ゴールデンカムイのネタバレ最新194話&感想!菊田vs都丹、暗闇での戦い
暗闇で都丹を追い詰めた菊田。
暗闇は都丹にとって好都合の筈でしたが、菊田は眼帯で対策をしていたのでした。
菊田は一旦逃げる都丹を追いかけ地獄谷を下りていきます。
視界の悪さを地の利として戦う都丹。
果たして、菊田と都丹たちはどうなるのでしょうか?
では早速見ていきましょう…
・・・
今回の記事ではゴールデンカムイの第194話についてネタバレと感想をお届けしたいと思います。
(3月20日発売のヤングジャンプ16号掲載)
では、早速見ていくことにしましょう!
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※前回はコチラ!
「193話:白石はいったいどこに!?」
菊田は夜間の戦闘も想定し、眼帯を着けていた。
そのお陰で菊田の左目は暗闇に慣れていた。
都丹が仲間に見えていることを叫んで知らせる。
「『谷』へ下りろッ」
都丹たちは登別地獄谷へ下りていく。
「逃がすかよ」
都丹を追って谷へ下りていく菊田だったが、噴き出す火山ガスのせいで、視界は塞がれてしまう。
「なんにも見えねぇ」
硫黄の匂いはうんざりだとぼやく都丹。
「金塊の分け前をもらったら…海の近くで暮らそうか」
ガスの中、小石が投げられた。
菊田は音のなる方に向けて拳銃を撃つが、やがて弾が切れてしまう。
その時、菊田の背後から忍び寄った男が棒で殴りつけ、菊田の動きを封じた。
すかさず都丹は位置を確認し、菊田の胸を撃った。
「斃した!!」
男がそう叫んだが、菊田は銃を撃ち返す。
「ふざけやがって俺の大事な戦利品を…」
そう言って外套を開く菊田の胸には、日露戦争で敵から奪った拳銃が何丁も提げられていた。
背後で足音が聞こえ、菊田は振り向いた。
「撃たないでくださーい僕でーす」
そこにいたのは、男を銃剣で貫いている宇佐美だった。
「ほかにも仲間が来てるぞ」
慌てて男が叫んで知らせたが、菊田は男を撃ち殺した。
そして離れていた都丹の足元を、潜んでいた二階堂の銃が撃ち抜く。
「形勢不利だ」
一旦引き下がる都丹に気付き、二階堂が山の方へ逃げたことを知らせる。
有古も後からやってきて合流すると菊田に報告をする。
「俺が見たのは刺青でした」
宇佐美がその様子に目を向けた。
「追うぞ!!ついて来い」
都丹を追う菊田と宇佐美たち。
菊田は宇佐美の助太刀する頃合いが良すぎると指摘した。
本当は有古の話にピンと来て、抜け駆けするつもりだったろうと言う菊田。
「…いゃぁ~バレました?」
宇佐美は目を細めて笑う。
「どうして刺青の囚人は危険を犯してまで第七師団御用達の温泉地に潜伏してたのか…」
有古は疑問を口にした。
死体を調べていた二階堂が男の正体に気付いた。
「按摩さんだ」
山の中を逃げる都丹を追って、一同はやがて古い坑道に辿り着いた。
小さい頃入ったことがあると言う有古。
崩れていなければ他にも出口はいくつかあるらしい。
坑道の奥からはカンカンという音が聞こえていた。
「マッチはつけるないい標的になる」
菊田たちは静かに真っ暗闇の中を進む。
その時、宇佐美が氷筒を踏んだ。
氷が折れるような音がしたかと思うと、宇佐美は足を撃ち抜かれた。
『下手に動けばこちらの位置がバレる』
「形勢逆転だ」
・・・
第194話は以上となります。
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今回は菊田対都丹の視界の戦闘回でした。
暗闇での戦闘は都丹の十八番でしたが、夜間の戦闘になることを菊田に読まれ、なかなか苦戦していました。
菊田については、今回の話の中で、戦利品への異常な執着もちらりと描かれていて、一筋縄ではいかなそうな雰囲気があります。
宇佐美が菊田に金塊について話さないのは、鶴見中尉からそう命令されたからなのか、それとも、菊田を認めていないからなのか、どちらかでしょうか。
さらっと描かれていましたが、二階堂が銃で応戦していたところを見ると、一時の荒れようから大分立ち直ったようですね。
また、都丹にとっては火山ガス、そして坑道と因縁のある場所での戦いでした。
海の近くで暮らす発言が死ぬ伏線になっていそうで、少し不穏ですね。
この戦い、都丹と菊田たち、どちらが勝つのか気になるところです。
・・・
感想は以上となります。
次の第195話はコチラ!
