ゴールデンカムイのネタバレ最新192話&感想!杉元&アシリパ、相棒の契約更新
温泉で療養中だった菊田特務曹長を尋ねた宇佐美と二階堂は、有古一等卒から妙な下駄の男の話を聞きます。
一方、アシリパたちはニヴフの集落で一時の休息を得ます。
尾形は意識を失ったままで、いまだウィルクが殺された真相は謎のまま。
そんな中、彼らはそれぞれの行く道を確認します。
・・・
今回の記事ではゴールデンカムイの第192話についてネタバレと感想をお届けさせていただきたいと思います。
(3月7日発売のヤングジャンプ14号掲載)
では、早速見ていくことにしましょう!
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「ゴールデンカムイ」第192話のネタバレ
※前回はコチラ!
「191話:キロランケに別れを告げる」
菊田特務曹長から、真っ暗な雪山で下駄を履く人間の話を聞いた宇佐美たち。
冬でも雪下駄というものがあるし、暗闇を逃げていったというのも目が慣れていただけかもしれないと宇佐美は聞き流す。
「僕は忙しいんだッ」
そう叫ぶと、再び滝の下で横たわる宇佐美。
菊田は有古本人から話を聞いた方がいいだろうと、有古を呼んだ。
有古によると、雪に残された下駄の音は雪下駄ではなく、わら長靴の足跡だったという。
宇佐美は何をそんなに怪しんでいるのかと、話しを急かした。
「着ていた服が…気になったんです」
よく見えなかったが、妙な柄の服だったと有古は言う。
「あんたら戦争終わってからずっとここでのんびりしてたからボケたんだ」
「こらこら二階堂…」
はっきりと言う二階堂を、宇佐美が宥めた。
旅館にて――
「そもそも有古一等卒はなんでそんな山奥の温泉に?」
「そこはアイヌしか知らない秘湯だから…」
有古は自分もアイヌであることを話した。
宇佐美は下駄の人間もアイヌではないかと言った。
妙な柄の着物もアイヌの文様であったなら、辻褄は合う。
しかし、有古はアイヌの服なら判別できたはずだと答えた。
「俺はその話がきになったんだがなぁ」
布団に俯せになりながら菊田が言う。
「按摩さん知らない?」
菊田の按摩をしていたのは、なんと、都丹庵士だった。
「さあ…今度見かけたら教えますよ」
「あはッ言うねぇ」
亜港近辺ニヴフ民族の集落。
アシリパとチカパシはエノノカの案内でニヴフの集落を案内されていた。
ニヴフも犬をたくさん飼っていて、夏の間は丸太で作るケラフに、冬は土で作るトラフに住んでいた。
ニヴフとウイルタは似てるとアシリパが言った。
「わたしたちはちょっと違ってちょっと似ている」
それはアシリパが北海道にいたら知らなかったことだった。
トラフ内部では尾形と月島軍曹が寝かされていた。
「どうして尾形はキロランケと組んでいたのか」
谷垣は尾形が少数民族の独立に共感するとは思えないと話す。
鯉登少尉は本当に金塊が欲しいだけなのだろうかと疑問を呈する。
そうであって欲しいねと杉元。
「気兼ねなく殺せる」
「スヴェトラーナ」
月島軍曹が呼んだ。
「俺は島を出たいアンタの気持ちもわかるし無事を知りたいご両親の気持ちもわかる…」
月島軍曹はそう言うと、一つの提案をした。
「岩息について行って大陸に渡れ」
その代わりに手紙を必ず書くよう言った。
手紙は月島軍曹が帰りに届けるという。
「生きていることさえわかれば真っ暗な底からは抜け出せる」
スヴェトラーナは約束すると答えた。
スヴェトラーナは島から逃げることばかり考えていたという。
しかし、監獄でソフィアという強い女性と出会ったことを話した。
「あたしもソフィアみたいに強くなって首都サンクトペテルブルクで成り上がる」
スヴェトラーナは夢を語った。
「金持ちになって両親を呼び寄せるわ!!」
岩息とスヴェトラーナの二人と別れ、杉元とアシリパはこれからのことを話す。
「アシリパさんもお婆ちゃんに元気な姿を見せなきゃな」
鶴見中尉は、自分がコタンに帰るのを許さないんじゃないかとアシリパは言った。
たしかに、刺青人皮の暗号を解くまではアシリパを離さないだろうが、逆に言えば、暗号さえ解ければアシリパは自由の身だ。
「土方歳三よりはマシさ」
杉元の言葉に、アチャは土方歳三と協力させるために自分に金塊を託したのではないのかとアシリパが疑問を口にした。
「あのときアチャから何か聞いたか?」
杉元は、アシリパの問いに、しばし考えた後、答えた。
「いや何も…」
金塊を見つけることでアチャが何故殺されたのかがわかるかもしれないと話すアシリパ。
そして杉元も、鶴見中尉に従うわけではないが、まずは金塊を見つけると言った。
「じゃあまだ道は同じだな私たち…」
「そうだな相棒の契約更新だ」
お互いの道を確認し合った後、杉元は静かに決意を固めた。
――金塊を見つけてすべて終わらせる
――アシリパさんをこの金塊争奪戦から解放するんだ
・・・
第192話は以上となります。
