七つ屋志のぶの宝石匣４巻ネタバレ＆感想!バブルを忘れられない真弓は・・
この記事では「七つ屋志のぶの宝石匣」の第４巻のネタバレ・感想をお届けします。
デュガリーの新作フェアにやって来た常連客の二階堂真弓。
今でもバブルの夢を引きずっているが、実は焼き鳥屋のパート従業員として働いている真弓は貯金とブランド品を売った金で着飾りデュガリーを訪れることを生きがいにしていたのだが…？！
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「第３巻：坂本が持つ赤い石の正体は？」
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「七つ屋志のぶの宝石匣」第４巻のネタバレ
デュガリーの新作フェアにバブリーなファッションで訪れた常連客の二階堂真弓を迎える顕定。
真弓は可愛らしいピンクサファイアを気に入るものの自分には若いと言って、ダイアの指輪をはめるが、値段に驚いた内心に気づかれないよう笑顔で挨拶し店を出る。
実は新橋の焼き鳥屋でパート従業員として働き、貯金とブランド品を売った金で着飾った姿でデュガリーを訪れることを生きがいにしている真弓は今でもバブルの夢を捨てられずにいた。
一方保の買取店にブランド品を持ち込んだ女性客がバブルファッションにデュガリーのジュエリーを身につけていることに目をとめた志のぶの話を聞いた顕定は、真弓がしばらく姿を見せていないことに気づく。
顕定の後輩が、たまたま入った焼き鳥屋で働く真弓と顔を合わせ、自分に見られたことがショックで店に来なくなったのではと打ち明けると、それを聞いた顕定は後輩を連れて真弓の働く焼き鳥屋を訪れる。
顕定が自分を笑いものにするために来たと思った真弓は、バブルがはじけてからの不本意な人生を暴露し自分を卑下する。
以前から真弓を想っていた焼き鳥屋の店長清は「恥じることなどない」と断言し、顕定が「今でもデュガリーの大切なお客様だ」と語る言葉で自分を取り戻せた真弓。
清と結婚することになり婚約指輪を選ぶためにデュガリーを訪れると、以前目にとまったピンクサファイアにしたいが婚約指輪はダイアを選ぶべきか相談する真弓に、人目を気にせず自分が好きなものを買うべきと語る。
さらにダイアの指輪と重ね付けしても美しいと勧めるが、二つも買うことに躊躇う真弓に婚約者の清は欲しいなら両方買おうと言って、男らしく真弓の願いを叶えるのだった。
ある日倉田屋にサファイアをいくつか買い取って欲しいと中年の女性が訪れる。
願かけしていたがもういいのだと語る女性の様子が気になる顕定。
一方剣道の大会に出場した志のぶは、出稽古で知り合い親しくなった柏木冬馬に頼まれ、自分の行きつけの剣道具店に連れて行くことに。
以前から志のぶに想いを寄せていた冬馬はウキウキして出かけようとするが、珍しく映画に行くと言う母ミチ子の普段と違う様子が気にかかる。
道具店を出たところで志のぶ達の前に偶然を装って志のぶの父英二が祖母の登紀子を連れて現れる。
爽やかな剣道青年の冬馬を気に入った登紀子は二人を自宅へ連れて行くが、話の成り行きで百合江の悪口を言い始め、空気を察した英二は話題を逸らそうと志のぶに宝石の鑑定を頼む。
志のぶが家業の質屋で宝石の鑑定をしていることを知った冬馬は、母のサファイアを見て欲しいと頼み自宅に連れて行くが、ミチ子の引き出しにはサファイアの代わりに署名捺印済みの離婚届があった。
慌てた冬馬は出かけたきり戻らない母に連絡するが、携帯は繋がらず行く先もわからない。
倉田屋にサファイアを持ち込んだ女性客に心当たりがある志のぶは、顕定に確認し柏木家の人々を倉田屋に連れて行く。
顕定は、ミチ子が願かけと表現したサファイアを質入れしたことを告げ、小言ばかりの姑や家族に無関心な夫を見限って金沢の実家に帰ったことを伝える。
それを知った冬馬は、いつも母をバカにしていた口うるさい祖母を詰り、無関心で姑から妻を守ろうとしなかった父を非難する。
顕定と秘かに繋いでいた電話で家族の会話を聞いていたミチ子は、離婚する決意を固めたと顕定に伝言して電話を切る。
質入れされたサファイアが初めて自分がミチ子に贈ったものだと気づいた紀夫は、家族を守るという願かけのためにサファイアを購入していたミチ子の思いを知り、金沢に行くと言って倉田屋を飛び出して行く。
顕定は、切ったふりをして繋いでいた電話越しに紀夫の気持ちを聞いていたミチ子が、紀夫が金沢に来たら一緒に帰ると言っていたことを冬馬と登紀子に伝え安心させた。
数日後、柏木家の騒動を語る志のぶに、嫁姑問題や夫の無関心など自分達と似ていると語る英二だったが、志のぶは倉田屋を継ぎたい自分の気持ちを守ろうとしてくれる父に感謝するのだった。
ある日鷹臣の店にオーダーのジュエリーを頼みたいという若い女性が訪れる。
