彼女お借りしますのネタバレ第104話&感想!和也と千鶴の思いが交錯する。
今回の記事は「彼女、お借りします」の第104話(8月21日発売の週刊少年マガジン2019年38号掲載)のネタバレと感想をお届けいたします。
ファミレスで始まった、
映画制作のキックオフ。
やってみせる!と気負う和也。
現実を見る千鶴。
ふたりの思いが交錯します。
“制作"と"出演者"の関係・・・
前途多難ですが、
ふたりの夢が進み始めます。
・・・
では、早速、第104話を見ていくことにしましょう。
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「103話:和也の案への千鶴の答えは?」
和也の胸はドキドキが治まりません。
ここはファミレス。
千鶴とプライベートで来るのは2度目です。
前回、自主制作映画を作るということになって、
これまでにない千鶴の姿をみた和也ですが、
ふたりで一緒にいるのはやっぱりドキドキします。
千鶴はレンカノとしてのデートのときの服装のまま。
とてもとてもかわいいです。
和也は思います。
この可愛さ・・・
いつになったら慣れるんだろう・・・
この段階に来ても、やっぱり和也にとって千鶴は、
近くて遠い、女神のような存在です。
簡単に近づくことはできません。
先程の千鶴の姿が脳裏に浮かびます。
さっきの表情・・・
あんな姿初めて見た・・・
目 潤んでいるようにも見えたし・・・
やっぱり
ただ事じゃ・・・
和也の頭の中はぐるぐると回っています。
千鶴への好意については、言うまでもなく
とてもとても強いものがありますが、
ずっとなんとか千鶴の役に立ちたいと願って来たのです。
千鶴のことが心配でたまりません。
そんな思いを千鶴の言葉が遮ります。
テーブルをどんっ!ばんっ!っと叩く千鶴。
千鶴は状況を整理しようとします。
久々です。
久々に猫の目になっています。
自主制作映画とは言え、
女優として出演する以上は、
和也は"制作"、千鶴は"出演者"
ということになります。
そう、これまでのレンカノとお客の立場ではなくなります。
事務所を通すかも知れないし、
マネージャーともやりとりするかも知れないし・・・
千鶴は、おばあちゃんのためというのは有り難いのですが、
出るからにはそれなりのものにしたいのです。
そりゃそうだよな
水原が出るからにはちゃんとしたものにしてやりてーし
どんっ!とテーブルを叩きながら和也が意気込みます。
和也くん、気持ちが盛り上がっているみたいですね。
ただ、気持ちだけが先に行っている感もなくはないです。
冷めた目で千鶴に冷静につっこまれます。
千鶴は言います。
ひとくちに映画といっても簡単ではない。
脚本選び
スタッフ探し
キャスト集め
撮影・編集
その他の雑務
やることは山積みです。
しかもクラウドファインディングなんて本当にできるのか不安です。
千鶴も、クラウドファインディングで出資を募って
映画を撮影したという話はよく聞くそうです。
和也曰く、大学の授業でも出るそうで、
個人レベルでページを作っている人も大勢いるそうです。
不意に
ずいっと身を乗り出して、
パソコンを覗き込む千鶴。
対する和也は、例の如く ドキっ!!
和也の目は、千鶴の胸の谷間へ・・・
ち、ちかぁ(近)・・・!!
どんなに大きな事を言っても
こんなところはやっぱり和也くんですね。
まだうら若い、童貞くんであるのは変わりません。
とりあえず出資を募ることについては
和也にお任せということになりました。
千鶴は、このことは和(なごみ)おばあさんたちには言わないようにくぎを刺します。
千鶴は気を遣わせそうだからと言いますが、
大御方様に知れると確かに大変なことになりそうです。
タンス預金を出そうとか
保険を崩そうとか・・・
なんだかんだで
ファミレスでの最初の打ち合わせもおしまい。
コーヒー代のお支払いです。
金額470円
和也が支払おうとしていると、千鶴が制止します。
“彼女"じゃないんだから割り勘で!と少し困ったように言う千鶴さん、素敵です。
赤面し、バタバタする和也。
“割り勘"
この言葉を千鶴から聞く日が来ようとは・・・
とりあえず、和也くん。
女優さんに払わせる訳にはいかないと
なんだかよくわからない理由をつけて
支払ってしまいました。
そして帰り道。
和也は考えます。
自らの話に千鶴が乗ってくれて良かったと・・・
前途多難ではあるけど、
千鶴の"夢"を叶えるにはこれしかない と・・・
千鶴の潤んだ瞳が浮かびます。
心配になったのか、
不意に和也が千鶴に声をかけます。
本当に、平気か!?と。
千鶴が遮ります。
別に普通だと。。
またいつものように強がっているのかな・・・・?
帰っていく千鶴の後ろ姿を見ながら、
和也は決意を新たにします。
とにかく俺はやるしかない・・・!!
撮るんだ!
必ず!
水原で
映画・・・!!!
場面は変わって、
湯船に入っている千鶴の姿。
和也の言葉
千鶴自らが発した言葉・・・
いろいろ浮かんできます。
自分はいったいどんなカオしてたかな・・・
両の頬に手をあてながら、
少し頬を赤らめながら、
言葉とは裏腹に、
なんとも言えない、憂いを秘めた表情です。
一緒に、映画作るんだよ!
和也の言葉、その姿がまた浮かびます。
千鶴の眼差しが、少し現実に戻ったような・・・
そして、部屋でひとりパソコンを睨むように見つめる
和也の姿・・・
ハチマキを巻いて、
右手にはエナジードリンク・・・
こうして、波乱の一日が終わって行くのでした。
・・・
第104話は以上となります。
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「彼女、お借りします」第104話の感想
以前、千鶴が女優を目指していることを知った和也は、
経済的援助の為に、毎週千鶴をレンタルすることにしました。
しかし、女優への道のりは厳しい・・・
迫真の演技を見せる千鶴でも、
その狭き門をくぐることはなかなかできません。
更に、小百合おばあちゃんに残された時間もあまりなく・・・
和也は一生懸命考えました。
それは千鶴への強い想いがあるからに他なりません。
今回、自主制作映画を作ろうということで、
具体的に、千鶴の"夢"を直接手助けすることができます。
和也くんとしては、本当にこれ以上ない妙案です。
でも現実は甘くないでしょう。
いろいろな事が今後も起きると思います。
まあ、読者としては、それを期待しているのではありますが・・・
それにしても、好きで好きでたまらない人が、
すぐとなりに住んでいて、
その女性を毎週レンタルして、
ときにはお隣さんとして接して、
今度は、制作と出演者の関係・・・
なんだか肩書ばかりが前に出ているふたりですが、
これからどうなっていくのでしょう・・・?
千鶴が和おばあちゃんには話さないで欲しいと言ったとき、
和也はすんなりと承知しました。
でもこれ、ずるい男だったら、
すぐさま家族に話して、恩を売って、
千鶴さんが自分から逃げられないように
仕向けてしまうんじゃないかと思います。
きっと私が和也の立場だったら・・・
いやいや、そんな事を考えてはいけません。
和也の純粋で真っ直ぐな心が、
千鶴の心を惹きつけているのですからね。
ふたりなら、きっと良い作品を作ってくれると信じつつ、
次回からの展開を楽しみにしたいと思います。
・・・
感想は以上となります。
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「105話:自主制作映画。1人の美女が!?」
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以上で「彼女、お借りします」第104話のネタバレと感想を終わらせていただきます。
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