ゴールデンカムイのネタバレ最新199話&感想!息子の決意と父親の思い
誘拐犯に捕まっている少年の鯉登音之進。
音之進を救出するため、誘拐犯からの電話から隠れ家を見つけ出す作戦を考える鶴見中尉と苦悶の鯉登少将。
誘拐犯から「要塞と駆逐艦を破壊しろ」との要求が入りますが、鯉登少将は音之進に向かってお国のために死んでくれと非情の宣告が・・・
しかし父親として息子を思う鯉登少将。
誘拐犯の居場所が分かった鶴見中尉は、三輪車を漕ぐ鯉登少将とともに五稜郭へ向かうのでした。
・・・
今回の記事ではゴールデンカムイの第199話についてネタバレと感想をお届けさせていただきたいと思います。
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「198話:陰謀と誘拐される鯉登!」
鯉登音之進は誘拐犯から手渡された月寒あんぱんを一口食べました。
その時、誘拐犯のリーダーがあんぱんの臭いを嗅ぎながら誘拐犯の仲間に呟きます。
「これはどこにあった?」
「食べるな!かなり古いものだ」
どうやらそのあんぱんは賞味期限切れのようでした・・・
鶴見中尉は、鯉登少将に誘拐された音之進の救出作戦について説明します。
作戦内容として、まずは音之進の無事を確認後、交換手に「番号」を聞き出させます。
そして、領事館から近隣に待機している部下たちへ「番号」を知らせる合図を送り、隠れ家へ突入させます。
ただし、誘拐犯たちも「番号」から隠れ家を特定されることは分かっており、すぐに移動する可能性もあります。
“速さ”が重要な作戦となります。
「ジリリリン」
誘拐犯からの電話が鳴り響きます。
鯉登少将は、自分の息子のために海軍を裏切ることはできないこと、音之進には恨まれても構わないから、お国のために死んでくれと話すことを鶴見中尉へ伝えます。
交換手が鶴見中尉へ電話を繋ぐと、誘拐犯から「要塞や駆逐艦を破壊しろ」との要求がありました。
予想通りの内容です。
鶴見中尉は、音之進を電話に出すように誘拐犯へ伝えると、音之進に代わります。
ここで鯉登少将は、音之進に向かって、「お国のために助けることはできない」ことを非情にも伝えます。
すると音之進は、父親である鯉登少将に対して、お兄さんのような息子になれなくて申し訳ないこと、自分は生まれてこなかったと思って欲しいことを伝えます。
そして、意を決した音之進は、誘拐犯に向かって頭突きを食らわして抵抗し始めます。
「ドガ、ボゴゴ・・・」
電話先から争う音が聞こえてくると、鶴見中尉はこの時とばかりに交換手へ「番号」を聞き出します。
誘拐犯がかけていた番号(144番)は、陸軍の訓練所である「五稜郭」からでした。
距離的に自分たちが最も近いと考えた鶴見中尉は、急いで五稜郭へ向かおうとしますが、跨った馬が急坂を怖がって進んでくれません。
その時、三輪車に乗った鯉登少将が猛烈な勢いで敷地から出てきます。
父親として音之進を救出するために五稜郭へ向かおうとしていたのです。
それを見た鶴見中尉は、怒涛の駆け足で三輪車へ駆け寄り、鯉登少将の後部へヒラリと跨り三輪車へ乗り移ります。
勢いよく下り坂を走っていく三輪車を漕ぐ鯉登少将と、それをまるで馬車のように操る鶴見中尉。
その華麗な手綱さばきと優雅さの前に、追っ手として現れた誘拐犯の仲間は瞬く間に仕留めてられてしまいます。
鶴見中尉が追っ手を斃したその瞬間、今度は三輪車の前に大きな馬車が現れます。
「危ない!」
馬車を避けきれなかった鯉登少将は、大破した三輪車を執念で漕ぎながらも五稜郭を目指します。
その脇には三輪車から吹っ飛ばされて転げまわる鶴見中尉・・・
ボロボロになった服装姿の鯉登少将は大声で叫びます!