「195話:有古の庭で都丹を追い詰める!」
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以上で「ゴールデンカムイ」第194話の予測について終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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※第194話のあらすじについて予測・考察させていただいた前バージョンです。ご参考までに!
バージョン1:都丹VS菊田?!~
亜港近辺に戻ってきた杉元一行はニヴフ民族の集落で、ばけもの川の話を聞きます。
トイレから戻る白石を脅かそうと、ばけもの川で化け物を脅かした男のように杉元の尻に目を描くアシリパ。
戻ってきた、白石も同じように尻を描いていました。
一方、登別の温泉では、鶴見の供をするための手土産にするため、菊田と有古は刺青人皮の情報を手に入れるべく、動き出します。
非協力的な宇佐美・二階堂に対して菊田はあまり良い感情を持っていないようです。
按摩をしながら土方に第七師団の情報を流していた都丹らは、菊田と有古が「下駄の男」を探していることから、正体に気付かれる前に消すべきと話し合います。
有古は地元のアイヌで変な文様は服ではなく刺青であると聞き、一方同時刻に菊田は下駄の男が目撃されたアイヌの温泉で不審な男と相対していました。
不審な男の正体は、都丹で持っていた明かりを消し暗闇の中での戦闘がはじまりました。
・・・
今回は、前回の予測の内容の答え合わせから始めましょう。
まずは、都丹庵士が登別温泉地にいる理由ですが、やはり土方のための情報収集が目的でした。
また、もう一つ前回予測していた、温泉で遭遇したという状況と、「妙な服」として描かれている後姿から、暗号の刺青を服だと思ったのではないか、というものですがこれも大当たり!
まあ、都丹が出てきたことからみなさんにも軽く予測できたのではないでしょうか。
また、「温泉に入っていたところに有古がやってきたため、刺青を見られないように急いで逃げ出したが、それについて、気付かれたか確認の為に第七師団に近づいた。」というのは間違いでした。
前後関係としては、土方に情報を流すために第七師団の利用する登別に潜入の方が先なようです。
更には「アイヌしか知らない秘湯、ということで都丹が土方らと行動を共にしていた場合、土方一味はアまず、イヌと接触し、アイヌの独立戦争計画を詰めているのではないか」という前回の予測に関しては深読みのしすぎだったのかもしれません。
有古という地元のアイヌ出身の兵士に簡単に刺青だと明かしたことからも、この予測が正しかったとは言えないでしょう。
今回のお話でポイントになりそうなのは間違いなく、菊田でしょう。
菊田は特務軍曹という立場から、宇佐美上等兵・二階堂一等兵よりも二階級以上上です。
しかしながらタメグチを聞かれるほどの舐められようは悲しいものがあります。
登別での療養生活から鶴見との物理的な距離だけではなく、関係性も離れてしまったことが窺がえます。
二階堂は確か刺青人皮を見たことがあったような気がするのですが、ここは鶴見の近くで働き、重用してもらえる自分たちの立場を守る為の嘘だったのでしょうか。
しかし、菊田はとんでもなくきれる男のようです。
下駄男を捕まえに行くのにあらかじめ暗闇に目をならすために片目を眼帯で覆い向かっていました。
都丹は暗闇での有利な状態で菊田を抹殺するつもりでしたが、雪あかりで明るい冬山、一々、舌の音で相手の場所を探らないと見えない都丹の方が圧倒的に不利です。
折角出てきた、都丹ですからあっさり倒されないように願っていますが、中々強敵のようです。
一方、杉元一行は、白石・杉元・アシリパの変わらないふざけ合いが久しぶりに見ることが出来て嬉しく思いました。
一緒に旅してきた時間が長い三人のノリには谷垣らもついていけなかったようで、無表情で見つめているところが印象的でした。
ニヴウの昔話の教訓をすぐに同じ話の中で回収するとはさすが野田先生ですね!
・・・
以上となります。
~バージョン2:隠し金塊の在処に近づけるか?~
登別温泉で療養していた第七師団の負傷者たち。
そこには、傷を癒していた二階堂一等卒と宇佐美上等兵が滞在していました。
そこへ現れた菊田特務曹長とアイヌの有古一等卒は、二人に向かって何やら気になる話しをし始めます。
そのあと、一緒の部屋に泊まる4人のもとに按摩の爺さんが菊田特務曹長のところにやってきます。
実は、その按摩の爺さんがアイヌの隠し金塊の在処について情報を持っている男だったのです。
按摩の爺さんを尋問している菊田特務曹長たちの前へ鶴見中尉が現れます。
果たして、アイヌの隠し金塊の在処について、第七師団は聞き出すことが出来るのでしょうか?
