狼陛下の花嫁のネタバレ19巻 (最終回)&感想!記憶喪失の夕鈴に狼陛下は・・
今回の記事は「狼陛下の花嫁」の最終巻である19巻のネタバレと感想をお届けいたします!
階段で転び頭を打って意識を失っていた夕鈴はようやく目を覚ましたものの、後宮に入ってからの記憶がない。
夕鈴が目を覚ましたと聞いて駆けつけた狼陛下を見ても誰なのかわからず戸惑う夕鈴。
精神的に落ち着くならと下町の実家に帰されるが、狼陛下もお忍びでついてきて…!?
では早速「狼陛下の花嫁」の19巻(最終巻)のネタバレを見ていくことにしましょう。
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「狼陛下の花嫁」19巻(最終巻)のネタバレ
王宮の階段で転んで頭を打ち、三日間も眠り込んでいた夕鈴。
ようやく目を覚ましたものの何やら様子がおかしい。
張老師の見立てでは頭を強く打った衝撃で後宮に来てからの記憶を失ってしまったようだった。
夕鈴が目覚めたと聞いて慌てて駆けつけた狼陛下に会っても何も思い出せない夕鈴は、自分が陛下の妃だと聞いて混乱してしまう。
記憶を取り戻すため、柳方淵や氾水月、徐克右と面会させても戸惑うばかりの夕鈴に、李順は頭を抱えていた。
王宮にいる自分にまるで現実感がない夕鈴は、下町の実家に帰してくれるように懇願するが、李順に即座に却下されてしまう…。
しかし夕鈴の心が落ち着くならと、李順には内緒で夕鈴を実家に一時帰すことを決めた陛下は、夕鈴の上司李翔に変装しお忍びで付き添うことに。
実家に行き夕方の弟青慎に会った陛下は、夕鈴が王宮での記憶をなくしていることを説明し、落ち着くまでしばらくここでのんびりさせてやってほしいと話す。
そこへ偶然訪れた几鍔は久しぶりに顔を合わせた夕鈴と陛下に驚くが、自分を追い払おうとする夕鈴をよそに陛下を飲みに誘う。
几鍔に連れられ出かけた陛下は、記憶喪失になった夕鈴に自分の存在を忘れられて途方に暮れていると弱気な心の内を話してしまう。
そんな陛下に、幼い頃は甘えん坊だった夕鈴が、亡くなった母の代わりに自分が弟を守るのだとしっかりした娘に成長した過去を話すが、そんな夕鈴が一度だけ夢で見た亡き母の姿を求めて泣きながら探し回ったことがあったと語る。
しっかりしているように見える夕鈴の弱さも含めて全て受け止められなければ自分の妹分はやれないと陛下に諭す几鍔。
几鍔の言葉を胸に刻んだ陛下は、酒を酌み交わしながら、夕鈴が転んだ階段は低いもので、あんなところで頭を打った理由がわからないと話す。
その頃すでに休んでいた夕鈴は、階段で転倒した時の夢を見ていた。
朝から体がだるくぼんやりしていて階段を踏み外した夕鈴は、なぜか咄嗟に自分のお腹を守らなければと思い、無防備に頭を打ったのだった。
記憶を取り戻した夕鈴は、隣りに陛下がいないことに気づいて外に飛び出して行く。
几鍔と別れ、夕鈴の家に帰ろうとしていた陛下は家から飛び出してきた夕鈴を見つけて慌てて止めるが、陛下の顔を見た夕鈴は大粒の涙をこぼして自分を置いてどこへ行っていたのかと詰り「ひとりにしないで」と子供のように泣きじゃくる。
そんな夕鈴を見て几鍔の言葉が脳裏に浮かんだ陛下は、自分の胸に夕鈴を引き寄せ「絶対に離さない」と言い、何があってもそばにいると約束した。
笑顔を見せた夕鈴の記憶が戻ったことを恐る恐る尋ねる陛下に、夕鈴はこっそりと忘れていた大切なことを打ち明ける。
王宮に帰った二人に李順の雷が落ちるが、青ざめる夕鈴をよそにはしゃいで喜びに顔をほころばせる陛下の様子に李順は首をひねる。
