10万分の1のネタバレ6巻&感想!離れられない気持ちの莉乃と蓮は…?!

2020年11月29日

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今回の記事は「10万分の1」の第6巻のネタバレと感想をお届けいたします!

蓮と二人で電車に乗り込み遠くへ行こうとする莉乃。

二人は莉乃の思い出を辿って長野へ行くことを決める。

家族に心配をかけていることを承知の上でなお、蓮と離れたくないと思う莉乃だったが、病気は確実に進行しており…。

・・・

では、早速「10万分の1」第6巻のネタバレを見ていくことにしましょう。

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「10万分の1」第6巻のネタバレ

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第5巻:両足が動かなくなってきた莉乃は…。

遠くへ行こうと言う蓮と手を取りあって電車に乗り込む莉乃。

切符を確認する車掌の視線につい怯んでしまうが、行き先を訊かれた蓮が咄嗟に長野へ行くと答えると親切な車掌は星の綺麗な場所があると教えて去って行く。

一方莉乃を心配する祖父は千紘のもとを訪ねて心当たりを訊くが、千紘は莉乃達を信じてほしいと莉乃の祖父を説得する。

長野に到着した蓮は何度も家族から着信が入っていることに気づくが、申し訳ないと思いながらも今は莉乃の笑顔を守りたい気持ちを優先させる。

ガイドブックを調べていた蓮がしゃがみ込んでいる莉乃に気づいて慌てて声をかけると、莉乃はひまわりの種を拾ったと言ってゆっくり立ち上がる。

しかし本当のところ、莉乃の病状は悪化する一方で立ち上がることが出来なかったのだが、帰りたくない一心で蓮に嘘をついていたのだった。

星見台へ向かうために山道を歩いていた莉乃は松葉杖を使っていても体を支えることが出来ずに転倒してしまう。

異変を察した蓮はこれ以上は無理だと莉乃を連れ帰ろうとするが、これが最後かもしれないと怯える莉乃は帰りたくないと食い下がる。

雨が降り出す中、莉乃を背中におぶって近くの山小屋で雨宿りする蓮は、わがままを言ったことを謝る莉乃に自分も大声を出したからおあいこだと言って笑顔を見せる。

莉乃は長野に着いてから体が悪化していたことを蓮に打ち明け、それでも一緒にいる時間を諦めたくなかったと話し、蓮はそんな莉乃に全て覚悟の上で自分が莉乃と一緒にいたいからここまで来たのだと語る。

雨が止んだことに気づき外に出た二人は、降るような満天の星空に歓声を上げる。

蓮の背中で美しい星を見つめる莉乃はいつか体が動かなくなった時のために全てを目に焼き付けておこうと秘かに涙を流した。

最終バスに間に合った莉乃と蓮は、自分達の後から車椅子の男性と彼を介助する女性が乗り込んで来る姿を目にする。

宿に戻り自分も車椅子を使うようになったらこんな風に蓮と旅行することも難しくなると想像して沈み込む莉乃。

そんな莉乃の携帯に祖父から「気をつけて帰っておいで」というメッセージとマスターと一緒に写る写真が送られてきた。

祖父のもとに帰りたいとこっそり泣いている莉乃に気づいた蓮は、莉乃のために何も出来ない無力感に苛まれる。

そこへさっきのバスで一緒になった車椅子のカップルがやって来る。

優しく話しかけられた蓮は見ず知らずの二人に自分の胸の内を語ってしまうが、車椅子の男性は自分達も同じような経験をしてきたと話し出す。

偶然にも彼もまた莉乃と同じALS患者であり、病気を理由に周囲に結婚を反対され、焦るあまり駆け落ちしたことがあったという。

しかしたとえ体が動かなくなっても自分達は何も変わらないことに気づいたと語る二人は、蓮に「君達が君達のままでいる限り失うものなんて何もない」と言い、いつか乗り越えられる日が来ると力強く励ます。

翌日蓮は莉乃を誘って再び山小屋へ向かい、未来の自分達に向けてタイムカプセルに手紙を入れようと告げる。

来年も再来年もまた一緒にここに来ようと言う蓮の言葉に涙を流す莉乃は自分は一人じゃないと強く感じ、二人はタイムカプセルとひまわりの種を埋めて来年また来るために帰ることを決める。

無事に帰って来た莉乃を見て安堵する祖父に、ありがとうと伝える莉乃だったが、北海道から母方の祖母が訪れていたことを知る。

病気の莉乃を連れ回したと蓮に悪印象を持った様子の祖母に、莉乃は自分にとって蓮がかけがえのない存在であることを訴える。

一方家に帰った蓮は家族に心配をかけたことを激怒する父に殴られるが、謝りながらも後悔はしていないとはっきり口にする。

しかしお互いの家族に心配をかけたことを反省する二人は夏休み中は会うことを控え、電話のみで連絡を取り合うことを決める。

寂しく思う莉乃だったが、未来の自分達のために前に進むことを考えようと思っていた。

ある日友人と本屋に来ていた裕人は、医療関係の参考書を真剣な表情で探している蓮を見かける。

二学期が始まり久しぶりに蓮に会えることに緊張しながら登校する莉乃だったが、学校では莉乃と蓮が旅行に出かけたことに尾ひれがついて駆け落ちに失敗したと面白おかしく噂されていた。

