七つ屋志のぶの宝石匣の第８巻ネタバレ＆感想！事件の手がかりの人物が？！
この記事では「七つ屋志のぶの宝石匣」の第８巻のネタバレ・感想をお届けします。
顕定が指輪の石をすり替えたと濡れ衣を着せられたり、押し買いをパトロールしていた志のぶが偶然出会った虎徹と悪質業者を捕まえたり、倉田屋の周りは今日も忙しい。
そんな中、北川一家失踪事件に関わる意外な人物が明らかに…？！
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「第６巻：新たな人物が事件関係者に？！」
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「七つ屋志のぶの宝石匣」第８巻のネタバレ
ある日、顕定のもとに結婚を控えた一組のカップルがやって来る。
デュガリーのブライダルフェアで乃和が着けていた麦の穂のティアラを求める女性は、非売品だと知ると同じものを作ってほしいと注文する。
三千万円は下らない高価なティアラを注文する彼女に、同行していた彼氏はドン引き。
あまりに高額な注文のためデュガリーのスタッフが二人の身元を調べると、男性は岩崎製粉の御曹司岩崎浩太郎、女性が酒上製薬の令嬢酒上杏花だった。
杏花の父が、行方不明の叔父北上義実の友人、酒上照正だと気づいた顕定は、この仕事をまとめれば照正に話を聞く機会につながると考える。
再び来店した浩太郎と杏花だったが、浩太郎は、やおらティアラに注文をつけ始め、王族でもないのに必要なのかと杏花に詰め寄る。
杏花が席を外した間に、浩太郎は結婚が決まった途端に安易に高価なものを注文する杏花への不満を顕定にぶちまけ、スポーツ好きな自分にいつも付き合ってくれる杏花の明るさに惹かれたが、それはSNSにアップするためだったのだろうと語る。
翌日一人でデュガリーを訪れ、ティアラを諦めると言う杏花に、顕定が麦の穂のデザインを気に入った理由を尋ねると、麦の穂のティアラは繁栄と豊穣の象徴で、浩太郎の会社が麦を扱っていることから縁を感じたのだと杏花は語る。
興味を持つと暴走しがちな自分を反省する杏花は、浩太郎が呆れても無理はないと沈んだ顔で呟く。
気を取り直した杏花は顕定を野球観戦に誘い、一緒に出かけた顕定は楽しげに試合を見ている杏花を写真に撮ってSNSに上げるよう勧める。
SNSを見た浩太郎は、楽しそうな杏花の写真を見て、自分と一緒に何でも楽しんでくれた杏花を好きになった気持ちを思い出し、高いティアラに怯んで杏花の素晴らしさを忘れていた自分を反省する。
顕定の計らいで本社所蔵のティアラを特別にレンタルさせてもらえることになった杏花は喜び、浩太郎や両親と共に来店する。
杏花の父照正は顕定に差し出された名刺を見て、顕定が友人の甥であることに気づく。
顕定は照正から昔義実のアンティークショップで撮った写真を送ってもらい、そこに秋元夫人が写っていることに驚く。
秋元夫人が顕定の叔父義実と知り合いだったと知った志のぶは、秋元夫人の娘で同級生の摂子の同人誌製作を手伝うことを口実に秋本家を訪れ、そこで自宅に届いた匿名の手紙に添えられていた栞と同じものを発見した。
そこへ飛び込んで来た摂子の姉貴子は、母が小野山家のパーティーに行ったことを知ると、小野山夫人がデュガリーにお直しに出した指輪の石を顕定がすり替えたと顕定に濡れ衣を着せていることを志のぶに伝える。
パーティーに集まった出席者の前で、顕定に騙されたと語る小野山夫人だが、顕定信者であるご婦人方にそんな嘘は通用せず、自分が白い目で見られていることに気づかない。
そこへティアラの件で顕定と知り合った杏花がやって来て、小野山夫人が自分でサファイアをすり替えたという証拠を見せる。
問い詰められた小野山夫人は、皆が自分の紹介した外商よりも秋本夫人の紹介する顕定を選ぶから、秋本夫人を妬んで顕定を陥れたと白状した。
機転を利かせてその場を丸く収めた秋本夫人を皆が尊敬の目で見つめる中、志のぶは思いきって栞の話を持ち出し、北上義実のことを尋ねる。
志のぶから話を聞いて秋本家を訪ねた顕定に、自分の母と顕定の祖母章子の繋がりを語る秋本夫人。
北川一家が離散してから自分も独自に事件を追っていると言う秋本夫人に、叔父の石友達だった「晴子」という女性が合成ダイヤの研究者だと教えられ、顕定に最初に見せたCVDダイヤも晴子からもらったものだと語る秋元夫人。
顕定に話を聞いた鷹臣は、自分達に接触してきた連中が持っていた合成ダイヤとの関係について思いを巡らせ、宝石バイヤーである虎徹と連絡を取るべきと諭すが、肝心の虎徹と一向に連絡がつかずキレる顕定。
その頃こっそり銀九に戻っていた虎徹は、押し買い業者を見回っていた志のぶとひょんなことから知り合い、悪質な業者の手口に怒りを覚えてお互いの素性も知らぬまま一緒にパトロールすることに。
ある家を訪問していた最中にやって来た押し買い業者を捕まえた志のぶは、犯人を引き渡したしょーちんに名前を聞かれた虎徹のフルネームを聞いて、初めて顕定の知り合いだと気づく。
