こどものおもちゃ第9巻のネタバレ&感想!羽山と両想いになった紗南だが・・

2019年2月21日

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ようやく想いが通じ合い羽山と付き合い始めた紗南は初めての両想いに舞い上がって恋愛モード全開。

何をしていても羽山のことで頭がいっぱいで、ママや玲に呆れられながらも幸せな毎日を送っていた。

しかし突然羽山が父の転勤によってロサンゼルスへ行くことになり、ショックを受けた紗南は心を病んでしまい…。

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こどものおもちゃ第9巻のネタバレ

ようやく羽山と想いが通じ合った紗南は、初めての両想いに舞い上がりこれまでになくはしゃいでしまう。

何をしていても羽山のことで頭がいっぱいで、すっかり恋愛モードの紗南を、ママや玲は呆れながらも温かく見守っていた。

一方、右手が動かなくなっても空手を続ける羽山だったが、稽古は基礎からやり直しとなり、その様子をこっそり覗いていた羽山父は思いきり空手をさせてやりたいと思案しながら出張先のロサンゼルスに向かう。

ある日羽山はリハビリに通う病院で、自分を待っていた直澄に、悲しむ紗南を見たくないからもう泣かせないでほしいと言われる。

直澄がなぜそれほど紗南を想うのか訝しむ羽山だったが、同じ養護施設で過ごしたこと以外のつながりが紗南と直澄の間にあるとは思えず、あまり気にしないことにする。

それでもなぜか直澄の言葉に深く秘めたものを感じるのだった。

数日後出張から帰った羽山の父はロスへ転勤が決まったことを告げ、家族皆で行こうと言うが、紗南を想うと羽山の心中は複雑だった。

年が明け初詣の誘いに来た剛と亜矢に転勤の件を話す羽山に、剛は一刻も早く紗南に伝えるべきだと言い、羽山は紗南を呼び出した

仕事を終えてやって来た紗南に父の転勤でロスへ行くことを話すが、紗南は動揺を隠せず、行かないでと羽山に懇願する。

日本に残れるよう父に頼んでみると言った羽山の言葉を信じ、必死に落ち着こうとする紗南だったが、帰宅した紗南と言葉を交わしたママはその様子に言いようのない違和感を感じる。

翌日仕事に出かけた紗南は突然帰宅し焦った様子で撮影が延期になったとママに訴えるのだが、口調とは裏腹に紗南の顔からは表情が一切なくなっていた…。

異変を悟ったママは平静を装って優しく宥め、紗南を部屋で休ませることに。

混乱する玲に仕事場での紗南の様子を聞いたママは紗南が心の病になったこと、これが初めてではないことを話し出す。

一度目は紗南が7才の時、すでに自分がママの本当の子供ではないと知っていた紗南は、劇団こまわりの発表会の舞台『笑いの人』で、大人の間を転々とするみなし子のみち子の役を演じることになったが、みち子の境遇が理解出来ず、劇団の先生に尋ねると「本当のお母さんじゃないからよそにもらわれる」のだと教えられる。

紗南はみち子に自分を重ね、自分もいつかよそにもらわれてしまうと怯えるようになり、それがきっかけで心を病んでしまったらしかった。

症状は主に表情がなくなることと、精神的な疲労からかぐったり眠る時間が増えることだが、問題は紗南自身に病気であるという自覚がなく、医師に診せても前例のない症状だったため治療法がわからないことだった。

絶望的な毎日の中ママは途方に暮れていたが、発病してから15日目に学校から帰って来た紗南には自然な表情が戻っていた

その日は家政婦の志村さんが紗南の学校に付き添っていたが、下校時に見失ってしまい、見つけた時にはもう治っていたのだと言う。

今紗南がそれほど衝撃を受けるとすれば羽山に関することしか思い浮かばず、ママは玲に羽山を連れて来るよう命じる。

紗南の病気について説明された羽山は、父の転勤でロスに行くことを話し、ママ達はそれが再発の原因であると結論づける。

帰宅した羽山は紗南のために日本に残ることを父に頼むが、父は頑として許さなかった

理不尽なほど頑なな父の態度を不審に思った夏美は、父と二人になった時にその理由を問い質し、腕の再手術のためかと聞くが、まだ話せる段階ではないと口止めされる。

一方、倉田家では志村さんが、昔紗南の病気が治った時ぼんやりと「がいじんの女の子と会った」と呟いていたことを思い出し、ママが紗南に尋ねるものの、当時の記憶がほとんどない紗南には何のことかわからない。

