こどものおもちゃ3巻のネタバレ&感想!紗南の衝撃的な秘密が!?

2019年2月21日

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両親が離婚した剛の件が一段落して、相変わらず元気いっぱいの紗南だが、最近少し様子がおかしいことを羽山だけは気づいていた。

夏休み直前に出かけた林間学校でしょっちゅうぼんやりしている紗南と、キャンプファイヤーの夜にひょんなことから二人きりになった羽山は、思いきってその理由を紗南に尋ねる。

すると突然大粒の涙を流して紗南が打ち明けたのは、大好きなママとの生活を失ってしまうかもしれないという不安だった…。

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こどものおもちゃ3巻ネタバレ

剛が欠席している理由を先生に聞き、心配した羽山は慌てて学校を飛び出そうとするが、紗南に呼び止められ行き先を聞かれる。

焦る羽山は、有無を言わさず紗南の手を取り連れ出すが、事情がわからない紗南は羽山をハリセンでしばいて事情を聞き出す。

羽山は、両親が離婚したという剛が心配で彼の家に向かおうとしていたのだった。

羽山とともに剛の家に行った紗南だったが、そこにいたのは剛の父親だけで、剛は母親と妹と一緒に家を出て行ったが行先は知らないと言う。

あまりに淡々とした態度に業を煮やした紗南達は強く抗議するが、羽山の暴言に剛の父はブチ切れ、紗南は羽山を連れてその場を逃げ出す。

公園で羽山は、剛と一緒にいる機会がなく、話を聞いてやれなかったと紗南に心の内を洩らす。

剛の行先がわからない二人は剛から連絡を待つことにし、近くにある羽山父が入院している病院に寄ることにするが、そこにいたのはリンゴを手に羽山父の見舞いに来ていただった。