李順に尋ねられた陛下は満面の笑みで夕鈴を抱きしめ「とんでもない宝物だから」と語るのだった。
そして時は流れ、ある晴れた佳日。
緊張する夕鈴を厳しく諭しつつ心からの喜びを伝える李順や、浩大、張老師らに見送られて夕鈴は陛下のもとへ歩み出す。
周宰相や柳・氾両大臣の後押しを得てようやく実現した夕鈴の正妃冊立の儀が行われ、盛大な宴が催された。
国内外から二人を祝いに懐かしい人達が訪れ、正妃となった夕鈴は皆と喜びを語り合う。
宴の中休みに控えの間で休憩する夕鈴と陛下は、ようやく正式な夫婦となった幸せをかみしめていた。
そこへ飛び込んできた小さな影…二人の息子、飛龍が夕鈴にしがみつく。
我が子を優しく抱き上げた陛下と、そんなの父に安心したように抱きつく飛龍。
飛龍を腕に抱いたまま陛下は夕鈴に宴に戻ろうと告げ、夕鈴はいつまでも陛下と共に生きようと誓う。
そして狼陛下と最愛の妃の幸せな物語は後の世まで白陽国の人々の間に長く広く語り継がれていくのだった。
最終巻の第19巻は以上となります。
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「狼陛下の花嫁」19巻(最終巻)の感想
狼陛下と夕鈴の波瀾万丈な物語、感動と幸せに包まれた最終巻です!
王宮の階段で足を踏み外し頭を打った夕鈴は、狼陛下のバイト花嫁として王宮に来てからの記憶を全てなくしてしまいます。
誰を見ても何も思い出せない夕鈴を混乱させないように、陛下は優しく接するのですが、下町で生活していた自分しか記憶にない夕鈴は王宮で暮らすことに現実感がなく、実家に帰してくれるよう懇願します。
もちろん李順がそれを許すはずはなく即座に却下されてしまいますが、夕鈴を案じる陛下は李順に内緒で実家に帰すことを決め、自分も共に下町に向かいました。
夕鈴の実家に帰ると、そこに幼なじみの几鍔が訪れ、飲みに行こうと陛下を連れ出します。
几鍔は陛下に、母が亡くなって以来弟を守るためにしっかり者となった夕鈴が、ただ一度夢に現れた亡き母の姿を求めて泣きじゃくったことを語ります。
決して強いわけではなく、弱い自分を忘れているだけの夕鈴の全てを受け止めろと、兄代わりとして陛下に諭すのです。
その頃、夢で記憶と共に大切なことを思い出した夕鈴は、傍らにいない陛下の姿を求めて家を飛び出します。
門を出たところで帰って来た陛下を見つけた夕鈴は子供のように泣きじゃくり、陛下は自分を求める夕鈴の涙を見て「どこにも行かない」と愛おしげに抱きしめるのでした。
あんなにラブラブだった陛下を忘れてしまった夕鈴には本当にハラハラさせられましたが、それだけに陛下を求めて大声で泣く姿に読者まで泣かされました。
夢から覚めて傍らに陛下の姿がなかったことが不安でたまらなかった夕鈴の気持ちと、それを見た狼陛下の夕鈴への愛情がダイレクトに伝わる感動のシーンだったと思います。
このあと二人の間には男の子が生まれ、夕鈴は狼陛下の正妃となります。
冷酷非情と言われていた陛下は、今では白陽国一の愛妻家となり、王宮の官吏や民からの評判も上々で、二人は長く幸せに暮らすのです。
バイト花嫁として出会い、偽の夫婦として演技をしていた夕鈴と狼陛下が愛を育んで本当の夫婦になったことで、この物語は幸せなラストを迎えました。
ラブラブな二人の姿を何度でも読み返したくなる素敵な最終巻をぜひ見届けてほしいと思います!
以上でこの記事を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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