それでも世界は美しいネタバレ第20巻&感想!ウルスラの暴走にリビとニケは・・

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この記事では「それでも世界は美しい」第20巻のネタバレ・感想をお届けします。

リビの壮絶な過去を知ったニケは、何度も死地をくぐり抜けたリビが生きて自分の前に現れてくれた奇跡に感謝し、決して平坦ではなかった道を迷いながら歩いてきたリビが生きていてくれることが何よりも大事だと伝える。

ありのままの自分を受け入れるニケにリビは…?!

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「それでも世界は美しい」第20巻のネタバレ

リビは自身の壮絶な過去をニケに打ち明け、太陽王となって以降の渇いた心の内を語る。

ニケは、自分がリビに出会えた奇跡に感謝し、数々の死線を生き抜いた心の傷を理解しながらも、生きて自分の前に存在するリビの全てを受け入れて抱きしめた。

母シーラを亡くして以来、初めて自分の深い傷と胸の奥に秘めていた悲しみに向き合えたリビは、ニケの胸で涙を流す。

翌朝リビの傍らで目覚めたニケは、初めて見るリビの安らいだ寝顔を見て、ようやくリビの心が解き放されたことを知り、愛しさを募らせる。

森の奥でウルスラと落ち合うアルの姿を目撃し、アルが氷の王国に潜伏していたことを知ったリビ達はアルを追って王都フィーガ・イデアールに向かう。

王都の冬宮殿で現在この国を統治する総督のタンバに会ったリビはウルスラと手を組んだアルがこの国で何を目的としているかはわからないものの、最終的には全てを破壊しようとしていると話す。

アルの本当の言葉を聞きたいと思うリビは、そのためにもアルを追うことを誓う。

一行は冬宮殿に滞在することになるが、ニールとガルタは信頼していたタンバが大国を裏切りカラオス会に与していることに気づく。

しかしネロに斬りつけられたニールと、タンバに気絶させられたガルタは共に地下牢に閉じこめられてしまい、リビとニケも囚われる。

タンバの裏切りを知り憤るリビ達のもとにやって来たウルスラは、リビから全てを奪うと勝ち誇ったように告げ、ニケを使って大陸全土に異常気象を引き起こし世界を自分のものにするために、夜が明けたら二人を連れて聖域の奥にある石碑へ向かうことを告げる。

一方リビ達とは別の地下牢に閉じこめられていたニールとガルタのもとに、ニールと旧知の仲のアインが忍んで来て二人を救い出す。

カラオス会に属しているもののウルスラの計画には与していないアインだが、世界の脅威となる可能性を持つニケを殺すと言う。

ニールは世界を救うためにこそニケの存在は必要不可欠なのだと説き、リビとニケの救出への協力を頼む。

アインの案内で王都の地下道を辿り、リビ達を牢から救い出すニール達だったが、逃亡したことに気づかれ追っ手が迫る。

四方八方から敵が近づいていることを悟ったニールは、地下道に捨て置かれていた古いボートにリビ達を乗せて激流の地下水脈に押し出した。

ニールとの突然の別れに絶叫するリビ。

激流の勢いに吞まれて破損したボートから投げ出されたリビ達は意識を失ったまま湖に打ち上げられた。

目覚めたニケは自分達がリュカに発見され、正体不明の老婆に匿われていることを知るが、リビが高熱を発し、身動きが取れない。

カラオス会に見つかることを危惧するニケとガルタに心配ないと言う老婆は、自分がカラオス会総首のタルティーブであることを告げる。

身構えるガルタだったが、タルティーブはニケ達に危害を加えるつもりはなく、カラオス会の目的は大国の解体かと尋ねるガルタに、身分の隔たりのない平等な世界のありようを語る。

以前ウルスラにも同じ話をしたところ、興味深そうに聞いていたとタルティーブに言われたニケは、前とは様子が変わってしまったウルスラのことを気にしていた。

ウルスラが手を組んだのはカラオス会の急進派であり、タルティーブでも止められず、憎しみの連鎖から抜け出せないウルスラの痛みに、嘗ての自分を見たリビ。

タルティーブはそんなリビに、果てしない苦しみの中にいるウルスラを救い、憎しみと悲しみの連鎖を断ち切ることで、リビも救われるのだと諭すのだった。

第21巻につづく・・
(第21巻は2019年02月17日頃の発売です)

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「それでも世界は美しい」第20巻の感想

予想外の展開にハラハラしっぱなしの第20巻です!

リビの苛酷過ぎる幼少期が明らかになり、太陽王になって以降の渇いた胸の内を知ったニケは、リビの深い心の傷を理解し、生き抜いてくれたことを感謝します。

最愛の母を亡くして以来泣くことのなかったリビは胸に閉じこめていた悲しみと向き合い、ニケの胸で声を上げて涙を流しました。

リビとニケとの絆が一層深まったことが伝わり、涙せずにはいられない展開となりました。

さて、ウルスラと手を組んだらしいアルの行方を追って王都の冬宮殿に赴き総督のバルトに会ったリビ達ですが、なんと信頼していたバルトにここで裏切られてしまいます。

総督であるバルトはすでにカラオス会に与していたのでした。

囚われたリビとニケのもとへやって来たウルスラから、ニケの力を利用して世界中に異常気象を起こすと告げられたリビ達。

絶体絶命の状況の中ニールとガルタの牢に現れたのは、ニールの旧友アインでした。

カラオス会に属するアインはウルスラとは別の派閥ですが、ニケの力は世界の脅威になるとしてニケを殺害することを告げます。

ニールはそんなアインに世界を救うためにはニケの存在が不可欠だとして、リビとニケを救い出すために協力してくれるよう頭を下げます。

アインの手引きでリビ達を牢から救い出しますが、迫る追っ手からリビ達を守ろうと、ニールは一人残りリビ達の乗ったボートを地下水脈に押し出しました。

突然の別れに絶叫するリビでしたが、激流に流されて真っ二つになったボートから全員投げ出されてしまいます。

意識を失っていたニケが目覚めたのは、カラオス会の総首タルティーブの家でした。

タルティーブの正体を知ったニケとガルタは驚愕しますが、危害を加えられる様子はなく、高熱を発したリビの体が癒えるまで世話になることに。

カラオス会のトップがおばあちゃんだったとは意外な展開ですが、孤児院を開いていたり、ニケ達を助けてくれたりと、悪い人ではなさそうです。

タルティーブは以前ウルスラを匿ったことがあり、憎しみと悲しみに縛られているウルスラの心の内を理解していました。

タルティーブの言葉でウルスラの中に嘗ての自分を見たリビは、未だ断ち切れない憎しみの連鎖を感じます。

タルティーブは、連鎖を断ち切りウルスラを救うことでリビもまた救われるのだとリビを諭すのでした。

一方ウルスラに囚われたニールは生きていましたが、どうやらリビ達をおびき寄せるために利用されそうな気配です。

ニケを利用して大陸全土に異常気象を引き起こし世界を自分のものにするというウルスラの計画を、リビ達は阻止することができるのでしょうか。

囚われたニールを救い出すことは?

そしてアルの行方は?

大きな困難にぶつかったニケとリビの運命が気になりながら第21巻へと続きます!

以上でこの記事を終わらせていただきます。

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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)