いつもと変わらない剛の様子に力が抜ける紗南と羽山だったが、二人が自宅に行ったことを知り驚く剛。

以前から両親の不仲に気づいていた剛は離婚という事態になっても慌てる様子もなく、紗南達に、父と別れて暮らすため引越の途中であることを話す。

引っ越しの手伝いを申し出た紗南は玲を呼び出し、羽山とともに剛の新居へ行き、家を片づけながら様子を伺うが、いつもと同じ表情の剛を見てホッとするのだった。

しかし片づけを終えて帰ろうとする紗南と羽山を見送り、二人にお礼を言って頭を下げる剛の目には大粒の涙が…。

泣きながらも、自分が泣いたことは母と妹には言わないでほしいと二人に必死に頼む剛を紗南と羽山はそれぞれのやり方で励まし、剛は二人の言葉に笑顔を見せるのだった。

玲が運転する車で帰る途中、羽山はふと紗南に父親のことを尋ねるが、慌てて話を遮った玲に車を降ろされ、倉田家で父親の話題はタブーなのだと小声で教えられる。

二人のやりとりを見た紗南は、自分が羽山の家の事情を知っているのに話せなくて申し訳ないが、ママとの約束だから今は聞かないでと羽山に答える。

帰宅した紗南は、剛を心配して事情を知る紗南を待っていた亜矢に、剛が休んだのは急な引越だったことと、明日は登校すると言っていたことを話す。

翌日、両親の離婚で苗字が変わった剛は改めてクラスの皆に笑顔で挨拶するが、そんな剛を心ない言葉で揶揄する一部の男子にキレた紗南と羽山は無言で立ち上がりかける。

その時二人より先に剛を庇い、その勢いで剛に好きだと告白したのは亜矢だった。

亜矢の告白にクラスは大騒ぎになるが、紗南を好きな剛をライバル視していた羽山は、ここぞとばかりに悪魔の囁きで剛に亜矢を薦める

授業が終わり、帰りかけた紗南達は、羽山が亜矢に何やら話している場面を見つける。

羽山を手が早い危険人物と思っている紗南は慌てて亜矢を羽山から引き離すが、そんな紗南をよそに羽山にお礼を言う亜矢。

翌日亜矢は手作りのクッキーを剛に渡し、改めて励ましの言葉を伝える。

亜矢は羽山に「剛はモノに弱い」とアドバイスをされ、誕生日プレゼントを贈ったのだった。

羽山の目論見通り、剛はあっさりと亜矢を好きになり、二人は付き合うことに

玲と剛、ライバル二人を消し去った羽山はしてやったりの思いで一人ほくそ笑むのだった。

一方、明日からの林間学校の準備に余念のない紗南を部屋へ呼んだママは「約束」だったエッセイを夏休み明けに出版することを告げる。

一瞬表情が変わる紗南だったが、すぐに気を取り直しいつも通りの明るい声でママの執筆を応援する。

翌日、林間学校に出発した紗南は、バスの中でも元気いっぱいに過ごすが、時折ふとぼんやりとママが出版するエッセイのことを考えていた。

そんな紗南を訝しく思う羽山は、父が退院し紗南にお礼を言っていたことを伝える。

旅館に到着し、賑やかな夕食時間の最中も、時々上の空になる紗南を気にかける羽山。

皆が寝入ってしまった真夜中、紗南はどうしても寝つけずにそっと部屋を出るが、そんな紗南のもとに羽山が現れ、様子がおかしいと紗南に尋ねる。

その時、校長先生の笑い声が聞こえ、不審に思った紗南と羽山が覗いてみると、生徒を寝かしつけた先生達がこっそりと宴会を開いていた。

半ば先生達を脅して明け方まで宴会に参加した紗南と羽山は、翌日寝不足で予定されていた登山をこなし夜のキャンプファイヤーを迎える。

寝不足も加わってぼーっとしていた紗南は、飛んでいた火の粉を蛍と見間違えてふらふらと追いかけて行くが、それを見ていた羽山の前で突然姿を消す

慌てて後を追った羽山の目の前には崖があり、紗南が落ちたと思った羽山は、慎重に崖を降りて行くが、途中で足を踏み外し、やはり崖の下に落ちていた紗南と鉢合わせする

二人は大声で助けを呼ぶがキャンプファイヤーで大騒ぎしている皆の耳には届かず、その場でしばらく待つことにする。

二人きりになった羽山は、林間学校に来てからずっとぼんやりしていた紗南に、何か悩んでいるのではと尋ねる。

初めてそんなことを聞かれた紗南は心を見抜かれて動揺するが、溢れる涙を止められないまま羽山に胸の内を明かす。

ママが自分とのことをテーマにエッセイを出すこと、エッセイの出版は二人の間の「約束」だから止められないこと、今の幸せな暮らしが壊れてしまう可能性があっても執筆を進めるママが実は自分を嫌っているのかもしれないと悩んでいること…泣きながら思いを語る紗南を、ぶっきらぼうだが自分なりの言葉で励ます羽山

父や姉と歩み寄りともに過ごす家での毎日を楽しく感じ始めていた羽山は、自分達を救ってくれた紗南に感謝とそれ以上の気持ちを感じていたのだ。

落ち込んでいる紗南をほうっておけず「泣きたくなったら自分のところへ来い」と告げる羽山の精一杯の優しさに気づいた紗南は、満面の笑みで羽山にありがとうと伝える。

そんな紗南を見て安心した羽山もまた、初めて心からの笑顔を紗南に見せるのだった。

羽山の言葉で自分の居場所を見つけた紗南は、モヤモヤしていた気持ちが晴れ、ママが待つ家に明るい笑顔で帰ることができた。

そして楽しかった林間学校が終わり、いよいよ夏休みがやって来る。

しかし紗南は劇団こまわりの発表会のため稽古に忙しい日々を送り、テレビでは出演したCMやバラエティ番組が毎日のように流れていた。

そんな中、学校の水泳教室に参加した紗南は、新しいCMの仕事が決まり加村直澄という男の子と初共演することを友達に話すが、その名前を聞いた途端に女子達は興奮して大騒ぎする。

直澄は今注目の子役で、多くのドラマやCMにも出演しており、超がつくほどの美少年ぶりで大人気なのだという。

同じ水泳教室に参加し紗南達の話を聞いていた羽山は面白くない気分になるが、表面上は平静を装っていた。

やがて訪れたCMの撮影当日。

紗南と直澄の撮影は順調に進み、予定通り終了するが、帰り際に撮影で使った花束を紗南に渡した直澄は、紗南の耳元で「君の秘密を知っている」と意味深な言葉を呟く。

それを聞き咎めた紗南は直澄を楽屋に連れ込み問いただすが、直澄はずっと紗南が好きで5才の頃から活躍を見てきたことを話す。

それを聞いて単なる自分のファンであると思った紗南は一安心するものの、何者なのかと尋ねた直澄が「君と同じ秘密を持つ子供」だと答えたことで、一抹の不安を感じてしまう。

