ゴールデンカムイのネタバレ最新196話&感想!怪我人のために医者を探す杉元達
ニヴフの集落に滞在していた杉元たちでしたが、月島軍曹と尾形のために医者を探します。
幸い医者は見つかりますが、尾形の容態は重いようです。
一方、登別では有古は行方不明になっており、菊田は有古の行方を捜していました。
菊田は鶴見中尉の手土産に手柄が欲しいところですが、果たして今回の戦果は…?
では早速見ていきましょう…
・・・
今回の記事ではゴールデンカムイの第196話のネタバレと感想をお届けしたいと思います。
(4月18日発売のヤングジャンプ20号掲載)
では、早速見ていくことにしましょう!
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「195話:有古の庭で都丹を追い詰める!」
ニヴフの集落では地元の少女が皮のようなものを木槌で叩いている。
それは魚をなめしているところで、子供の仕事らしい。
ニヴフの人々は靴や服やカバンを魚の皮を使って作っているため、魚の皮がたくさん必要なのだ。
魚の皮の帽子を頭に被った杉元に、アシリパは似合っていると言った。
杉元たちはニヴフの女性から魚の皮を使った伝統料理を作ってもらう。
魚の皮だけを煮込んでこねて潰したものに、コケモモやガンコウランを混ぜ、アザラシの油で味付けし、冷やし固めたそのお菓子は、「モス」と呼ぶそうだ。
「もすッ!!」
鯉登少尉が反応する。
杉元たちはモスを口にすると寒天みたいで美味しいと感想を言った。
鯉登少尉も機嫌よくお菓子を食べながら、父上を思い出したと言う。
アシリパを奪還し、先遣隊として良い結果を出せたことを父上に報告できるのが嬉しいと話す鯉登少尉。
月島軍曹はそれを聞いて、誇らしく思ってくれるはずだと言った。
「鶴見中尉もさぞかし喜ばれるでしょう」
月島軍曹の言葉に鯉登少尉の顔がぱっと明るくなった。
嬉しくなった鯉登少尉は月島軍曹にも食べさせようとするが、口に入らなかったお菓子は月島軍曹の顔に乗せられた。
何かをすり潰している女性に、杉元がそれは何の料理かと尋ねた。
エノノカがこれはキズの薬だと解説する。
ニヴフは海岸に生えている草をキズに塗って治す。
「でもあっちの人草だけじゃ治せない」
エノノカは尾形に視線をやった。
「医者をここに連れて来なくては」
杉元が神妙な面持ちで言った。
「亜港の医者を?」
鯉登少尉が自分たちは密入国者で日本兵だと言った。
通報される恐れがある上に、危険を犯してまで尾形を助ける必要などない。
しかし月島軍曹だって医者に一度診てもらったほうがいいだろと杉元が言う。
結局、杉元のロシア人に自分たちの見分けなどつくはずがないという言葉で、皆ニヴフの格好をして医者にかかることになった。
杉元は医者を訪ねたが、患者が一杯で無理とのことだった。
杉元はカネならたくさん出すと伝えてくれとエノノカに頼んだ。
医者はその言葉を聞き、杉元が日本人であることに気付いた。
「バレちまったんなら話は早いぜ」
杉元は布で包んでいた銃を見せた。
一方、登別では、宇佐美と二階堂が旅館で菊田について話していた。
有古は四日も行方不明で、菊田はそれを探しに行ったと言う。
宇佐美はもう死んでるでしょと興味さなげに話した。
鶴見中尉に電報を送ったか聞く二階堂。
宇佐美によると、鶴見中尉は登別に来るらしい。
有古は死に、宇佐美は足を怪我し、囚人を取り逃がしたと言う宇佐美。
「また叱られてしまうッ!!」
宇佐美は身悶えして転げまわった。
「イポプテ…」
アイヌの女性が有古のアイヌ名を呼んだ。
家の中に菊田が通される。
「よぉ有古…生きてるんなら教えろよ心配したぜ」
「お待ちしておりました」
菊田は足元に広げられた皮に気が付いた。
菊田は有古に説明を求める。
有古は死体の刺青を確認した時、模様が正中線で途切れていることに気が付いた。
獣の皮と同じように剥げという意図なのだと思った有古は、死体を持って深い山を下るのも一苦労だったこともあり、その場で皮を剥いだ。
そして宇佐美たちに手柄を横取りされないよう、菊田が探しに来るまで村に身を隠していたのだ。
「奴の銃は?」
有古は銃を探したが、雪崩に埋まって見つけられなかった。
戦利品は皮と首に巻いていた手ぬぐいだけと言って有古は菊田に差し出す。
菊田は有古を完璧な判断だと褒めた。
登別温泉で無駄にした時間を取り戻せると語る菊田。
「鶴見中尉殿にこれ以上ない手土産が出来たんだからな」
一方、医者にかかる杉元たち。
月島軍曹を診ていた医者が日本の兵士かと訊いた。
月島軍曹はロシア語で連れ去られた女の子を取り戻しに来て、日本に帰るのだと話した。
医者は尾形の容態について話した。
重傷だから自分の病院に運ばなければと言う。
「ダメだここでやれ」
鯉登少尉はそれを許さなかったが、医者は彼を助けたいのなら病院に運ぶべきだと主張した。
「わかった運ぼう」
杉元の言葉に鯉登少尉が反論しようとした。
だが、杉元は尾形には聞くことがあるからまだ死なせないと言った。
医者もロシア軍に通報すれば治療したのが無駄になると話した。
犬橇の犬たちが自分の出番を察し、色めき立つ。
動けない尾形は身体を橇に括りつけた。
「よしッ出発だ」
杉元が掛け声をかけた。
尾形を救ったとして、改心して本当のことを話すと期待してるほどおめでたくはないよなと鯉登少尉が聞いた。
「救いたいのはあいつじゃねえ」
・・・
第196話は以上となります。
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「ゴールデンカムイ」第196話の感想
今回の杉元たちはニヴフでお菓子をふるまわれていました。
寒天みたいと言われているのでコケモモのゼリーのようなものでしょうか?