自分のために蓮に迷惑をかけたことを心苦しく感じる莉乃は蓮を避けてしまうが、一人で校内を歩いていると同級生の女子達に駆け落ちしたのかと尋ねられた上、病気のことを詮索される。

心ない言葉に傷つく莉乃だったが、そこへ現れた裕人は莉乃を庇い、詮索する女子達を退ける。

裕人は莉乃が部活を休んだことで蓮が部員達から質問攻めに遭っていたことを語って聞かせ、またしても蓮に迷惑をかけたことに落ち込む莉乃を、しっかりしろと一喝する。

莉乃と一緒にいるためにあがいている蓮なら迷惑になど思うはずがないと言って励まして去って行く裕人。

裕人の言葉で意を決した莉乃はクラスの皆に病気のことを告白する。

ALSという難病であること、数年で死んでしまうかもしれないこと、それでも大好きな人や友達と一緒にこの学校を卒業したいことを自分の言葉を話し、自分に力を貸してほしいと頭を下げる。

そんな莉乃の傍らに寄り添った蓮と千紘、比名瀬もまた莉乃のためにクラスメイト達に協力を頼み頭を下げた。

クラスの皆に全てを打ち明けたことで心が軽くなった莉乃だが、家に帰ると母方の祖母が莉乃を北海道に引き取らせてほしいと祖父に懇願していた。

家族の気持ちが痛いほどわかる莉乃は転校を承諾する。

一方蓮は進路を変更しips細胞を研究するため医大に進みたいことを父に相談していた。

家族全員が警察関係者である蓮の父は渋い顔をするが、莉乃のためにやりたいことが見つかったという蓮の決意は固かった。

その頃千紘は看護師に復職する母から莉乃が北海道に引越をするらしいと聞かされる。

驚く千紘は翌日学校で莉乃を問い詰めるが、家族のためにも行くしかないと言う莉乃が本当は蓮や自分達と一緒にこの学校を卒業したいと思っていると知り、蓮と比名瀬に事情を話して相談する。

それを聞いていたクラスメイト達は自分達で莉乃の祖母を説得し、転校をやめさせようと一致団結することになるのだが…。

・・・

第6巻は以上となります。

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「10万分の1」第6巻の感想

悪化する病気に怯えながら一秒でも長く一緒にいたいと願う二人の純粋な愛に涙する第6巻です。

現実から逃げるかのように、遠くへ行こうと二人だけの旅行を続ける莉乃と蓮。

しかしそうしている間にも病は刻一刻と莉乃の体を蝕んでいき、莉乃は体が動かなくなる時が来ることに怯え、蓮はそんな莉乃をどうすれば支えられるのかわからず、お互いを想うゆえにそれぞれ苦しみを深めてしまいます。

そんな時、旅先で出会ったALS患者の男性の言葉で自分のあるべき姿に気づいた蓮は、莉乃と未来への約束を交わします。

未来の自分達に書いた手紙を来年も再来年も二人で読むためにまた一緒にここへ来ようと言う蓮の言葉に、自分は一人じゃないと気づいた莉乃は大切な人達と生きていこうと決心しました。

しかし二人が駆け落ちに失敗したという学校での心ない噂に傷つき、蓮を巻き込んだことに胸を痛める莉乃。

そんな莉乃の背中を押したのは、莉乃に片思いしていた裕人でした。

友達と出かけた本屋で医療関係の参考書を真剣な眼差しで探す蓮の姿を見かけた裕人は、莉乃に蓮は莉乃と一緒にいるため一生懸命あがいているのだと伝えます。

裕人に一喝された莉乃は、もっと強くなりたいとクラスメイトに病気のことを打ち明けることを決断し、皆と一緒に卒業したいと力を貸してくれるよう頭を下げました。

そしてそれを見た蓮や千紘、比名瀬もまた莉乃と一緒に頭を下げ、協力してくれるように頼むのです。

告白したことで心を軽くした莉乃でしたが、その矢先母方の祖母が自分を北海道に引き取りたいと祖父に懇願していることを知ります。

自分を心配する祖母や、一緒に暮らしている祖父にこれ以上迷惑をかけないために転校を決意する莉乃でしたが、問い詰める千紘に本当は蓮や千紘達と一緒にいたいと胸の内を吐き出します。

千紘が蓮と比名瀬に事情を話し相談していると、それを聞いたクラスメイト達が自分達で莉乃の祖母を説得しようと動き出し…という展開でした。

一秒でも離れたくないと思っているのに北海道へ転校とは…莉乃のおばあちゃんの気持ちも理解出来ますが、今の莉乃と蓮にはあまりに酷な展開ですね。

クラスメイトの協力で莉乃の転校を阻止するために動き出した蓮達ですが、頑なに莉乃を引き取りたいと言う祖母を説得することが出来るのでしょうか。

物語も佳境に入り、数々の試練を乗り越えてきた二人の愛が試されます。

莉乃と蓮が離れ離れにならないよう心から願いつつ、続きは第7巻でお確かめください!

次の第7巻はコチラ!
第7巻:蓮と離れることを覚悟する莉乃だったが…?!

・・・

感想は以上となります。

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以上で「10万分の1」第6巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。

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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)

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※「10万分の1」の主人公の桜木莉乃と桐谷蓮が登場している前作「あかいいと」が気になる方はコチラ!