帰宅して一連の出来事を報告する紗南の話で、直澄の名前に聞き覚えがあることに思い当たったママは、念のために用心するよう紗南に伝える。

紗南とは逆にダラダラと夏休みを過ごしていた羽山のもとに、紗南から劇団こまわり発表会の招待状が届く。

発表会に出かけた羽山は、会場で直澄に話しかけられ、紗南のことならなんでも知っていると言う直澄に、紗南が仕事でもらっている金額を尋ねるが、あまりの額に言葉を失う。

発表会に出演した子役達の中で紗南の演技力は群を抜いており、紗南の実力を目の当たりにした羽山は、紗南との距離を感じる。

そんな羽山の気持ちを見抜いた直澄に、紗南とは釣り合わないと指摘され苛立つ羽山は居合わせた校長先生に八つ当たりでチョップをかましてしまうが、鷹揚な校長はそんな羽山に空手を始めることを勧める。

羽山と校長先生のやりとりを見ていた剛は、何に対してもやる気のない羽山が空手などするはずがないと一笑に付すが、剛の予想に反して、空手をやると宣言する羽山に驚く。

数日後、校長先生の紹介で空手道場に通い始めた羽山の様子を見に、剛と亜矢、そして亜矢に話を聞いた紗南も仕事の合間を縫って駆けつける。

しかし、紗南との格差を感じて素直になれない羽山は、素っ気ない態度で紗南達の前を立ち去ってしまい、面白くない紗南は仕事に向かう途中の車内で玲に羽山の愚痴をこぼすが、男の子である羽山の気持ちが紗南にはわからない時もあって当然といなされてしまう。

やがて紗南と直澄が初共演したCMがテレビで流れ始めると、お似合いカップルとマスコミに取り上げられるようになる。

しかし、世間での噂とは裏腹に直澄には気を許せないと警戒する紗南に、彼を調べたママは直澄が養護施設の加村学園で育った子供であることを伝える。

翌日グラビア撮影で直澄と一緒になった紗南は、休憩時間にこっそり直澄を呼び出し、加村学園のことを尋ねると、直澄は素直にその事実を認めた

そして直澄は、紗南もまた赤ん坊の頃にそこで過ごしていた時期があったことを確かめ、ほんの一ヶ月ほどだが一緒に過ごしていた紗南を知ってからずっと親近感を持ち続けていたと打ち明けた。

そんな直澄にエッセイ出版のことを聞かれ、思わず動揺して泣きそうになる紗南だったが、羽山の言葉を思い出し、自分には泣く場所があると笑顔を取り戻すのだった。

二学期が始まり学校に行った紗南は、例のエッセイが明日発売であることを羽山に告げるが、空手に通っていても思うように練習が進まずふてくされ気味の羽山は、紗南の話を聞くどころか「直澄に慰めてもらえば」と不機嫌に紗南を突き放す。