「音之進~!」
そこには猛スピードで子供の救出に向かう父親の姿がありました。
・・
199話は以上となります。
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「ゴールデンカムイ」第199話の感想
尾形に止めを刺される刹那、子供の頃にあった誘拐劇を走馬灯のように思い出している鯉登音之進。
音之進は鯉登少将の息子として自由闊達に育ちました。
父親は海軍少将らしく、お国第一に考えていますが、その実は息子思いの一面もありました。
音之進が誘拐され、一度は息子を諦める鯉登少将ですが、結局は息子を救いに向かう感動的なストーリー展開となっています。
今後、音之進がどのように救出されるのか楽しみですね。
ここで注目なのが、冷静かつ大胆な活躍が満載の若かりし鶴見中尉です。
鯉登少将が漕ぐ三輪車に乗る移る鶴見中尉がとても躍動的で、頭脳明晰かつ運動神経の良さが描かれています。
最後のシーンで馬車にぶつかり、勢いよく転がり回っていましたが、次号も不屈の鶴見中尉の活躍が期待されます。
二人は無事に五稜郭に着くことが出来るのでしょうか?
次号あたりで「音之進救出編」のクライマックスが訪れると予想します。
そろそろ主人公のお二人であるアシリパと杉元の活躍も見てみたいです。
残りの刺青人皮の在処についてや都丹を亡くした土方歳三の動向、尾形と杉元との決着など待ちきれない展開がてんこ盛りです。
アイヌの隠し金塊争奪戦の再開が今から楽しみですね。
・・・
感想は以上となります。
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「第200話:音之進救出&尾形脱走」
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以上で「ゴールデンカムイ」第199話のネタバレと感想について終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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※第199話について予測・考察していた前バージョンです。ご参考までに!
~バージョン1 鶴見は鯉登をどう救う?!~
前話の「198話」に引き続き、鯉登家の墓の前で鶴見と話す幼き頃の鯉登から話が始まります。
自分は落ちこぼれで日清戦争の際に船の上で亡くなった兄の代わりにはなれない、船にも乗れない自分は父と同じ海軍将校にはなれないと言う鯉登。
父の仕事の関係で函館に引っ越すと鯉登が言うと、鶴見はまた会えたら友人になろうと言って別れを告げるのでした。
そして二年後、函館に越してきた鯉登は誘拐され、彼が乗り回していたミニバイクの様な三輪車はロシア領事館で見つかります。
ロシアが誘拐に関わっていると見た鯉登父の下にはロシア語が堪能ということで鶴見が呼びよせられます。
鶴見主導での奪還計画が進む中、鯉登父は犯人の要求に従えば戦争が始まってしまう、息子には死んでもらうしかないと言い切るのでした。
・・・
優秀だった兄の代わりにはなれないと思い悩む、鯉登音之進君14歳の心情から本話は始まりました。
兄の死に様を想像してしまい、船に乗っても酔ってしまうという鯉登は日清戦争から帰ってきた父は自分を叱るどころか笑顔も見せないと父の期待に応えられない自分の身の置き所に困っているようでした。
そこに人たらし、鶴見は父のために兄の穴を埋める必要はないと鯉登の欲しかった言葉をくれます。
函館に引っ越してきてからも相変わらず三輪車で走り回って遊んでいる鯉登音之進君16歳、誘拐に遭ってしまいますが、父は自分のためにロシアの言いなりになることは絶対にないと言い切っています。
この言葉が、国を守る為に尽力してきた優秀な指揮官である父が国同士の争いを前に息子の命を見捨てることを厭わないだろうという思いからか、自分は父にとってそこまでするほどの息子ではないという思いからなのか、どちらなのでしょうか。
鯉登父は鯉登の言う通り、ロシアの要求は飲めず、息子には死んでもらうしかないといい切ります。
鯉登父の本心としては、以前樺太へ鯉登を向かわせたときのようにたくさんの国民が息子を戦地へ送ったのに、自分が子供可愛さに危険から遠ざけては申し訳が立たない、そういった気持ちではないでしょうか。
自分の息子の命と引き換えにまた戦争を起こして多くの国民の息子を戦地に送ることは出来ない、親として自身も息子を持つからこそ、自身の息子を犠牲にするしかない、という苦渋の選択だったのでしょう。
鯉登父は決して、鯉登を見放していたり、愛情がないわけではなく、むしろ愛し、大事にしているように見えます。
ロシア領事館に偵察に向かった際には、それなりの立場にいながらも自ら息子の事件を調べるために同行し、かかってきた電話に駆け寄ろうとしています。
「親の心、子知らず」という言葉がありますが、鯉登には伝わっていないようですが、父は父なりに自身の責務との間で出来る限りの愛情を注いできていたのではないでしょうか。
次週、鶴見はどう動くのでしょうか。
出来れば、鯉登親子の仲を引き裂きつつの救出ではなく、仲を修復しつつの救出であるよう願います。
次週もお楽しみに!