食感が気になります。
自分の成果を父親に早く報告したいと話していた鯉登少尉。
悲しい過去や酷い経験をしたことのある杉元や月島軍曹たちと比べて、幸福な家庭に育ったのが伺われますね。
ようやく医者に診てもらえた月島軍曹と尾形。
重傷だったので心配していましたが、月島軍曹は一先ず安心でしょうか。
尾形の方は捕まって以来、意識を失ったままで、容態も良くないようでした。
アシリパのためにも、杉元は尾形を生かし、口を割らせたいところですが、果たしてどうなるのでしょうか。
尾形がこのまま死ぬ可能性もある訳ですが、治療がうまくいけば、尾形の口から何か情報が聞き出せるかもしれません。
その一方で刺青人皮を手に入れた菊田と有古。
第七師団の中でも派閥があるのか、なかなか一枚岩とはいかないようですね。
それぞれの思惑に不穏な空気を感じますが、面白い展開になってきたように思います。
それでは、感想はここまでです。
お疲れ様でした。
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以上で「ゴールデンカムイ」第196話のネタバレと感想について終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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※第196話のあらすじについて予測・考察させていただいた前バージョンです。ご参考までに!
~バージョン1 アシリパ・杉元北海道へ戻る?!~
洞窟内で氷筍の折れる音を頼りに狙撃する都丹、都丹が氷筍を折らずに移動していることで目が見えていないことに気付いた菊田。
形勢不利を悟ると都丹は洞窟の外へ逃げだしました。
後を追うのは有古です。
彼は八甲田山の捜索隊というなにやらすごい経歴の持ち主らしく菊田は、登別は彼の庭も同然と安心して任せている様です。
枝のおれる音から逃げていた都丹ですが、背後からの轟音で自身が雪崩の起きやすい場所に誘導されていたことに気付き敗北を悟るのでした。
・・・
今回は、都丹VS菊田・二階堂・有古の洞窟での戦闘シーンから始まります。
扉絵で「てめえら全員見えてるぜ。」と菊田のアップから始まるも、*でも現在は見えてない、とあったのは思わず笑ってしまいました。
自身が盲目であることを逆手にとって、自分が戦いやすい場所に誘い込む都丹、さすがです。
都丹は鉱山での労役のため、盲目になったようですがその後にこのような戦術を身に着けたのだとしたら元々、天才的な銃の腕前があったとしてもすごいことですよね。
しかしながら菊田も随分ときれる男のようで、いち早く都丹の目が見えないことに気付き、松明を照らしても標的にならないことを確かめます。
舐められていてもさすがは曹長、二階堂らのような突撃型ではなく、知能戦といったところです。
形勢不利を悟りすぐに洞窟から抜け出すところからも都丹がかなり冷静に戦術的に生き延びようとしていることが分かります。
一方、それを追う有古は枝を折る音を偽造し、都丹を雪崩が起こりやすい所へ誘導していきます。
都丹も枝の音を不審に思うまではよかったのですが、まさか雪崩とは予想もつかなかったことでしょう。
雪崩に巻き込まれながら悟りきったように「負けたぜ。」という都丹のカットにはしびれましたが悲しいですね。
都丹のハードボイルド感、個人的にはすごく好きでしたがここでさよならとなってしまうなんて・・・。
しかし有古と菊田は今後も活躍が期待できそうな知性派キャラでした。
ここで今現在のゴールデンカムイの勢力図を考えてみましょう。
アシリパ・杉元・白石は今後第七師団と同行するという流れで、第七師団と土方一味は両者とも協力することは考えていないようです。
第七師団の本隊・鶴見と菊田・有古が合流すれば、戦術家の土方率いる一味も今後は苦戦を強いられそうです。
次週は、アシリパ・杉元一行に話が戻り、北海道に帰ってくるのでしょうか。
それとも、最近ご無沙汰の土方一味?
