのは自分を孤立させて害するためだという萬貴妃の讒言を真に受けて祐摚の皇太子位を廃することを決意する。
あれほど激怒していた成化帝にあっさりと許され、何事もなかったかのように復職している梁芳のことを聞いた君玉達は、萬貴妃の成化帝に対する影響力の大きさと、優秀な息子への成化帝自身の劣等感を感じ取り胸騒ぎを覚える。
その予感は的中し、成化帝に事情を確かめに行った懐恩は、祐摚を廃する旨を告げられ愕然とする。
命懸けで祐摚を守ろうと諫言を辞さない懐恩に、皇帝である自分より皇太子の祐摚を守るのかと激怒した成化帝は、懐恩に廷杖の刑と鳳凰送りを言い渡し、それを伝え聞いた祐摚らはあまりに苛酷な処分に蒼白になる。
成化帝のもとに駆けつけた祐摚は懐恩の処分を考え直すよう必死に懇願するが、祐摚に劣等感を感じる成化帝の心は却って頑なになり、祐摚を廃太子にすると宣言する。
刑場に引き出された懐恩を救うことも出来ず己の無力さに打ちのめされる祐摚。
しかし刑を執行する役目を任じられた少華の配慮で瀕死ではあったが一命を取り留め、苦しみの中でもひたすら祐摚の身を案じ諦めてはいけないと諭す懐恩に、祐摚は必ず自分のもとに呼び戻すと涙ながらに誓う。
その夜一人で文華殿に戻って行った祐摚の様子が気になり、蓮英に頼んで秘かに祐摚の部屋に向かった君玉は、梁に白絹を掛けて自害しようとしていた祐摚を発見し必死に思い止まらせようとする。
自分を信じてくれた者達に報いることが出来ないと嘆く祐摚に、祐摚が自害するなら自分も共に死ぬと告げどこまでもついていくと誓う君玉。
それほどに自分を想ってくれる君玉を愛しく思う祐摚は自分が亡き後は少華に君玉のことを頼むつもりだったと打ち明けるが、それを聞いた君玉は自分が恋い慕うのは祐摚だけだと言って、懐恩のためにも決して諦めてはいけないと言い、自分が必ず祐摚の廃太子を覆してみせると力づける。
君玉の言葉で生きる気力を取り戻した祐摚は、皇帝とは自分の一存で権力を使ってはいけないのだと改めて痛感し、自分を信じてくれる者達や圧政に苦しむ民のためにも必ず自分が帝位に就くと心に誓う。
しかし君玉はもちろん、娘である仁和すら成化帝に会えない状況では何の手立ても講ずることが出来ず、じりじりした気持ちの中で廃太子決定を重臣達に承認させる聴議の日が迫っていた。
重臣達に出来る限りの根回しをした君玉だったが、最後は自分の命を懸けて成化帝に諫言することを決め、聴義の場に赴く…。
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第6巻は以上となります。
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萬貴妃の側近である梁芳の罪を暴き一矢を報いた君玉達でしたが、萬貴妃の讒言を真に受けた成化帝によって逆に祐摚が廃太子にされるという窮地に陥ってしまいます!
頻繁に命を狙われる祐摚の身を案じて、何とか萬貴妃達に反撃する方法はないかと思案する君玉達。
そこへ訪ねて来たのは司令掌印太鑑を務める宦官のトップ,懐恩でした。
懐恩は朝廷の中でも数少ない良識ある重臣で、同時に祐摚の命の恩人です。
同じく祐摚の身を心配する懐恩と話すことで梁芳の不正の可能性に思い当たった君玉は、反撃の手がかりを掴みます。
容易なことではありませんでしたが、成化帝の勘気を被ることを覚悟で一か八かの賭けに出た祐摚の予想が的中し、成化帝自身に梁芳の不正を見せることに成功します。
これで萬貴妃一派の一角を崩したかと思われた君玉達ですが、もとから祐摚に劣等感を感じていた成化帝が萬貴妃の讒言を真に受けたことで逆に祐摚が廃太子に処されるピンチに…。
必死に思い留まるよう説得する懐恩が自分よりも祐摚を重んじていることに嫉妬した成化帝は、重臣である懐恩に苛酷な刑を与えて朝廷から左遷してしまいます。
自らの無力さに打ちのめされ自害しようとするまで追いつめられた祐摚を救ったのは君玉でした。
君玉は東廟で祐摚の復位を願い、祐摚の廃太子決定を覆すために命を懸けて聴講の場で成化帝に諫言することを決意し…という展開でした。
萬貴妃に骨抜きにされているだけでも情けないのに、息子の祐摚に対して深い劣等感を抱き続けていたとは…皇帝としても父親としても容認出来ませんね。
生まれる前から苛酷な運命と戦い続けてきた祐摚は、己の使命を正確に認識し、深い洞察力と高い見識に裏打ちされた強い信念を持つ見事な皇太子に成長しました。
父として息子の成長は喜ぶべきことなのに、亡き紀淑妃の面差しに似た祐摚の顔を見るたびに自分のせいで亡くなった淑妃を思い出し、罪の意識に苛まれていたという成化帝の不甲斐なさ…。
父に疎まれ廃太子にされそうな祐摚を助けるために聴議の場で発言することを心に決めた君玉ですが、その思いは成化帝に届くのでしょうか?
皇太子としての祐摚の運命は?!
気になる続きは第7巻で見届けたいと思います!
※次の第7巻はコチラ!
「第7巻:祐摚を救うため命懸けで聴政に臨む君玉は…?!」
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感想は以上となります。
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以上で「新☆再生縁-明王朝宮廷物語」第6巻のネタバレと感想を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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