警察に事情聴取された帰りに一緒にやって来た志のぶと虎徹を見て展開の早さに呆れる鷹臣だったが、あいにく顕定は仕事で呼び出されて不在だった。
話題作りのため乃和の公式SNSのフォロワーを増やしたい広告代理店から乃和とのツーショット写真を撮影するよう頼まれた顕定は、嫌々ながら協力する。
鷹臣の店で予定している新作フェアのために宝石を買い付けて来た虎徹は、鷹臣や志のぶに希少なデマントイド・ガーネットを見せる。
200万円はするガーネットの入手経路を尋ねる鷹臣に、バンコクで事故に遭い金持ちらしい加害者に治療費として渡された高級腕時計を売って購入したとあっけらかんと報告する虎徹。
納得した鷹臣は虎徹に、フェア用の石留めを買いに御徒町へ行くよう頼み、ちょうど店に来ていた常連客の女性木ノ下は、興味があると言って同行させてくれるよう申し出る。
木ノ下が着けていた指輪から妙な「気」を感じた志のぶは虎徹を心配して自分もついていくことに。
翌日御徒町に向かう三人だったが、虎徹を狙う木ノ下に敵意を剥き出しにされ、気持ち悪いと言われてしまう志のぶ。
久々に言われた言葉に傷つき自己嫌悪に陥るが、自分を慰めてくれる虎徹に、自分が石から「念」が見えること、鷹臣はそれを「浄化」できることを話す。
押し買い業者の一件もあり志のぶの能力を理解する虎徹は、顕定のために宝石バイヤーになったのに、志のぶと鷹臣に比べて自分には何の能力もないことに落ち込む。
そこへ現れた顕定は、お人好しの虎徹を叱りつけるが希少なガーネットをタダで手に入れた運の良さを認め頭をなでる。
志のぶはその様子を見て、虎徹が人を惹きつけ愛される力を持っていることを感じる。
木ノ下の指輪から放たれていた「気」が、恋と打算だとしたら、乃和のSNSにアップされた顕定とのツーショットを見てモヤモヤする自分がどんな気を放っているのか、考えるだけで落ち込む志のぶだった。
第９巻につづく・・
(第９巻は2019年03月15日頃の発売です)
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「七つ屋志のぶの宝石匣」第８巻の感想
徐々に事件の手がかりに近づきながら、志のぶと顕定が今回も活躍します！
この作品の大きな魅力の一つが宝石についての興味深い知識をわかりやすく紹介してくれるところ。
今回は結婚を控えたカップルの絆を結びつける麦の穂のティアラや、顕定が濡れ衣を着せられたサファイアすり替え事件のオーバーグロース、押し買い業者を探していた志のぶと出会った虎徹が身につけていたタイガーズアイの方位磁石、さらに虎徹がバンコクで手に入れたデマントイドガーネットなどなど、エピソードに絡めて様々な石が登場します。
宝石やジュエリーに興味がなくても、一気に読ませてしまう展開の面白さは、さすが大ヒットマンガ『のだめカンタービレ』の作者ならではでしょうか。
さらにこの作品の軸となる北川一家失踪事件の手がかりにも少しずつ近づいていて、そちらも気になるところです。
ティアラを注文した女性の父親が、顕定の叔父である北川義実の大学時代の友人であり、彼から提供された写真で、秋元夫人が義実と知り合いだったという事実に辿りつきます。
さらに倉田屋に送られてきた匿名の手紙に添えられていた栞とそっくりなものを志のぶが秋元家で見つけたことをきっかけに、秋元夫人の母吉井悦子と顕定の祖母章子が親しい友人だったことや、秋元夫人自身も北川一家と交流があり、義実と親しくしていたことが明らかになりました。
志のぶの思った通り、秋元夫人は敵ではなく自らも秘かに事件の真相を追っていたのです。
顕定は、アンティークジュエリーショップを経営していた義実と友人だった「晴子」という女性のことを秋元夫人に尋ね、晴子が合成ダイヤの研究者だとと知ります。
叔父の義実と同じ時期に行方不明になったことから晴子も同じ被害者と思っていた顕定でしたが、自分達に接触してきた人間が合成ダイヤを持っていたことと無関係とは思えなくなり、事件の解明にはさらに手がかりを探す必要がありそうです。
事件の鍵である晴子を見つけることはできるのか？
北川一家の失踪に関わり、北川家の家宝の石を持つ人物とは？
そして事件の真相は？
志のぶや鷹臣らの協力を得て事件を追う顕定が気になりながらも第９巻に続きます！
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以上で「七つ屋志のぶの宝石匣」第８巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。
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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)
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