そんな時紗南が病気だという噂を聞いて様子を見に来た直澄は、自分も『笑いの人』を見たこと、その直前に紗南と会っていたことを話し、それを聞いたママ達は思わず身を乗り出す。

幼い頃の直澄であれば青い瞳をした外国人の女の子に見えたとしても不思議ではない。

「15日目の謎」が解ければ今回の治療のヒントになるのではと思ったママは、直澄に紗南に会った時の経緯を詳しく尋ねる。

7才の直澄はバスの中から、泣きながら歩いている紗南を見かけ、後を追いかけて話しかけた。

紗南はテストで悪い点を取ってしまい、いい子になれないと泣いていたのだが、直澄が慰めると別れ際に笑顔を見せたと言う。

紗南の気持ちを確かめるために、当時のことを再現するという直澄は、ちょうどやって来た羽山に協力を求め、眠っている紗南の部屋で一人芝居をする。

幼い紗南はいい子でいないとみち子のようによそにもらわれると思い、一生懸命頑張っていたが算数のテストで悪い点を取ってしまいいい子になれないと泣いていた。

道で会った青い瞳の女の子に泣いていた理由を打ち明けると、紗南ちゃんはいい子だからきっとママも紗南ちゃんが大好きだと励まされる。

そして、ママと血がつながっていないことを口にする紗南に女の子は「血なんてかんけいないんだよ」と言ってくれたのだった。

その言葉で不安な気持ちが晴れた紗南は笑顔を取り戻すことが出来た。

直澄の芝居を見ていた紗南は、ママと血のつながりがないとわかって不安だったことや、泣いていた自分を慰めてくれたがいじんの女の子が直澄だったことを思い出す。

思いがけず紗南と直澄の深いつながりを知って複雑な気持ち羽山は、直澄に呼び止められ、直澄は挑発するように紗南と自分の運命を強調する…。

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こどものおもちゃ第9巻の感想

恋愛モードから一転、深刻な展開となった第9巻です。

晴れて羽山と両想いになり、舞い上がり気味の紗南。

羽山のために料理や編み物をしたり、風花のことでヤキモチを妬いたりする姿を見ると、恋愛オンチだった紗南を知る読者としては感慨深いものがあります。

このまま幸せいっぱいに過ごしてくれたらいいのにと思いますが、残念ながらそううまくはいかず、父の転勤によって羽山がロサンゼルスへ行くことになり、そのショックから紗南は心を病んでしまうのです。

かなり極端な反応にも思えますが、紗南がこの病気になるのはこれが二度目で、一度目はママとの関係が原因でした。

共通して言えるのは、どちらも大切な人と離れることを恐れてのことだということです。

これまでどんな困難にぶつかっても、泣いたり怒ったりしながら自分の力で乗り越えてきた紗南の中にこれほど弱い部分があったことは本当に驚きですが、生まれてすぐ母親に捨てられたという紗南の悲しい過去を思えば、無理もないような気がします。

自覚はありませんが、誰よりも自分を愛し守ってくれるはずの母親に置きざりにされたことは、紗南の心に深い傷を残したでしょうから。

いずれにしても明確な治療法はなく、ママや玲、羽山は途方に暮れてしまいますが、ここにきて直澄の存在が大きくクローズアップされます。

実は人形病になった7才の紗南の心を救ったのが幼い直澄だったのです。

ママと血の繋がらない自分はいつかよそにもらわれてしまうと不安に思う紗南に直澄が言った「血なんてかんけいないんだよ」という一言が、紗南のこわばった心を優しくほぐしてくれました。

泣いている紗南を慰めたいという直澄の優しさが紗南を救ってくれたのでしょう。

当時を再現した直澄の芝居で、紗南は忘れていた記憶を取り戻し、同時に自分を救ってくれた「がいじんの女の子」が直澄であったことを思い出します。

紗南と直澄には赤ん坊の頃に同じ加村学園で過ごしたこと以外にも深いつながりがあったわけで、それを知った羽山の心中は穏やかではありません。

紗南の病気を治したいと思いながら手をこまねいているしかない自分に苛立っていたこともあって、直澄へのライバル意識が募っていくのです。

紗南と羽山、直澄の三角関係の行方は?

羽山は紗南の笑顔を取り戻せるのか?

ロス行きで離れ離れになる二人はどうなる?

問題があり過ぎな紗南と羽山の笑顔が見たいと思いつつ、次巻に続きます!

感想は以上となります。

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以上で「こどものおもちゃ」第9巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。

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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)

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