ゴールデンカムイのネタバレ最新191話&感想!キロランケに別れを告げる
流氷の上、キロランケに別れを告げるアシリパたち。
そして、キロランケが死んだことで、謎は残ったまま。
真相を知るソフィアはいずこ。
負傷者を抱えた一行は、一度、亜港まで引き返すことになります。
・・・
今回の記事ではゴールデンカムイの第191話についてネタバレと感想をお届けいたします。
(2月28日発売のヤングジャンプ13号掲載)
では、早速見ていくことにしましょう!
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「ゴールデンカムイ」第191話のネタバレ
※前回はコチラ!
「190話:キロランケ、死闘の末に…」
「この流氷はアムール川の水が河口で凍ったものなんだって…」
白石が流氷を手に呟いた。
「春が来たらそのまま故郷の水にとけて眠れる…」
白石はキロランケの瞼を閉じさせた。
「真面目過ぎる男だったんだよキロちゃんはさ…!!」
アシリパが神妙な面持ちで口を開いた。
「どうしてアチャは死ななければならなかったのか本人から聞きたかった」
谷垣がインカラマッから聞いた話を伝える。
「『ウィルクが変わってしまい仲間を裏切った』とキロランケ本人から聞いた…」
谷垣の言葉にアシリパが返す。
「やっぱりアチャがアイヌを殺して金塊を奪ったから殺されたのか?」
「のっぺら坊は撃たれる直前に」
杉元が口を挟んだ。
「アイヌを殺したのは自分じゃないと言ったぜ」
アシリパはまた考えに沈む。
ふと、アシリパはソフィアのことを思い出した。
「どこへ行った?」
「近くにいるはずだ」
月島軍曹が片膝を地面に突いた。
「月島ァ!!しっかりしろ」
鯉登少尉が月島軍曹に声を掛ける。
ひどい傷だと谷垣が、月島軍曹の怪我を見て言った。
「よくここまで立っていられた」。
鯉登少尉は急いで亜港へ引き返すぞと声を掛けた。
アシリパはソフィアを探していた。
アシリパは、ソフィアがキロランケと監獄で何度も文通のやりとりしていたことを聞いていた。
すべて知っているかもしれないと考えていた。
「あれ?」
双眼鏡を覗いていた杉元が燈台の娘に気付き声を上げた。
アシリパは何かを見付け、遠くを指さした。
「あ!!向こうに人影がある!!」
鯉登少尉がアシリパに注意する。
自分たちはアシリパを確保するために来たこと、そして、杉元も自分たちに協力する取引をしていることを説明した。
鯉登少尉はアシリパに厳しく言った。
「私の許可なしに離れるな」
真面目な顔で話しを聞いていたアシリパ。
「ちょっと見てくる」
「俺も行く」
走り出すアシリパと一緒に杉元も背負っていた尾形を降ろして駆けて行ってしまった。
アシリパたちが人影に近付くと、もめているような声が聴こえてきた。
二人は氷の影に隠れて、そっと様子を伺う。
一人の男が二人組に襲われていた。
「でやぁッ!!」
男は襲い掛かってきた相手を殴り返す。
「はあッ☆」
良い笑顔で振り返ったその人物は、岩息舞治だった。
「奇遇ですな」
岩息は杉元に気付くとこちらに近寄ってきた。
「見なかったことにしよう」
岩息は月島軍曹を軽々と抱えて歩く。
どうやら岩息も杉元たちと同じ道筋で北上していたらしかった。
白石が名残惜しそうに後ろを振り返る。
「あばよキロランケ」
杉元はアシリパに、月島たちを亜港まで運んだらまたソフィアを探しに行こうかと言った。
「いや…ソフィアとは必ずまた会える」
アシリパははっきりと言い切った。
「私を探しに来るはずだ」
その頃、ソフィアは埋葬されたキロランケを見付けていた。
「さようなら坊や…忘れないわ」
「そうだアシリパさんこれ返すよ」
杉元はずっと預かったままになっていたアシリパのマキリを返した。
「ありがとう杉元」
「さあ北海道へ帰ろうアシリパさん」
場所は変わり、北海道最大の温泉地、登別地獄谷。
『滝の湯』で療養する、二階堂と宇佐美。
「二階堂一等卒に宇佐美上等兵!!」
滝に打たれていた二人に、声が掛けられた。
「菊田特務曹長殿」
それまで横たわっていた宇佐美は瞬時に姿勢を正し、怪我の具合を尋ねた。
「ほう…鶴見中尉殿が俺の様子を気にされて貴様を寄越したのだな?」
宇佐美は再び横たわって滝を浴びる。
菊田は二階堂に言った。
「ところで聞いたか?有古一等卒の変な話」
昨夜、地獄谷よりもっと山奥の温泉で妙な男に会ったという。
真っ暗な雪山を明かりもつけずに下駄で逃げて言ったらしいと話す菊田。
「変な話だろ?」
菊田の話をよそに、滝を股で受ける宇佐美。
「金玉が左右入れ替わる!!」
第191話は以上となります。
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「ゴールデンカムイ」第191話の感想
キロランケの埋葬、そしてソフィアとも一時お別れです。
ウィルクに賛同し、ただ自分たちの民族の未来のために奮闘したキロランケは、白石の言うように、真面目過ぎたのかもしれません。
白石の「春が来たら故郷の水に溶けて眠れる」の台詞には、じんと感じるものがありました。
ソフィアの別れの言葉から、キロランケを兄弟のように思っていたのかなと感じます。
願わくは、キロランケに安らかな眠りがありますように。
ソフィアを探していたアシリパと杉元の前に再登場した岩息舞治。
再登場したからにはまだ役目がありそうですが、岩息が合流したことで、物語がどう動くのか見ものです。
今回はさらに、しばらく音沙汰なかった二階堂、宇佐美、そして、第七師団の新たな人物が登場しました。
菊田特務曹長から聞かされた噂は、都丹庵士のようですが、果たして真実やいかに。
それでは、感想はここまでです。
お疲れ様でした。
・・・
第191話は以上となります。
※次の第192話はコチラ!