紗南は冗談半分に直澄とのことを妬いているのかと羽山をからかうが、図星を指された羽山は、怒って教室を出て行ってしまう。

その夜、自宅での夕食を終えるとママは紗南に、明日は学校を休むように伝える。

翌日エッセイが本屋に並ぶと、あっという間に騒ぎになり、テレビのワイドショーでは衝撃的な本の内容で持ちきりとなる。

ママのエッセイには、紗南との出会いと親子二人の歩みが克明に綴られていたのだ。

紗南はママの産んだ子供ではなく、公園のベンチに放置されていた捨て子だったという事実…

そしてそんな紗南を引き取り育て始めたママが、5才の紗南にその事実を伝え、紗南の実母を探し出すために、いつか本を出す約束を交わしていたことを…。

一緒に暮らしていた玲は初めてその事実を知り、驚いてママのもとに駆け込むが、紗南は約束だったからいいのだと静かに玲を諭す。

紗南のクラスでもエッセイのことでクラスメイトが噂をしていたが、羽山の怒りに満ちた一瞥で教室は静まりかえり、羽山はそのまま足早にその場を出て行ってしまう。

これまで自分を救い励ましてくれた紗南の言葉を思い返し、その時の紗南の胸の内に思いを巡らせ胸を痛める羽山。

一方、倉田家の周囲はマスコミに取り囲まれ、大騒ぎになっていた。

やむを得ず対応に出たママに口々に容赦なく質問を浴びせかける記者達。

しかし、いつもママの命令に従ってきた玲も今回ばかりはマスコミと同じ気持ちだった。

なぜ紗南の秘密を公表したのか、紗南の気持ちがわかっているのかと、ママを詰る玲。

自分のことで初めて言い争う二人の姿に悲しみ涙を流す紗南。

その時、マスコミの包囲網を突き破って倉田家の玄関に羽山が自転車で突入する。

泣いていた紗南を見つけると、有無を言わせず自転車の後ろに乗せ、家を飛び出して行く

追跡しようとしたマスコミの前に、心配で様子を見に来た直澄を乗せた車が立ち塞がり、紗南と羽山は自転車で走り去るのだった。

紗南を自宅に連れ帰った羽山は、エッセイを読んで驚いたとだけぽつりと紗南に語り、紗南はママと玲の喧嘩を思い出して、羽山の胸にすがって泣いてしまう。

そんな紗南を守るように抱きしめる羽山だったが…。

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こどものおもちゃ3巻の感想

前巻までと比べて少しヘビーな展開になった第3巻でした。

剛の両親の離婚にも驚きましたが、さらに衝撃的だったのが紗南の出生にまつわる秘密です。

幼い紗南に真実を打ち明けてまでエッセイを出版して紗南の実母を探そうとしているママの真意がわからないだけに、ママと離れ離れになるかもしれないと情緒不安定だった紗南の不安に胸が痛みます。

そしていつも明るい紗南の変化に気づき、彼女を支えたのが羽山でした。

クールな一匹狼だった羽山が落ち込んでいる紗南を気遣い、不器用ながらも精一杯自分の言葉で気持ちを伝える姿には、読んでいるこちらの胸まで熱くなりました。

これまで折に触れ支え合ってきた二人の絆がより一層強いものになった感動のシーンだったと思います。

しかし、羽山の言葉で自分の居場所を得て、忙しい毎日を生き生きとこなす紗南と比較して、何にも頑張っていない自分を顧みた羽山は落ち込むのですが、紗南が元気を取り戻せたのは羽山のおかげであることを考えると、ちょっと皮肉というか、すれ違いが歯痒い気がします。

そしてそんな羽山の焦りをさらに煽るのがこの巻から登場した加村直澄くん。

紗南と同じ子役タレントで超美少年、同年代の女の子から大人気の直澄は、謎の多いキャラですが、どうやら紗南に好意を持っている上に紗南の秘密を知る人物のようで、羽山にとっては玲や剛よりも遙かに強力なライバルとなりそうです。

だいぶ距離が近づいた紗南と羽山が、直澄の登場でまた少しすれ違ってしまいますが、そんな中でママのエッセイが発売されます。

その本に記してあるママと紗南の秘密…それは、紗南が捨て子であり、生まれたばかりの紗南を公園のベンチで見つけたママが施設から引き取ったという衝撃的な真実でした。

紗南は5才の時にそのことをママから明かされており、紗南の実母を見つけ出すために本を出版することを約束していたのです。

有名小説家と有名子役の親子の秘密を綴ったその本は、テレビのワイドショーで大きく取り上げられ、マスコミが大挙して倉田家を取り囲むなど、大騒動を巻き起こします。

しかしマスコミや世間以上に驚いたのは、羽山や玲など紗南の身近にいた人達でした。

羽山は母親の愛情を説いて自分を救ってくれた時の紗南の胸の内を思い、玲は紗南の気持ちも考えずに本を出したように見えるママに怒りをぶつけます。

言い争うママと玲を前に、さらに傷つき涙する紗南を救い出したのが羽山でした。

自転車でマスコミの包囲網を突破するという荒っぽい方法でしたが、羽山は林間学校での言葉通り、紗南を助けたいと強く思い、紗南が安心して泣ける場所になります。

ラストで、羽山に帽子をかぶせられ強引に自転車で羽山家に連れて来られた紗南は、強がることなく羽山の胸にすがって涙を流しました。

紗南もまた羽山に心を許していたからこそ、羽山の前でだけは我慢せずに泣くことが出来たのでしょう。

この騒動がどんな結末を迎えるのか、本当の母親は現れるのか、そしてママの真意はどこにあるのか?

いろいろなことが気になりますが、次巻に続きます!

感想は以上となります。

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以上で「こどものおもちゃ」第3巻のネタバレ・感想を終わらせていただきます。

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ここまでおつきあい頂きましてありがとうございました(*^_^*)

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