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「ゴールデンカムイ」第192話の感想
前回、少し話に出た、下駄の男の詳細が語られました。
アイヌしか知らない秘湯で、妙な柄の服を着ていたという下駄の男と、按摩をする都丹庵士。
下駄の男が都丹庵士だとしたら、刺青人皮のため、何か企みがありそうです。
一方、ニヴフの家では尾形について触れられていました。
何故キロランケと協力していたのか、そして金塊を狙う目的等、ウィルク殺害の訳と併せて長らくの謎でしたが、それが明かされそうな予感です。
岩息とスヴェトラーナと別れ、杉元とアシリパは再開して以来、ようやく落ち着いて話が出来たのではないでしょうか。
話はアシリパのアチャのこと、金塊のこと、そしてこれからのこと。
アシリパの問いへの返答から察するに、杉元はアシリパをアイヌのために戦わせたくはないようです。
しかし、アシリパがウィルク殺害の真相に迫ろうとすればするほど、ウィルクの遺志に近付くことになります。
全ての真相を知った時、アシリパがどのような選択をするのかも見どころになりそうですね。
それでは、感想はここまでです。
お疲れ様でした。
※次の第193話はコチラ!
「193話:山奥に現れる下駄男を追う菊田」
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以上で「ゴールデンカムイ」第192話のネタバレと感想について終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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※第192話のあらすじについて予測・考察させていただいた前バージョンです。ご参考までに!
バージョン1:~アシリパの回想&尾形の感傷~
亡くなったキロランケを前に皆でキロランケを語る場面から始まります。
父が死ななければならなかった理由を聞きたかったというアシリパにインカラマッから聞いたキロランケの思いを語る谷垣とウイルクから自分がアイヌを殺したのではないと聞いたという杉元。
全て知っているかもしれないソフィアがいないことに気付いたアシリパは鯉登が離れるなというのを無視し人影の方に杉元と近寄ります。
しかし、人影はソフィアではなくスチェンカ男の岩息でした。
負傷者を亜港まで送った後にソフィアを探すかと聞く杉元にアシリパは自分を探しに来るはずだから必ずまた会える、と北海道へ戻ることを決めた一行でした。
一方、登別の温泉では第七師団の二階堂らが菊田という男と話していました。
菊田によると真っ暗な雪山を明かりもつけず下駄で逃げていった男がいたそうです。
下駄の男とは一体?
・・・
今回は、樺太編の終結のお話となりました。
キロランケとの最後の別れのシーン、そして最後の登別での温泉シーンを中心に考察していきましょう。
キロランケの死に、悔しいような顔をして「真面目すぎる男だった」という白石。
一緒に長い間旅をしてきたメンバーの中で初めての死亡者となったキロランケに対して、皆思うところがあるのかキロランケの遺体を見るまなざしは真剣で、彼を最後に目に焼き付けているようです。
白石やアシリパの表情は、近しい人の死を目にした悲しみとやるせなさが強く現れていますが、注目すべきは元兵隊・兵隊らの表情です。
元兵隊、そして現役の兵隊として死に慣れてしまっている、彼らは人の死を見送りすぎたのでしょう。
真面目な顔でただただ、彼の死を受け入れるような顔をしています。
共同戦線を結んだり、裏切ったりを繰り返しながら旅をしてきた彼らは、目的や属する組織が違えばいつかはこのように互いに命をかけて戦うという未来をいつか予想していたのかもしれません。
脱獄王でありながらも殺人などに手を染めていない白石とアイヌとして狩猟を行いつつも命に感謝をささげ生きていたアシリパには中々、受け入れられないことですが、杉元らにとっては致し方のない戦い、その結果のキロランケの死だったのではないでしょうか。
ゴールデンカムイは単純に敵・味方で別れた戦い、というものは存在しません。
だからこそ、真剣なまなざしでキロランケの遺体を見つめる杉元らの心の中では、キロランケと一緒に旅した楽しかったひと時、共にした食事などを思い悼んでいてほしいと思います。
そして、アシリパらと離れたソフィアのキロランケとの別れの表情ですが、こちらもやるせない表情というよりもただキロランケの死を受け入れているようなものでした。
パルチザンとして戦ったというソフィアの過去は多くは語られていませんが、彼女もまた死に慣れるような毎日を送ってきていたのかもしれません。
次に、登別の温泉シーンです。
初登場の男、菊田特務曹長が意味深に語る真っ暗な雪山を明かりもつけず下駄で逃げた男の話。
温泉ということも相まって鉱山労働者を引き連れた都丹庵士を思い出しますね。
真っ暗なのに下駄で逃げたと、履物まで本当に見えるのでしょうか?