デンドリティックアゲートを指輪にするという仕事に心躍らせる鷹臣の作業を興味深く見ていた志のぶは、山田というその女性が置いていったメレダイアが以前顕定が持ち帰ったCVD合成ダイアによく似ていることに気づいて眉をひそめる。
しかし鷹臣の楽しげな様子に水を差すのを躊躇って、口にすることが出来ない。
数日後出来上がったデザイン画の確認のために店を訪れた山田が、ちょうど店を訪れた顕定に全く見向きもしないことを不審に思う鷹臣。
好き嫌いはあるにせよ、顕定に目を向けない女性はおらず、山田が顕定のことを知っていると推測して警戒する鷹臣。
メレダイアが気になり鷹臣の店を訪れた志のぶは、山田が触れた石からどす黒い「気」が漂っているのを見て確信を持ち、山田に目的を問い詰める。
突然のことに驚く山田は、志のぶの発言に気分を害したと注文をキャンセルして店を出て行く。
大事な注文がキャンセルになったと慌てふためく店員の小太郎に、志のぶの言うことは聞いた方がいいと笑う鷹臣。
一方店を出た山田は、謎の人物に電話をかけ変な女子高生のせいで失敗したと報告していた。
電話の相手は、志のぶが婚約者で特殊な能力があることも知っていたようで、今後は違う手を考えると言う。
鷹臣は、山田が北上一族離散事件の関係者である可能性が高いと考え、顕定を直接狙うのではなく、下調べをした上で自分をターゲットにされたことから見えない敵に一層警戒を強めるのだった。
第５巻につづく・・
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「第５巻：モデルの乃和と顕定がお近づきに・・」
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「七つ屋志のぶの宝石匣」第４巻の感想
顕定達に謎の影が忍び寄り始めた第4巻です。
ある日鷹臣のアトリエを訪れた若い女性が、持ち込んだ石を使って鷹臣にオーダーのジュエリーを作って欲しいと注文します。
デンドリティックアゲートというまるで絵画のように美しい石をお任せでアクセサリーにして欲しいと言うマニアックな注文に心躍らせる鷹臣。
志のぶは楽しげに作業する鷹臣を見て自分もワクワクしますが、その女性客,山田が置いていったメレダイアを見て悪い予感に襲われました。
そのメレダイアは以前顕定が秋元夫人に試されたCVD合成ダイアにそっくりだったからです。
気になる志のぶですが、楽しそうに作業する鷹臣に話すことは躊躇われ、自分の胸に収めておくことに。
再び来店した山田が鷹臣のデザイン画を確認していると、そこへ顕定がやって来ます。
鷹臣は、山田が初対面の顕定を見ようともせず、さらに鼻に手をやる仕草を見て、山田が顕定を知っていることに気づきます。
さすがの観察眼というか、細やかな気配りの鷹臣ならではの勘の良さです。
さらにやはりメレダイアが気になり鷹臣を心配して店を訪れた志のぶも、山田が触れた石から悪い「気」が放たれたのを見て、鷹臣を守ろうと山田を問い詰めます。
突然のことに慌てた山田は、志のぶに腹を立てたことにして注文を取り消し、店を出て行きました。
大事なオーダーをキャンセルされた店員の小太郎は慌てますが、志のぶの能力に絶対の信頼を置く鷹臣は、笑ってその場を収めました。
どうやら山田はある人物に命じられて鷹臣に近づいたスパイだったようで、店を出てその人物に失敗したと報告します。
山田にとっては志のぶの存在は想定外でしたが、電話の相手は顕定や顕定の周囲にいる人々のことも定期的に観察していたらしく、志のぶが倉田屋の孫娘であり顕定の婚約者であることも、特殊な能力があることも知っていました。
顕定達が考えていたより遙かに手強い相手のようで、山田を撃退した志のぶの行動はファインプレーだと言えるでしょう。
それにしてもやはりこれは北上家一族離散事件に関わることなのでしょうか。
表だって接触してこなかった敵が動き始めたことで、事件の真相を探る顕定達に危険が及ばないか心配ですが、志のぶや鷹臣の協力に期待しましょう。
そして今回も、ありのままの自分を取り戻して幸せを掴んだ女性のノーヒートのピンクサファイアや、ブルーサファイアに家族を護ってくれるように願かけしていた妻、三股をかけていたゲス男を撃沈させたダイアモンドなど、宝石にまつわる人情ストーリーも盛りだくさんです。
敵が姿を現し始め、ますます気になる顕定の赤い石探し、続きは次巻で確認してください！
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「第５巻：モデルの乃和と顕定がお近づきに・・」
第４巻の感想は以上となります。
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以上で「七つ屋志のぶの宝石匣」第４巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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