宮本武蔵の五輪書は洞窟から産声を上げた!?書のテーマは?
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今回の記事は、宮本武蔵についてお送りしようと思います。
(武蔵の第二弾はこちら♪「武蔵とお通の情事・・気になる結末は?」)
宮本武蔵と聞いて、何を思い浮かべますか?
・剣術の達人
・二刀流
・佐々木小次郎との巌流島での決闘
いろいろとイメージが出てくると思いますが、武蔵が書いた「五輪書」という書物も有名です。
今回のメインテーマであるこの「五輪書」っていったいどのような本なのでしょうか?
この動画は、武蔵の人物像や五輪書の概要が分かりやすく紹介されています
※音が鳴ります。
◆五輪書の概要
この「五輪書」(ごりんのしょ)とは、5つの要素である「地水火風空」にあてはめて武芸をする際の心構えを綴ったものです。
この「地水火風空」ってなんじゃ?ですよね。。
概要はこんな感じです。
・地の巻 → 兵法(武術)の原論、基礎の部分。二天一流の兵法観。
※「二天一流」(にてんいちりゅう)とは武蔵がつくった武蔵流武術の型
・水の巻 → 心構えや、体の構え方・太刀の持ち方等、具体的な剣術。
・火の巻 → 戦う時の心構え等。1対1の勝負、集団対集団の勝負における心構え等。
・風の巻 → 他の流派と二天一流との違い。
・空の巻 → 武術の究極の境地「空」(くう)。
※「空」(くう)とは無欲無心が事を成すということ。
武術の心構え、技、実践、全てを会得し、かつ人間としても善のみとなり、
一切の迷いをぬぐい去った状態。
概要を見るだけで、中身の濃さが伝わってきます。。。
これを熟読、実践したら、ほんとうに無敵になるでしょうね。
仙人の域に達しそうです。
◆いつどこで書かれたの?
この五輪書は、武蔵が亡くなる2年前より、熊本県熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞という洞窟の中で執筆したらしいです。
※武蔵は正保2年(1645)5月19日、62歳で亡くなっています。
洞窟にこもって、誰にも、何にも邪魔されず、今まで自分自身が体験してきた武芸に関する技術、思いのたけを この本に込めたということですね。
戦い三昧だった武蔵。
そして最後に辿り着いた境地ってどのようなものだったのでしょうか?
◆五輪書で伝えたかったこと
武蔵の時代は、戦うことが当たり前で、それが生活の糧になっていました。 そのような時代に生きた武将だからこそ、この書を著すことができたといっても過言ではありません。
現代に生きる我々とは、時代背景も違いますが、この五輪書は現代でも通じる普遍的なテーマを扱っているように思います。
この普遍的なテーマというのは、人が人生を生きていく中で何を指針として、日々生活していくべきか? というものです。
武蔵の時代では、生と死が隣り合わせの日々だったから、まさに「いかに生きるか?」「いかに戦いに勝つか?」 だったと思います。
現代では生死のキワは少ないですが、「いかに生きるか?」「いかに戦いに勝つか?」というテーマでは、 いろんな場面、シーンに当てはめることができます。
・高校受験、大学受験で日々勉強に明け暮れている学生たち
・営業活動に必死に取り組んでいる営業マンたち
・県大会、全国大会で優勝、そしてオリンピックで金メダル獲得を目指すアスリートたち
・・・形は違えど、男女問わず現代の「武士」「侍」は存在します。
だからこそ、今一度、この五輪書に目を向けてみるのもいい機会かもしれません。
気になった五輪書の中の言葉を抜粋します。
・我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。
・心、常に、道を離れず。
・一理に達すれば万法に通ず。
・打ち込む態勢をつくるのが先で、剣はそれに従うものだ。
・敵になりて思うべし。
・初めの少しのゆがみが、あとには大きくゆがむものである。
・我事において後悔をせず。
・体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。
このように抜粋してみても、こころ動かされるものがあります。。
何事においても「心構え」が何よりも重要ということですね。
人生のガイドライン、指針となるこの「心構え」。
今一度、見直してみたいと思います。
最後までおつきあいいただきまして、ありがとうございましたm(_)m
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