新撰組とは?メンバー(土方歳三や沖田総司等)や活躍等が5分で分かる!

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この記事では幕末に活躍した「新撰組」について、その成り立ちやメンバー、そしてその幕を閉じた経緯などをお届けしたいと思います。

幕末を華やかに駆け抜けて散った新撰組。

その活躍は後世の人たちにも脈々と語り継がれ、近年でも書籍化やドラマ化されるなど新撰組人気は衰えを見せていません。

では早速、この「新撰組」についてメンバーや活躍、そして最後はどうなったのか?などを見ていきたいと思います。

ではどうぞ!

前身の壬生浪人組で産声を

1862年に江戸幕府は、将軍・徳川家茂の京都入りに際して、将軍の護衛のため浪士の募集を行いました。

1863年になると浪士は200名あまり集まり、将軍の京都入りに際して浪士組として、グループを結成し、中山道を西へ向かい始めました。

京都に到着後、浪士組を天皇配下に設置して兵力にしようとする計画が発覚します。

浪士取締役の協議の結果、系各区を阻止することを目的に浪士組は江戸に帰ることになりました。

これに、近藤勇や土方歳三が代表となる試護衛館派はあくまでも将軍の護衛のため京都に残ることを主張しました。

このメンバーには他にも沖田総司や井上源三郎、山南敬助たちが含まれています。

鵜殿鳩翁は、浪士組に残留者を集めるように命令、これをうけて試衛館派、水戸派などが京都の壬生村に残りました。

家里が排斥された同年3月、新撰組の前身とも言える壬生浪人組がここに結成されたのです。

ついに「新撰組」が登場!

1863年に勃発した八月十八日の政変。

「禁門の政変」もしくは「文久の政変」とも呼ばれているこの事件は、いわゆるクーデターを阻止した反クーデターです。

当時、過激尊王攘夷派の長州藩・三条実美たちの一部公家は、天皇を巻き込んだクーデターを画策していました。

このことを事前に知った公武合体派(穏健攘夷派)の薩摩藩や会津藩、そして孝明天皇たちがこのクーデターを未然に阻止したのです。

この反クーデターの八月十八日の政変で、壬生浪士組は警備に出たことで評価を受けます。

そしてついに「新撰組」を拝命することになったのです!

ここから「新撰組」はその名を天下に轟かせることになります。

「新撰組」の躍進

1863年9月、対立のあった芹沢鴨、平山五郎を近藤勇や土方歳三たち試衛館派が暗殺します。

平間重助は脱走し、野口健司は12月に切腹したことで、対抗勢力であった水戸派は一掃されたのです。

1864年6月5日、池田屋事件で尊皇攘夷を掲げる志士を斬殺・捕縛し、新撰組の名を天下に知らしめます。

8月におきた禁門の変の鎮圧にも参加します。

この働きを受けて、朝廷・幕府・会津藩から感状と200両もの恩賞をもらうと、同年9月、第2次隊士募集を実施し、新撰組は200名を越す部隊へと成長していきました。

1867年に伊東甲子太郎たち一部のものが近藤勇たちとの思想の違いから御隆衛士を結成し脱退してしまいます。

しかし新選組には「一度入隊したら脱退はできない」という鉄の掟があったので、油小路で伊東甲子太郎を暗殺しました。

これが油小路事件です。

また新選組はその活躍が認められて、幕府に直接雇われることになったのです。

大政奉還によって「新撰組」は・・

1867年に大政奉還が行われたことにより、新撰組の運命は一変します。

旧政府軍とともに戦った戊申世相に参加するものの、初戦で敗北し、幕府所有の軍艦によって江戸へ戻ることになります。

この頃になると、戦局の不利を感じた隊士立ちが相次いで脱走し、これが戦力の低下を引き起こします。

甲州勝沼の戦いに敗れ、近藤勇や土方歳三たちは流山へ移動するものの、近藤が新政府軍にとらわれ処刑されてしまいました。

また沖田総司も持病の肺結核が悪化したことにより江戸にて死去しました。

土方の戦死後、食料や水がつきてしまったため、新撰組はついに降伏したのでした・・

しかし、新撰組の名が知られていたため、明治政府は隊士の遺族に遺品の所有を禁じたのです。

これにより、新撰組の歴史の幕は閉じてしまったのです・・

まとめ

以上が新撰組が産声をあげて活躍し、その幕をおろすまでの歴史となります。

幕府を守るための護衛として京都の治安維持に尽力した新撰組。

侍や農民など身分を問わずに剣術に長ける人たちを積極的に採用し当時では最強の刺客集団とまで言われてその名を天下に知らしめました。

最後は賊軍として消えてしまった新撰組・・

幕末の混乱した怒濤の時代に華々しく活躍し、潔く散っていった武士よりも武士らしい最強の刺客集団。

彼たちのその生きざまは、全く違う時代、環境を生きる現代の我々のこころさえつかんで離しませんよね。

この記事が少しでも新撰組についてその輪郭でもお伝えできればと思います。

以上でこの記事を終わらせていただきたいと思います。

ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございましたm(__)m

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