・・・
194話のストーリーにつきまして、独断と偏見で予想をしてみました。
ではどうぞ!
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第七師団の負傷者が療養している登別温泉は雪景色です。
湯けむりが立つ温泉街の外れにある古びた旅館の一室。
「ビシッ!」
「ドサャ!」
室内から聞こえてくる鈍い殴られた音・・・
二階堂一等卒が、按摩の爺さんに向かって何度も竹刀を振りかざしています。
両手を後ろに縛られて、正座で座らされている按摩の爺さん。
そこでは按摩の爺さんが菊田特務曹長らから厳しい拷問を受けていました。
実は、菊田特務曹長を按摩していた爺さんは、アイヌの金塊の在処について情報を持っている男だったのです。
菊田特務曹長は、ここであらためて按摩の爺さんに尋ねました。
「そろそろ隠し金塊の在処について教えてもらえないか?」
按摩の爺さんは、虚ろな目をしたまま無言です。
ここで二階堂一等卒が、按摩の爺さんを再び殴りつけながら言い放ちます。
「いい加減にしなよっ!」
「そろそろ吐いた方が身のためだぞっ!」
二階堂一等卒は杉元への怒りをぶつけるような半狂乱ぶりです。
その様子を見つめながら、菊田特務曹長は有古一等卒へ向かっておもむろに呟きます。
「なかなか喋りそうもないな・・・」
「有古一等卒が山奥の秘湯で見かけた人影は、本当にこの男だったのか?」
有古一等卒は、険しい顔をしながら即答します。
「この男の家にあったわら長靴の足跡と、雪に残されていた足跡が一緒でした・・・」
ここで、二階堂一等卒が、血だらけになった竹刀を有古一等卒に向かって小突きながら叫びました。
「たったそれだけの理由ですか?」
二階堂一等卒はそう言い放つと、再び按摩の爺さんを殴りつけます。
「ウッ・・・」
「ドサッ」
意識朦朧となった按摩の爺さんは、ついに倒れ込んでしまいました。
目を瞑ったまま、全く身動きしない按摩の爺さん。
それでも竹刀を振り下ろそうとする二階堂一等卒。
その時、隣にいた宇佐美上等兵が二階堂一等卒の腕をつかみ、半笑いで言いました。
「その位にしておかないと死んじゃうよ・・・」
「しっかりと隠し金塊の在処をしゃべってもらわないと!・・・ったく」
ここで、顔の傷が痛々しい有古一等卒が、冷静な口調で話し出します。
「あの妙な柄の服が、この男の家から見つかったのです・・・」
その言葉を聞いた宇佐美上等兵が、目を見開きながら反論しました。
「たったそれだけで?」
「どうしてこの男が怪しいと思ったんだ?」
「ただの按摩の爺さんじゃなかったのかぁ?」
有古一等卒は、どこまで話して良いのか答えに窮しながら、菊田特務曹長の方にそっと目を向けます。
そこで菊田特務曹長が、意を決したように語り始めようとしたその時・・・
後ろの扉から近づく人影がありました。
あの眼光鋭い鶴見中尉でした。
わざわざ遠路登別まで来ていたのです。
「ドロッ」
鶴見中尉の頭の傷跡から白い液体が一筋流れています。
特に興奮している時の鶴見中尉は、この白い液体が流れることが多いのです。
鶴見中尉は宇佐美上等兵に向かって、平静を装いながら答えます。
「有古一等卒たちには、密かにアイヌの隠し金塊について調べてもらっていたのだよ」
「アイヌのことはアイヌにしか分からないことも多いからね」
その言葉を聞いた宇佐美上等兵は、理解したかのように呟きます。
「それで、山奥のアイヌにしか知らない秘湯にまで足を運んでいたのかっ!」
ここで、菊田特務曹長はやっと重い口を開いて答え始めます。
「ここ登別のどこかに隠し金塊が眠っているとの情報が入ってね・・・」
「有古一等卒には、私と一緒に探してもらっていたんだよ」
鶴見中尉は、半死状態の按摩の爺さんを見つめながら呟きます。
「やっとここまでたどり着いたのだ・・・」
「他の仲間が必ずいるはずだ!」
「何をしても構わないから、隠し金塊の在処を必ず聞き出すのだ!」
その言葉を聞いた二階堂一等卒は、ニヤリとしながら、再び按摩の爺さんに向かって竹刀を振り上げます。
それを見つめる鶴見中尉の頭からは、再び白い液体が流れ出ているのでした。
・・・
以上となります。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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