「192話:都丹庵士、復活?!」
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以上で「ゴールデンカムイ」第191話のネタバレと感想について終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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※第191話のあらすじについて予測・考察させていただいた前バージョンです。ご参考までに!
~バージョン1:アシリパはキロランケの意思を・・~
鯉登とキロランケの死闘は続いていました。
キロランケの首を狙ったマキリは手で食い止められ、鯉登の胸には腕を貫通させて別の小刀が刺さります。
そこを背後から、谷垣・月島が銃撃、倒れこんだキロランケから離れた鯉登は自分が仕留めると駆け寄る月島に告げます。
ところが、見張っている谷垣の目を盗み、キロランケは最後の反撃とでもいう様に手投げ弾を鯉登らに投げ込みました。
間一髪のところで、鯉登が気付き手投げ弾を一太刀で切り落とし爆発は免れるのでした。
追い込まれて何をするか分からないキロランケを早く仕留めようとする谷垣らでしたがアシリパらの乱入で止められます。
アシリパに逃げてソフィアとウイルクの話をして思い出そうというキロランケに思い出したことを告げるアシリパ。
ここまでアシリパを連れてきたことは無駄じゃなかった、良かった、と思うキロランケ。
キロランケはアシリパに、「後は頼んだ、『俺たち』のために、ソフィアと・・・。」と話しかけ、アチャを殺したのは本当かと問うアシリパに答えることなくどこか穏やかな顔をして死んでしまうのでした。
・・・
前回、首を刺されてしまいもうだめかと思いきや、キロランケは最後まで戦う姿を見せてくれました。
鯉登らの奮闘も相まって、彼らが敵同士として殺し合っているのが悲しくて仕方ありません。
今回はキロランケとアシリパの再会を中心に考察していきたいと思います。
まずは、アシリパが銃を構える谷垣にキロランケをかばう様に割って入るシーンです。
キロランケは体がボロボロになっていてもアシリパに逃げてウイルクを思い出そうと話します。
どう見ても助かる血の量ではないにも関わらず、キロランケの目は鋭く細められ、逃げる隙を探しているようでした。
しかし、アシリパが思い出したことを告げるとキロランケは深い呼吸とともに表情を緩ませ、この旅が無駄ではなかったことを悟るのです。
描かれる走馬燈は白石・尾形・アシリパとの樺太での旅路・自分の家族、そして若き頃のソフィアでした。
若かりし頃のソフィアはウイルクを見つめ、キロランケも同じようにソフィアを見つめていました。
妻をめとり、家族を作ったキロランケでしたが、ソフィアをずっと愛し続けてきていたことが分かるシーンです。
キロランケは「後は頼んだ、『俺たち』のために、ソフィアと・・・。」とアシリパに言い、最期の言葉としてソフィアの名を呼ぶのでした。
キロランケが命を賭したこの旅路。
彼にとってこの旅路は若かりし頃、親友と愛した人とともに戦った戦いを最後までやりきる為の旅だったのではないでしょうか。
親友の娘を連れ、親友の生きた形跡をたどり、愛した人を脱獄させる。
たくさんの裏切りを犯し、その親友すら尾形ともに裏切ることになった彼ですが、この旅は彼にとって青年時代を再び生きるようなものになったのではないでしょうか。
キロランケは最初に杉元らと出会い、旅に同行することになった時、「最後まで見届けたい」と言っていました。
アシリパらの旅の終わりを見届けることはできませんでしたが、この旅で愛する人とかつての親友と再び出会うことが出来たことで彼の死が無念のものではなかったことを祈ります。
今回の扉絵に書かれた「カント オロワ ヤク サク ノ アランケワプ シネプ カ イム」はアイヌ語で「天から役割なしに降ろされたものはひとつもない」という意味だそうです。
キロランケの役割がアシリパにウイルクのこと、暗号の鍵を思い出させることだとしたら、彼は見事に役割を果たしたことになります。
彼の思いを受け取り、アシリパの旅はこれからも続きます。
まだまだ、謎が残るアシリパらのこれからの旅路。
キロランケの言う「俺たちのために」は誰を指す
次こそ暗号解読回か?
以上となります。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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