反射音で周囲を把握する舌の音を聞いて下駄を履いていると錯覚したのでは、と思ってしまいますね。
都丹庵士は網走監獄で犬童にやられて重傷を負っていましたが、復活したのかもしれませんね。
都丹は今も土方組と行動を共にしているのでしょうか?
そうだとしたら、登別で一体何を?
・・・
以上です。
バージョン2:~アシリパの回想&尾形の感傷~
アシリパは回想していました。
息が途絶えそうになっていたキロランケ。答えた自分の言葉。
そして隠し金塊の隠し場所の暗号のヒントなどです。。
・・・
・シーン1「アシリパの回想」
アシリパは、息が途絶えそうなキロランケに向かって答えた自分の言葉を思い起こしていました。
「やっぱりアチャが教えてくれたことだった・・・」
そして、キロランケが死ぬ間際に話した言葉の意味を考えていました。
「きっとお前の中にカギがある・・・」
この言葉の意味を、隠し金塊に繋がる“カギ”が自分自身であることを、アシリパは再認識していました。
「お父さん(アチャ)・・・」
アシリパは、この時期にしては珍しい凪の状態である白銀の流氷を望みながら、いつまでも父(ウィクル)のことを考えていました。
単独行動していたアザラシは、流氷に上って、何事もなかったように日向ぼっこしています。
アシリパは、キロランケが言った最後の言葉の意味を思い返していました。
「俺たちのために、ソフィアと・・・」
キロランケが、いつもウィクルの寄り添うソフィアに対して、片想いであったことを知りえた瞬間でもありました。
アシリパは、父(ウィクル)のアイヌの名前である「ホロケウオシコニ」に、隠し金塊の隠し場所の暗号のヒントがあると感じ始めていました。
ここで、アシリパはウィクルから優しく語られていた言葉を思い返していました。
「アシリパよ、アイヌは文字を持っていない」
「だから、言葉でしっかりと相手に伝える必要があるんだよ」
子供心に聞いていたアシリパには、その時にはまだウィクルの語っていた“言葉”の持つ意味を理解できてはいませんでした。
しかし、現在(いま)のアシリパには十分に理解できました。
刺青人皮に彫られている模様には、隠し場所が把握できるような“地図”の意味合いがあるということを・・・
しかし、彫られている文字は、アイヌのアシリパ自身には読むことができません。
つまり、アシリパが一人では隠し金塊へとつながる暗号を読み解くことができない仕組みになっていたのです。
アシリパは、小さな頃から父(ウィクル)より教えてもらった事を、流氷に沈む夕日を見ながら一つ一つ思い返していました。
・シーン2「尾形の感傷」
尾形は肌寒い天井を見上げていました。
そこはどこか辺境の病室のようです。
やはり、左目だけでは焦点が合わないらしく、頭の中と同じくどこか虚ろな眼です。
右目はもう全く機能しておりません。
アシリパに毒矢で打ち抜かれたからです。
尾形はぼんやりと思い返していました。
「杉元が死んでさえいれば・・・」
右目から入った毒は、杉元がすぐに吸い出してくれたおかげで身体に毒は回っていませんでした。
尾形は一命をとりとめたのです。
杉元は尾形にとって命の恩人となったのです。
尾形はこれまでの裏切りの連続を思い返していました。
(第七師団での裏切り)
(土方歳三と手を組み)
そして、網走監獄ではウィクルを射殺までした男です。
尾形は天井に向かってボソッと呟きました。
「早く銃で撃ちたい・・・」
すでに気持ちは杉元へ照準を当てている尾形でした。
・・・
以上となります。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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