次回もお楽しみに!
・・・
以上です。
~バージョン2 生きていたウイルク!都丹の逃走劇~
何と!のっぺら坊(ウイルク)は網走監獄で射殺されてはいませんでした。
のっぺら坊は瀕死の中、地元のアイヌに助けられていたのです。
まさに「不死身の杉元」さながらの生命力です。
まだ、ここで死んでいる訳にはいかないと強く思うのっぺら坊。
のっぺら坊は、若き日のキロランケとの出来事を追憶していました。
方や、登別温泉での銃撃戦から、室蘭へ命辛々逃走してきた都丹庵士。
それを追いかける菊田特務曹長たち。
果たして都丹は無事に菊田特務曹長らから逃げ切り、土方歳三へ第七師団の機密情報を伝えることが出来るのでしょうか?
・・・
何と!のっぺら坊(ウイルク)は、網走監獄で受けた尾形からの射撃では死んではいませんでした。
のっぺら坊は瀕死の中、地元のアイヌに助けられて生きていたのです。
まさに「不死身の杉元」さながらの生命力です。
まだ、ここで死んでいる訳にはいかないと強く思うのっぺら坊(ウイルク)・・・
ウイルクは、病床で若き日のキロランケとの出来事を追憶していました。
ここはロシアの極東にあるアムール川流域。
ウイルクは、疲れた表情でキロランケに向かって言います。
「キロランケ、今日はもうここで休もう・・・」
キロランケは、怪訝な顔をして答えました。
「なんだ、もう疲れたのか・・・?」
ウイルクとキロランケは同じ少数民族同士であり、幼少からの親友でした。
その後、二人は極東ロシアのパルチザンとなり活動していました。
パルチザンとなってからは、内線や革命でゲリラとなり、軍事行動の日々・・・
その二人は、ある目的をもって、共に北海道へ向かっていました。
夕日が綺麗な海辺の情景・・・
ウイルクはキロランケに声をかけます。
「どうだ、この肉食べるか?」
その肉を見ながら、キロランケは怪訝な顔で答えます。
「それ、馬肉だろ?」
「俺は馬肉だけは絶対に食べない。知ってるだろ?」
ウイルクは、思い出したように呟きます。
「キロランケは昔から馬に乗るのが好きだったからな・・・」
キロランケは、幼少の頃からモンキー乗りで野山を駆け回っていた、乗馬の名手でした。
「それでも、空腹では何か食べないと・・・」
ウイルクは、再び馬肉をキロランケに差し出します。
キロランケは、徐に海辺に向かって魚を釣りに行ってしまいました。
夕闇の中、焚火を囲んで焼き魚を食べる二人の影。
食後、タンパクオプから煙草を出して火をつけるキロランケ。
そして煙草を吸いながらキロランケはウイルクに語りかけます。
「ウイルク、俺は第七師団に入るぞ!」
ウイルクは驚いた表情で言い返します。
「第七師団とは、日本の軍隊のことか?」
「なぜ、そんな無茶な事を考えるんだ?」
キロランケは決意を胸に答えます。
「日本の軍隊に入れば、アイヌの金塊についても情報が得やすいはずだ!」
「早く仲間たちに金塊を持ち帰るんだ!」
ウイルクは、その言葉を聞きながら、夜空に輝く北極星を見つめていました。
方や、霧に咽ぶ室蘭の情景。
菊田特務総長は、二階堂一等卒に向かって叫びます。
「この辺に隠れているはずだ。探し出せ!」
二階堂一等卒は、イラつきながら答えます。
「この時期の室蘭は霧が濃くて良く見えませんよ・・・」
菊田特務曹長は、登別温泉から逃げ延びた按摩の男(都丹庵士)を追って、室蘭まで追って来ていました。
室蘭は測量山から一望することができる自然の良港としてアイヌが多く暮らしていました。
菊田特務総長は、次に有古一等卒に向かって指示を出します。
「有古、アイヌに不審者に出会わなかったか聞いて来い!」
「急げ!!」
アイヌ人である有古一等卒は、アイヌの村々を聞いて回ります。
傍らにいた宇佐美上等兵は、氷筍で痛めた右足を摩りながら呟きます。
「盲目の按摩野郎め、どこに隠れてやがるんだ?」
「早く出て来い!」
それを横で聞いていた菊田特務曹長は、宇佐美上等兵に向かって語りかけます。
「あいつは殺すなよ。刺青には決して傷付けてはいけないのだ!」
「鶴見中尉への手土産にしないとな!」
「私のメンツに関わる・・・」
その都丹は、イタンキ浜近くのクジラ岩に身を隠していました。
これからどうやって逃げ出そうか、耳を澄ませている都丹。
土方歳三へ、無事に第七師団の重要な機密情報を伝えることが出来るのでしょうか?
・・・
以上です。
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