・・
以上です。
~バージョン2 鯉登少尉の死と函館の土方歳三~
血だらけの鯉登少尉を見つける杉元ら一行。
杉元は瀕死の鯉登に誰にやられたのか問い質します。
術後で包帯をしている月島も心配して見守っています。
途切れ途切れの声で鯉登が呟きます。
「山猫・・・」
山猫とは尾形のことでした。
怒り心頭の杉元がアシリパに向かって呟きます。
「山猫は必ず俺が仕留める!」
「俺の責任だ・・・」
土方は網走監獄の抗争から逃れた後、函館にいました。
登別温泉で都丹が死んだことを知った土方。
第七師団に都丹の刺青人皮が手に入れられたことを確信します。
土方は焦る牛山に向かって語りかけます。
「大丈夫だ。罠はすでに仕掛けてある」
「そろそろ罠にかかる頃合いだ」
土方は着々と新たな刺青の脱獄囚を捕まえる手筈を進めているのでした。
・・・
病室で倒れている鯉登を見つける杉元とアシリパたち。
頭から血を流している鯉登を抱きかかえながら杉元が叫びます。
「鯉登、誰にやられた?」
意識が朦朧としている鯉登。
そこへ隣の病室から包帯の月島が駆けつけて絶叫します。
「鯉登少尉殿!大丈夫ですか?」
鯉登は必至に声を絞り出して発します。
「山猫・・・」
月島は尾形の姿を探しながら発狂して叫びます!
「尾形ぁ、絶対に許さん!」
その場から尾形を探しに行こうとする月島。
その月島を必死に抑えつける谷垣。
谷垣は怒りを抑え込むような表情で月島を見つめています。
アシリパは何も言えず鯉登を見つめることしかできません。
杉元を必死に呼び寄せる鯉登。
「山猫をヤレ・・・」
「アイツだけは許せん・・・」
そう呟きながら鯉登は静かに息を引き取ります。
苦渋の表情で目を閉じる月島。
震える拳をダンッと壁に叩き付ける谷垣。
アシリパはキロランケの死を思い返していました。
鯉登を静かに抱きかかえる杉元の目には怒りが漲っています。
ガタガタガタ!
その時、裏口から物音がします。
隠れていた尾形が逃げ出した音でした。
杉元らが外に出た時には、尾形の姿は雑踏の中に紛れ込んでしまっていました。
杉元がアシリパに向かって呟きます。
「山猫は必ず俺が仕留める!」
「俺の責任だ・・・」
場面は変わって月夜の湯の川温泉。
土方歳三は網走監獄での抗争から逃れた後、牛山と共に函館に着ていました。
網走監獄で新たな刺青をした脱獄囚の情報を得ていたのです。
登別温泉で都丹庵士が死んだことを知った土方歳三。
土方が牛山に向かって語り掛けます。
「あの都丹が死んだそうだ」
牛山が驚いた表情で問います。
「あのしぶとい都丹が・・・」
「誰にやられたんだ?」
土方が静かに答えます。
「どうやら雪崩に巻き込まれてしまったようだが・・・」
あの冷静な牛山が大声で叫びます。
「あの耳があれば雪崩なんかに巻き込まれるはずがない!」
「やはり第七師団にバレたとしか・・・」
土方は鋭い眼光で軽く頷きます。
そして牛山に向かって呟くのでした。
「あの鶴見が登別温泉に着いたそうだ」
「都丹の刺青人皮をすでに手に入れた頃だろう・・・」
牛山が焦るように問い質します。
「こちらも早く新たな刺青人皮を手に入れなければ・・・」
「このままでは第七師団の連中に先を越されてしまうぞ!」
土方は余裕の表情で牛山に諭します。
「大丈夫だ。罠はすでに仕掛けてある」
「そろそろ罠にかかる頃合いだ」
土方はほくそ笑みながら月夜を見上げるのでした。
・・
以上です。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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