アルスラーン戦記のネタバレ11巻&感想!ギーヴの運命や如何に!

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この記事では「アルスラーン戦記」11巻のネタバレと感想についてお届けします。

前回の「アルスラーン戦記10巻」では遠征に行くことを計画している時に魔導士によって放火事件が起きます。それを鎮圧したギーヴとイスファーンでしたが、ギーヴがイスファーンの兄を殺したことを伝えると空気が変わりました。

この先はいったいどうなってしまうのでしょうか。

では、早速「アルスラーン戦記」11巻のネタバレについて見ていくことにしましょう。

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「アルスラーン戦記」11巻のネタバレ

突然の喧嘩にざわめく城内。

争っていたのはギーヴとイスファーンでした。

イスファーンはギーヴに兄のシャブールを殺され、さらに殺したことに関して態度も気に入らなかったのでイスファーンの味方をする者もいました。

それにも突っかかってきたギーヴにイスファーンは剣を抜きギーヴに飛びかかります。

一進一退の攻防戦をしている中、刺し違える寸前でファランギースによって止められます。

そこにアルスラーンが来て2人から事情を聞きますが、ギーヴはアルスラーンの元で仕えることを窮屈に感じ、アルスラーンの元を去ります。

アルスラーンはナルサスから2人が決闘をした理由を聞くとギーヴを説得しに行きますが、ギーヴの気持ちは変わらずアルスラーンの元から去って行きました。

アルスラーンはギーヴがいなくことに落ち込んでいましたが、ダリューンから先ほどのことは演技ということを聞かされます。

新参者からあまり良く思われていないギーヴをアルスラーンが贔屓したとなれば軍の均衡が保てなくなるからギーヴはナルサスとこのようなことに話し合って決めたのでした。

その夜、ダリューンとナルサスはアルスラーンの人望のことを話していると魔道士のことを調べたエラムとアルフリードが来ます。

しかし、魔道士の目的や意図はけっきょくわからずじまいでした。

そして、パルス歴3215月10日、朝になるとアルスラーンはルーシャンに留守を任せてエスタニア討伐軍を率いてエクバターナへ出征します。

9万5000の軍を率いてエクバターナへ、向かっていることは5日でエクバターナで届きます。

これに対応するため軍権を委ねられたギスカールはザーブル城にいる鉄仮面を招集の使者を出し、残りの家臣を集め会議をします。

ギスカールはアルスラーン軍を完全に叩き潰すために10万の軍勢を用意します。

アルスラーン軍はアルフリードのおかげで進路上に臨時で作られたチャスーム城を見つけます。

この城はクレマンス将軍が治める城で灌木の茂みや断層に囲まれて簡単に落とせない立地でもあります。

アルスラーン軍の第一陣を務めるザラーヴァント、イスファーン、トゥースは攻城したがっていましたが、ナルサスはチャスーム城を放置します。

このことを聞いたザラーヴァントとイスファーンは居ても立っても居られず、第二陣と距離を空けて行軍してしまいます。

チャスーム城にいたクレマンスは迎え撃つため軍を出し、5月16日に両軍は激突します。

ザラーヴァントとイスファーンのみで迎え撃ったためクレマンスに押されていましたが、トゥースが来たことにより退却します。

クレマンスは3人を追撃しますが、チャスーム城陥落寸前の報告を受けチャスーム城へ戻ります。

しかし、そこで待ち構えていたアルスラーン軍によって、クレマンスはダリューンに討ち取られます。

チャスーム城を無力化したアルスラーン軍は次に聖マヌエル城へ向かいます。

城主のバルカシオン伯爵は篭城に備えるために1000人の兵士を偵察と食料調達に向かわせます。

5月20日、アルスラーン軍は聖マヌエル城の北にあるシャフリスターンの野にて食料調達のために狩りをしていました。

アルスラーンも狩りに興じていましたが、そこで聖マヌエル城の偵察隊と遭遇し戦闘になります。

キシュワードとファランギースの活躍により兵を減らしていきますが、アルスラーンはジャスワンドと敵に囲まれていました。

その時ダリューンが来る報告を受け、油断したアルスラーンに敵国のエトワールが斬りかかります。

間一髪のところをジャスワンドに助けられ、ようやくダリューンも合流し偵察隊を圧倒していきます。

この状況からエトワールはダリューンに立ち向かいますが、捕まります。

そこで兜が外れエトワールが女性だということが知れ渡ります。

ナルサスも合流したアルスラーン軍はその勢いのまま聖マヌエル城を襲撃します。

遠くからアルスラーン軍を見ていたギーヴの一矢により城の門は閉じず、アルスラーン軍に食糧庫を占拠されます。

そして、バルカシオンは妻たちと共に身投げし、命を断ちます。

1人残ったエトワールはアルスラーン軍の捕虜として拘束されますエトワールはアルスラーンと話していくうちに自分が信じていたイアルダボート神の教えに疑問を持つようになります。

聖マヌエル城陥落の報告を受けたギスカールは諸侯の団結を確かめていた時に銀仮面卿ヒルメスが100騎を従えてザーブル城からエクバーナへやってきたのでした。

・・・

第15巻は以上となります。

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「アルスラーン戦記」11巻の感想

ギーヴの覚悟と忠誠心が見えた11巻でした。

この巻でギーヴがアルスラーン軍からいなくなります。

ギーヴ自身はアルスラーンに忠誠を示したいのもありますが、軍の統制が効かなくなるのでナルサスが考えた苦肉の策でした。

それを受け入れるギーヴの懐の深さとアルスラーンを思って自ら身を引くことができる謙虚さがギーヴにあることを知り、ギーヴの新たな一面を垣間見ました。

ギーヴはアルスラーン軍を抜けてもアルスラーンの行軍を影から見守りつづけ、聖マヌエル城を閉める門番を射抜いてアルスラーン軍が聖マヌエル城に入れるように支援しており、アルスラーンに対する忠誠心が垣間見えた瞬間でもあり、普段はおちゃらけた様子で周りを見ていてもアルスラーンのためならどんなことをする覚悟があるとギーヴを見ていて思いました。

アルスラーン軍の行軍ではナルサスやダリューンが活躍しました。

ナルサスは難攻不落とも言えるチャスーム城を功を焦る第一陣を先鋒にし、残った軍でチャスーム城を陥落させています。

油断を誘ったナルサスの軍略に凄いと思ってしまいました。

ダリューンはアルスラーンが敵と遭遇した時、すぐに参陣しエトワールを拘束しています。

その時、ダリューンはエトワールが子どもみるや情けを掛けてあげています。

アルスラーンが子どもを殺すのを見るのは嫌ということも理解しそこから即座に決断できる判断力が凄いと思いました。

また、拘束されたエトワールはアルスラーンを憎いと思っている中でアルスラーンによくされて認識を変えて行きます。

エトワールにとってアルスラーンたちは野蛮人ともいえる存在なのにきちんと礼節を持って敵に温情を掛けてくるアルスラーンを見てエトワール自身が間違っていると感じ始めます。

そのような認識を持ち始めたエトワールが今後どのような行動を起こすのか楽しみです。

また、ヒルメスが合流し敵軍の猛攻が考えられるとアルスラーンはどう立ち向かっていくのかこれまた楽しみで仕方がないですね。

・・・

感想は以上となります。

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以上で「アルスラーン戦記」11巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。

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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)