七つ屋志のぶの宝石匣5巻ネタバレ&感想!モデルの乃和と顕定がお近づきに・・
この記事では「七つ屋志のぶの宝石匣」の第5巻のネタバレ・感想をお届けします。
ミステリアスな魅力でカリスマ的人気を誇るモデルの乃和が、デュガリー特別キャンペーンに出演することに。
仕事を通じて乃和と親交を深めていく顕定に志のぶの心は揺れ動く。
一方乃和が経歴不詳であると知った鷹臣は胸騒ぎを感じて…!?
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「第4巻:バブルを忘れられない真弓は・・」
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「七つ屋志のぶの宝石匣」第5巻のネタバレ
顕定と鷹臣は、鷹臣の店に山田と名乗って現れた怪しい女について話し合う。
顕定は5才の自分を手放す直前「地位や権力、名前に惑わされずに自分の目で見て感じたことだけを信じるように」と語った祖母を思い出す。
北上家を離散させるほどの力を持つ相手について考えを巡らす鷹臣に、顕定はこれまで以上にお互い慎重になることを確認する。
ある日店の台帳を見ていた志のぶは、妻の形見であるオパールを預けたまま姿を見せない常連の田代を心配して家を訪ねてみる。
田代は銀九で寿司の名店すし銀を営んでいたが、妻が亡くなったことを機に引退し、今は近所のアパートで一人暮らしをしていた。
アパートの住人に田代が脳梗塞で倒れたことを聞いた志のぶは、顕定と共に見舞いに行くが、田代は食事を取らずリハビリも拒否し生きる気力をなくしているようだった。
帰り際看護師から転院やリハビリについて家族に話し合いたいが一人娘の美鈴と連絡が取れないと相談される二人。
倉田屋に帰った顕定と志のぶは、百合江から美鈴が亡くなった母のことで父の田代と諍いを起こしていたことを聞く。
このままでは田代が預けたオパールが質流れしてしまうと言う志のぶの言葉に、倉田屋に預けられ三年目の期限が近づいた時の不安な気持ちを思い出す顕定。
三年目のその日志のぶの祖父に連れられて行ったすし銀で、おごりだと言って寿司をご馳走してくれた田代の笑顔と、倉田屋とこの町がおまえの家族だから安心していいと優しく語った志のぶの祖父を思い出した顕定は、オパールを持って美鈴のもとを訪れ、お人好しで頼まれると断れない田代の人柄を語り、自分もかつて世話になった一人だと言って、美鈴にオパールをプレゼントする。
一方病院を訪れリハビリを勧める志のぶに、妻が倒れた時にそばにいなかったことや、自分のせいで大切な店を失ったと後悔を語る田代。
子供達を連れて田代に会いに来た美鈴は、亡き母が父と一緒にいるだけで幸せそうにしていたことを伝え、自分もまた父のすし銀を誇りに思っていたことを話す。
その後転院してリハビリに励む田代の様子を志のぶに聞き安心する顕定。
志のぶは突然知らない町の知らない家で過ごすことになった幼い顕定を想像して胸を痛めるが、自分の祖父とこの町ならきっと顕定を笑顔にしてくれたはずだと信じるのだった。
デュガリーでは知名度アップのため特別キャンペーンを行うことになり、ミステリアスな魅力でカリスマ的な人気を誇るモデルの乃和が広告塔として起用される。
公式SNSや動画サイトを使った宣伝活動は好評を博し、謎に包まれた乃和のプライベートが垣間見えるということでフォロワーは急増して、ショートムービーを撮影することになるが、演技未経験の乃和は自然な表情が作れずNGを連発してしまう。
デュガリーのスタッフとして撮影に参加していた顕定は、乃和が着けていた指輪をブラックダイアに変更してサポートし、顕定の助言を受けた乃和の撮影は順調に進んだ。
ショートムービーでの乃和の演技は高い評価を受け、女優のオファーが来るようになった乃和は、恩人の顕定を呼び出し食事するが、それを撮影したファンがSNSにアップした写真を見て志のぶは動揺し、鷹臣は胸騒ぎを覚える。
その後も仕事の付き合いで乃和と一緒に出かけることが増えた顕定は、たびたび乃和の公式SNSに写真を上げられるが、志のぶは顕定に持たせている祖父のレッドベリルが澄んだ「気」を放っていることから、顕定にとって安心出来る相手なのだと思う。
母の百合江は志のぶという婚約者がありながら他の女と親しくなる顕定にヤキモキするが、もんじゃ焼き屋の女将さんは、顕定は志のぶを大事に思っていると請け合う。
小学生の頃に行方不明になった志のぶを必死に探し回った顕定が忘れられないと言う女将さんの言葉に、顕定が自分を歳の離れた妹のように考えているのだと思った志のぶは、鷹臣のもとを訪れ、祖父に託されたレッドベリルを預ける。
顕定と共鳴するこの石を通してずっと顕定の様子を見守ってきた志のぶだったが、もう心配するのはやめると言って、鷹臣に顕定のことを頼む。
鷹臣は志のぶに、自分と顕定がバーナードレポートと呼んでいる志のぶの祖父が残した日記を見せる。
顕定が北上家の赤い石を探す根拠となっている日記だが、そこにはレッドベリルについては何も記されていなかった。
鷹臣は、いつかこの日記を読んだ顕定がレッドベリルを身につけることを拒否しないようにあえて志のぶの祖父は書かなかったのだと言い、それは顕定に志のぶが必要だと思っていたからだと告げる。
自分も志のぶの祖父と同じ思いだと言って、顕定を見放さないで欲しいと志のぶを諭す鷹臣。
志のぶは、顕定が桃太郎なら家来の雉と犬は、鷹臣と虎徹、そして猿は自分かもしれないと思い、鷹臣と共に顕定を見守ろうと思うのだった。
第6巻につづく・・
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「七つ屋志のぶの宝石匣」第5巻の感想
志のぶに恋敵登場?!
人気モデルの乃和と親しくなる顕定にモヤモヤする第5巻です!
前巻で現れた謎の女を通して見えない敵に警戒する顕定と鷹臣。
そんな時デュガリーでは特別キャンペーンを行うことになり、神秘的な雰囲気で若者から絶大な人気を誇るモデルの乃和が起用されます。
経歴不詳で年齢以外謎に包まれた乃和と顕定が接触することに胸騒ぎを覚える鷹臣。
今のところ顕定の赤い石探しとの関連はありませんが、勘のいい鷹臣には何か心当たりがあるのでしょうか。
一方乃和の公式インスタグラムにたびたび登場する顕定の写真を見て、婚約者がいるのにとヤキモキする母百合江をよそに、平静を装う志のぶ。
しかし顕定に持たせていた亡き祖父のレッドベリルが穏やかな「気」を発しているのを確認して、乃和が心配するような相手ではないと感じます。
祖父に託されたレッドベリルは顕定と共鳴する不思議な石で、志のぶはこの石を通して顕定を見守ってきたのですが、もう自分は顕定に必要ないと鷹臣にレッドベリルを預けてしまいます。
そんな志のぶに鷹臣は、志のぶの祖父が残した日記を見せ、自分達がバーナードレポートと呼ぶこの日記が、顕定の石探しの根拠になっていることを伝えます。
しかしそこにはレッドベリルに関する記述は一切なく、いつか日記を読んだ顕定が石を身につけることを拒むことのないようにあえて記さなかった祖父の思いを伝えます。
そして鷹臣自身も志のぶの祖父と同様に、顕定には志のぶが必要だと思っていることを伝え、顕定を見放さないように頼むのでした。
幼い頃に見知らぬ家にたった一人で預けられ、不安な思いを経験してきた顕定ですが、志のぶの祖父や商店街の皆から愛されて育ったことがわかります。
そして今は祖父から石を受け継いだ志のぶや、親友の鷹臣、まだ登場していないものの虎徹も顕定の味方として見守っているのです。
志のぶと顕定の間に恋愛感情があるのかまだ微妙なところですが、お互いに大切な存在だと思っていることは間違いなさそうなので今後の展開に期待です。
今回も、すし銀の大将の妻の形見であるオパール、断捨離にハマりすぎて大切なものを失いかける女性の翡翠のピアス、そして乃和のブラックダイアなど、素敵な宝石が盛りだくさんのストーリーでした。
バーナードレポートを見た志のぶが赤い石探しで活躍するのか?展開を楽しみにしながら第6巻に続きます!
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以上で「七つ屋志のぶの宝石匣」第5巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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